ホストクラブ

一度でいいから、東京に行った時に、ホストクラブで遊んでみたいねという会話を友達とした。
偶然に、出張ホストというＨＰに出会った。
メインで使っているメールアドレスには、「出張ホストになりませんか？」というメールがよく届くものの、「出張ホストと過ごしませんか？」は届かず、そんな架空なもので、男性を釣っているんだと思っていた。

そしたら、偶然に拝見したブログの中で出張ホストの男性のＨＰを紹介されていた。
興味本位で、ＨＰを覗いたら、色んな雑誌にも取り上げられている有名なホストさんらしい。
料金についても詳しく書かれていて、おもわず見てしまった。
料金は、カウンセリングと変わらないくらい（笑）

優しい言葉でエスコートされて、女性としての魅力を引き出してもらえるのなら、カウンセリングと同じような効果もあるのかもしれないと思ってしまった。
真実か否かわからないけれど、多くの女性が利用しているように見えた。

そこに書かれていることが真実なら、束の間の幸せを味わいたくて利用する人もいるかもしれないと思った。
でも、その１回だけで、満足を得ることが出来るのだろうか、少し疑問だ。
束の間の幸せをお金で買う。
それは、永久なものではない。

どうせなら、本当にそんな男性とずっと一緒にいたいと思うのではないかと思った。
私だったら、偽りでも優しくされてしまったら、ずるずると深みにはまってしまうかもしれない、なんて思った。

その方の、裏サイトと称するＨＰには、デジカメで撮った風景写真がギャラリーとして飾ってあったのを見たとき、心惹かれた。
決して、上手い写真ではなかったけれど、自分の感性と重なった。
その人自身を撮った紹介写真よりも、その人が撮った写真を見て、こんな人なら一緒に歩いて、色んな景色を見てみたいと思った。

友達と、そんな風に話していても、ホストクラブに足を運ぶことはないだろう。
褒められるのが苦手な私が、男性に褒められたところで居心地悪くなるのも関の山だろう。
でも、居心地が悪くなることがなくなってしまうくらい、自分に自身が持てるようになれるのなら、悪くはないのかな、ふと思ってしまった。

でもこれは、表向きの私。
誰かに抱きしめられたい衝動を、認めて欲しい欲求を、そんな風に叶える事もありなのかなって、ふっと心をよぎった。
お金でもいいから、束の間でもいいから、埋めてしまいたいそんな気持ちも存在する。

ゴールデンウィークの疲れかな。
つまらないことを考えてしまった。
今日は、子ども達と一緒に、水族館に出掛けた。
数週間前も、違う水族館に出掛けたのだけれど、私のお気に入りはクラゲだった。
なんだか、あの姿に癒されてしまった。



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