バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

上勝町のみなさん、ありがとうございました!

2010年02月09日 11時11分49秒 | ゼロ・ウェイスト(徳島県上勝町でのこと)
今から一年前、
徳島県上勝町に取材で訪れた僕は、
これまでの人生で最高の衝撃を受けました。

上勝町では2020年までに、町から出るごみをゼロにしようという
ゼロ・ウェイスト運動(“ウェイスト”は「ごみ」更に「無駄」という意味があります)に取り組んでいます。
東京での暮らしを考えると絶対にムリだろうと思ってしまう「理想」と「夢」。
そんな「理想」を追い求め、「夢」を現実に変えるため
日々地道な取り組みを続ける人々に出会いました。

そこで僕が目にしたのは廃れた寂しい田舎町の姿ではありませんでした。
どんなに苦しくても希望を失わず歩み続ける人々、
静かでいながら歌や笑い声が絶えない暮らし。

一体この町は何をしようとしているんだろう?
この町の未来はどうなるんだろう?
もっと知りたいと思い、僕はその後も上勝に訪れるようになりました。。





あれから一年、
今回、上勝町で11泊12日のプチ生活体験をさせてもらいました。
大学時代からの親友・ケンちゃんの家に泊めてもらい、
新たに出会った親友・コウちゃんの写真展の手伝いをし、
色々な飲み会に参加して、たくさんの人と酒を酌み交わしました。

一人の友は大声で何度も僕の足りない部分を指摘し、
一人の友は涙を流しながら眠っていた僕の心に火をつけてくれました。
多くの人々の優しさにふれ、勇気と誇りを教わりました。
のんびりする暇は全くない、濃密な12日間。
おかげで自分の根っこをしっかりと確認できたような気がします。

これからは自分を豊かにするライフワークとして、
上勝町に通おうと思います。
そしていつか僕が感じたこの気持ちを多くの人たちに伝えられるよう、
ビデオカメラで撮影していこうと思います。

滞在最終日、ゼロ・ウェイストアカデミー・事務局長の藤井園苗さんにインタビューさせていただきました。

「ゼロ・ウェイストでどんな町を作ろうとしているんですか?」



この自然の中で人々が助け合い
身の回りにあるモノ
身近にいる人々を無駄なく生かし
大好きな人と過ごす“素敵な時間”を持てる町。
そんな町を作っていきたい。




上勝町のみなさま、
いろいろとありがとうございました。
東京に戻り感じたことは、
東京は以外と静かだということ。
この東京でもっとわいわいがやがやと、
歌と笑いが溢れるように、
もっと“素敵な時間”を増やしていけるように
一歩づつ歩いていこうと思います。



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