バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

苦言

2009年11月25日 03時58分10秒 | 日記
昨日、「傍聴マニア09」第9話がクランク・アップ。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
今回の番組ではスタッフ・キャストとも、新しい素敵な出会いが沢山ありました。
放送は12月17日、ご期待ください。


さて、僕は今年42歳の厄年。
この「42歳」という年齢には、
何かしら人生の転換期になりそうな要素があるように感じます。
この世界の見え方、感じ方が少し変わりそうな予感…。
第二の思春期?
いや、「思秋期」と言うべきでしょうか?
なんだかもの思いに耽ることが多い今日この頃です。

四十も超えるとあまり人から怒られることも無くなってきますが、
最近二人の人からこっぴどく怒られました。
一人は歯医者の先生です。
歯の激痛に耐えかねて駆け込んだ診察初日。



先生「はい、口あけて」
ニキ「(あーんと口を開けて)……」
先生「わ、なにこれ、ひどいなぁ。歯磨きしてないでしょ。わぁ最悪…」
ニキ「(いたい)…」

先生が金属の棒でカンカンと奥歯を突くと、激痛が走りました。

先生「やっぱり、痛いでしょ。ここ」
ニキ「(!!)」
先生「私の言うこと聞かないと大変なことになるよ~」

治療中はずーっと怒られっぱなしでした。
そして通い始めてからも、毎回怒られています。
ここまでしつこく怒るお医者さんに会ったのは始めて。
怒られると嫌な気分にはなりますが、
なにか信頼できそうな気がして、今でも通院しています。
おかげで今のところ痛みは治まり、
出かける時はいつも歯ブラシを持つようになりました。
先生、ありがとう。



そして、もう一人は遠く徳島に住む大切な友人。
前の仕事が終わったら会いに行くと約束していたのですが、
急遽仕事が飛び込んできて、行けなくなりました。
その後、日を改めて行こうと思っていたのですが、
またしても休みが取れず、その友人に謝りの電話を掛けました。

友人「オマエ、またそのパターンか…」
ニキ「スマン…」
友人「約束というものを何だと思ってる?」
ニキ「……」
友人「俺だったら例え一日でも、日帰りでもいいから約束は守る」
ニキ「……」
友人「言ったことに責任持てよ。だいたいお前はいつも大風呂敷広げる。責任持てないことを軽々しく口にするな!」

友人の一言が僕の胸に突き刺さりました。
「責任持てないことは口にしない」
それは自分としても気をつけているつもりだったのですが、
この歳になっても出来ていないことを改めて思い知らされました。



胸に突き刺さるような「苦言」を言ってくれる友。
そんな友に会いに、今から徳島上勝町に向かいます。