今日は、岡崎市竜美丘会館で開かれた「家康公顕彰四百年記念シンポジウム」に
行ってきました。基調講演として直木賞作家の安部龍太郎さんが、現在、地方紙に
連載している「家康」について話をされました。
桶狭間の戦いから大坂夏の陣までの家康を書かれるとのことですが、
興味深かったのは、「江戸史観で見る歴史と当時の世界から見る歴史とでは、
日本の歴史の見方が違ってくる」との話と「信長は、直線的な人、秀吉は、多角的な人、
家康は、螺旋的な人」という話でした。螺旋的な人とは、時間と共に、上昇する人、
即ち、日本を平和の世にするという夢を持ち、忍耐力で辛抱強く待ち、
実現した人というお話には、肯けました。