goo blog サービス終了のお知らせ 

田口圭二のブログ

右脳開発とNLPのプロフェッショナル田口圭二の、きのう・きょう・・そして・・あさって

「言葉は音だ」

2013-10-24 22:59:40 | Weblog

10月20日
天野祐吉さんが亡くなった。

天野さんは広告に対する
批評で有名な人です。

沢山のコラムを書いています。

その中に
「言葉は音だ」というのがあります。

例えば原発問題。
(賛否は別にして)

政治家や学者先生方が
どんなに沢山の言葉を並べて
論じても

地元に住む
80歳のおばあちゃんの一言

「原発はイヤだ」

このおばあちゃんの言葉の音、
この言葉の音の響きは

誰がどんな事を言っても
かなわない!!!!

政治家や学者たちが
言っている言葉は

単なる言葉の羅列。

そこには心に響いてくる
「音」が無い!!!

「音」は波動。
「波動」は振動。

おばあちゃんの言葉は
「波動」「振動」なんだ。

振動している
動いている

だからその振動が
相手に伝わる!!

相手の心に伝わる

ただ口先だけで言う。
ただ知識だけで言う。
ただ技術だけでいう。

何と空々しく
何と虚しく

何と悲しくさえ感じてしまう!!


「言葉は音なんだ」

激しい音
静かな音
大きな音
小さな音

嬉しい音
悲しい音
イライラする音
リラックスする音

ウキウキする音
落ち込ませる音

私たちはどんな言葉の音を
出しているのだろう??

相手を和ませる音?
相手を勇気付ける音?

相手を鼓舞する音?
相手を前進させる音?

その音は
あなたのどこから出ているの??


人生から?
知識から?

経験から?
信念から?

そうか、
それは喉から?

いや、それはきっと
「心」から!!!!


天野さんはあの世から
どんな言葉を送ってくるのだろう。

楽しみ・・・・。

「世界一周の船に乗船!!」

2013-10-17 13:21:08 | Weblog


わあ~、でっかぁ~い。

まずの感想!!

岸壁に停泊しているクルーズ船。

横に立つと船の全体像が見えない。
それくらい大きい。

乗船順番を待つ、
並んでいる人たちの年齢。

これこそ日本を代表する
団塊の世代、以上の年齢層。

秋だから仕方ない
紅葉??イヤイヤ。
高揚した顔の

若年高齢者??
初期高齢者
中期高齢者
後期高齢者。

若者ゼロ!!!

いよいよ乗船です。

とてもとても船の中とは思えない。

同時に数百人は食事が出来そうな
メインダイニング。

バスタブ付・シャワー・トイレ・洗面台
客室内も豪華!!

目隠しされて案内され
目隠しを取られたら・・・・。

え~っと、ここはどこかの一流ホテル??

そう思えてしまうほどの内装と施設。

さてさて
今日、伝えたいことは
船の豪華さではありません。

船内でのイベントについて。


イベントホール
これも船内とは思えないほど広いです。

2組の登場です。

最初はペルーの民族音楽。
民族衣装を身にまとい
二人で奏でる音色の
何と素朴な事!!!



目を閉じて聞いていると

アンデスの山々
ナスカの地上絵
マチュピチュの遺跡

そこは、もう、ペルーの世界!!

シンプル イズ ベスト。

心が安らかになります・・・・。

次はベリーダンス。

ご存じですよね??

セクシーな衣装で
お腹を出して踊る。

中東の踊り!!



テレビや映画では見たことは有りますが
実際に直ぐ前で観たのは初めてです。

これも感動ものでした。
大きな船が壊れるのじゃないかな!!

そう思えるほどの拍手の嵐です。

前回のブログの続きです。

人が感動するのは

「目の前の事に、一生懸命に
 取り組んでいる姿」にではないかな!!!

スポーツでも
音楽でも
学問でも
絵画でも

一流・一級と言われる芸術品。

それはどこかに
制作した人の魂が

「一生懸命さ」が表されている
からではないのかな??

勿論、その人なりの
「一生懸命」はあるでしょう。

色んな人が
色んな分野で
「一生懸命」に生きて

「魂を込めて、一生懸命に」
何かを「創りあげている」

にも関わらず
一流品・一級品にはなかなか成らない。

じゃあ、どこまでが
「一生懸命」なの???

どこがどう違うの??

と言われると・・・・・。

「スミマセン。よく分かりません」

としか言えない私がいます!!

最後にスミマセンをもう一つ。
世界一周の船には、乗りましたが
それは

停泊しているクルーズ船の
「船内無料見学会」でして

残念ながら、世界一周をしてきたわけでは・・・・・。

「この一瞬を楽しむ」

2013-10-09 13:43:30 | NLP

楽器店の片隅に
貼ってあった
小さなチラシに目が留まった。

「リー・オスカーライブコンサート」

世界的なハーモニカ奏者だ。

へぇ~!!
えっ、無料???
定員20名???
うそ、やろ???

明日。

あわてた自分がいる。

「すみませ~ん。店員さ~ん。
 これですが、まだ空きは有りますか??」

「ちょっと待って下さい。
 2席だけ空いています」

「た・た・たのみます」

私の大好きなカントリーミュージックにも
よく使われる楽器、ハーモニカ。

世界的な奏者のライブが無料!!!
無料ってことは、タダ。

こりゃあ、参加必須!!

声も上ずって当たり前だ。

さあ、当日。
開場30分前
一番乗り。

当然一番前の席。
かぶりつきに陣取る。

主催者の短い挨拶のあと

さあ、リー・オスカーの登場。

ジーンズにTシャツ。サングラス姿。
年の頃なら65歳くらいかな??

早速、演奏開始です。

フゥーーと吹く。

ひぇ~~!!!

最初の1音からして
プ・プ・プロの音だ。

音色が違う。
響きが違う。
優しさが違う。
強さが違う。

たった1音で
甘美なハーモニカの世界へと
導いていく!!!

マサに世界を股にかけて
仕事?をしている
プロの世界がそこにはあった。

激しい、スピードのある曲では
身体を揺らしながら
足で激しく床を叩きながら

スローな曲では
目を閉じて優しく
ハーモニカにキスでも
するかのように

もう絶品である!!!

涙である。

隣りのご婦人も
その隣のスーツ姿の紳士も

ハンカチで涙を拭く人
グスンと鼻水をすする人
泣きながら聞いているのが分かる!!


これが、例え1000万円もする
超高級オーデオシステムで聞いても
こんなには感動しないだろう。

なぜなら、そこには単に
「音楽としての、音、があるだけだから」
そう思える。

リー・オスカーの演奏を聴いてどうして涙?

彼の音に感動??
それも有り。

それよりも
沢山の聴衆が
涙したのは。

きっと
リー・オスカーの姿である!!

一心不乱に吹く姿。
音楽に没頭している姿。

イスが壊れるのではないかと思われるほどに
身体を大きく揺らし
身体を小さく小刻みに揺らし。

叫んでいる。
囁いている。

ハーモニカを通して
彼は何かを訴えている!!

その姿に感動し
涙した。

きっとそうだ。

その1音1音に
心を込めて

一瞬一瞬に
魂を込めて

そうやって生きている!!!

それが感じるだけではなく
それが直ぐ目の前で見える!!!

音・音色だけではなく
その音・音色が意味する
非言語。
演奏する姿。

この非言語・姿が
人を本当の意味で
感動させる!!

心から再認識させてくれた
リー・オスカー!!

ありがとう。

これだけの感動をもらってタダ??
そりゃあ、あんまりだ。

細やかなお礼に
彼のサイン入りハーモニカを
購入させてもらった。

これを見るたびに
この音色を聴くたびに

言語と
非言語の係わりの
大切さを思い出すだろう。

プロとして!!!