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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 レンタルバイクのマイクロツーリズムをアピール 1414

2023-06-16 08:26:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 レンタルバイクのマイクロツーリズムをアピール 1414

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ レンタルバイクのマイクロツーリズムをアピール 1414

 株式会社Full Throttle(フルスロットル、香川県観音寺市)は二輪車の販売・整備や四輪車の車検整備を行う従業員4人の企業だ。2014年に友枝正千(まさち)氏が先代社長で実父の茂弘氏から事業承継した。

 同社の近隣には、潮だまりの水面が鏡状になり、ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れる三豊市の「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」や、山頂に位置する本宮から瀬戸内海が一望できる高屋神社の「天空の鳥居」など近年インスタグラムなどで話題を集める絶景の場所がある。県内外から観光客が急増していたが、空港や鉄道の最寄り駅から目的地への便が悪いのが難点だった。

 そこで友枝社長は3年前から観光客向けレンタルバイク事業に着手。排気量50ccの原動機付き自転車を中心に10台弱のバイクを高松空港や高松丸亀町商店街などに配備、ヘルメットや保険付きでレンタル料金は1時間500円から、別料金で県内の乗り捨てやバイクデリバリーも可能にした。

 レンタルバイク事業は毎月平均20万円の売り上げを計上し、順調な出足をみせていたが、2020年4月の新型コロナ感染症による緊急事態宣言の発令にともなう移動自粛で国外はもとより県外からの観光客が激減。レンタルバイクの顧客が地域内で回遊することによる地域住民への感染不安もあり、積極的なPRも控えなければならない状況になってしまった。
 友枝社長は思い切ってレンタルバイクのターゲットを県内客に変更した。かつて通勤や通学、さらには余暇時間にもツーリングなどでバイクを利用したことがある40~50歳代の県内のリターンライダーに、地元や近隣での宿泊観光、日帰り観光などのマイクロツーリズムをアピールしようという作戦だ。コロナ禍の巣ごもりで溜まったストレスを発散するためのアウトドア需要もあるだろうと判断した。

 国の持続化給付金などを使って、排気量650cc、900cc級の大型二輪の新型モデルをレンタル車両に投入、レンタル台数を約20台に拡充した。2020年10月から11月に実施された国の「Go Toトラベル」キャンペーンで回復した観光需要もあり、「リターンライダー」中心のレンタルバイク事業は2020年8月から2021年2月までに約180万円の売上を計上。新規で二輪車購入を検討する客が練習用にレンタルを利用するなど将来の見込み顧客も発生した。

 二輪車販売は、若年齢層の二輪車離れやメーカーの販売網見直しなどで売り上げが減少している。友枝社長は今後もレンタルバイク事業を拡大。地域内の電車やバス会社、観光協会・主要観光地などとの連携を強化して体制の整備を図り、コロナ収束後に備えるつもりだ。

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 
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