寂しい

母も帰って、ようやく普通の生活に戻ったんだけど、何故か寂しい。
堕ちてしまっているわけでもないし、心もとっても穏やかなんだけど、寂しい。
平穏な状態っていうのは、私にとって退屈なんだってことはわかるんだけどね。
そうしていると、子ども達がだらだらと過ごしていることに対して、怒りがＭＡＸになってしまった。

わぁ、私って刺激を求めてるのかなぁ・・・なんて思いつつ、怒りが爆発しすぎるのも、よくないので
「誰も入ってこないでね」とお風呂へ・・・・・・

風呂から上がっても、イライラは収まらず、のんびりの性格の長女に八つ当たり。
先に先に言われてしまい、長女は戸惑っている。
それが、目に見えるのに、言ってしまう・・・・・

長女が一人、寝室に入ったのを見計らって、
「怒ってごめんね。でも、お母さん最初は怒らなかったよね。
優しく言ってたよね。なんで怒ったかわかるよね。
○ちゃんも、一生懸命やってくれてるのに怒られたくないよね。
だから、やらなくちゃいけないことは、怒られる前にしようね。
お母さんも、○ちゃんのこと、怒りたくないからね。」

「うん」長女は笑顔で微笑んだ。

次女は、
「明日の参観日、お母さん来なくてもいい！！」なんて自分で言っておいて、収拾がつかなくなってしまって、私から、
「行かせて！！」ってお願いされるのを待っていて、ぐずぐず・・・・・

でも、そのぐずぐずが、私のイライラを増してしまう。
「ごめん、それ以上ぐずぐず言われると、お母さんまた怒ってしまいそうだから、今日は止めてね。
自分で言いたいことは自分で言わなくちゃあ、わからないよ。」
と洗濯物を持って、ベランダに逃げた。

「お・か・あ・さ・ん・　あ・し・た・き・て・ね」
窓越しに、次女の口が動く。
「うん」笑顔で大きくうなずく。

「ちゃんと自分で言えてえらかったねぇ～」
窓を開けて褒めてやる。
「口パクだったんだけどね」と嬉しそう。

今朝、母を送り出してから、誰とも話していないことに気が付いた。
もちろん、子どもとは話をするんだけど、自分のことは話していない。
子どもみたいに、私のこともわかってよって気持ちになってしまうんだよね。

寂しいって気持ちが、依存したくさせてしまう。
辛くも悲しくもないのに、すがりつきたい気持ちが生まれてくる。
嫌だなぁ・・・・・
いい加減、大人になりたいなぁ・・・・・
仕方ないので、久しぶりにアルコールでも飲んで、私の好きな仕事でもしよう。