牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

11月29日(木) 「ビジョナリー・カンパニー④」 

2012-11-29 06:38:46 | 日記

 ビジョナリー・カンパニーと比較対象企業の決定的な違いである基本理念を維持し、進歩を促すための仕組みとしての5つのカテゴリーが第5章~第9章で紹介されている。
 第5章は、「社運を賭けた大胆な目標」だ。

 本からの引用。「ビジョナリー・カンパニーが進歩を促す強力な仕組みとして、ときとして大胆な目標を掲げる。このような目標を、私たちは社運を賭けた大胆な目標(Big Hairy Audacious Goals)の頭文字をとって、BHAG(ビーハグ)と呼ぶことにした。、、、、、どの企業も目標は持っている。しかし、単なる目標を持っていることと、思わずひるむほど大きな課題に挑戦することの間には、明らかな違いがある。」

 「本物のBHAGは明確で説得力があり、集団の力を結集するものになる。強いチーム意識を生み出すことも多い。ゴールがはっきりしているので、目標をいつ達成できたのか、すぐに分かるようになっている。はっきりした目標に向かって全力を尽くすのは、気持ちがいいものだ。BHAGは人々の意欲を引き出す。人々の心に訴え、心を動かす。具体的で、わくわくさせられ、焦点が絞られている。だれでもすぐに理解でき、くどくど説明する必要はない。」

 「目標があればそれで進歩を促せるわけではなく、目標の達成にどこまで必死になっているのかも重要である。そして、BHAGと呼べるのは、その目標を達成する決意がきわめて固い場合だけである。」

 「、、、、何世代にもわたって、姿勢が一貫していることに注目したい。それぞれの世代に、優秀な経営者がいた。そして、シティコープの夢をつくったのは、初期の指導者であった。しかし、目標事自体が指導者を超えて生き残っている。そして、大胆な目標に向けて前進することが、企業に深く浸透した社風になっている。、、、、、、シティコープの歴代の経営者は、チェースの経営者とは違って、目標を達成する手段として主に組織の力に頼った。スティルマンは、後継者の育成と組織構造の強化に焦点を絞っている。」


 私の大きな目標は、イエス・キリストの喜びの福音を教会開拓する地域住民に、そして北海道に、日本に、世界に届けることである。そしてリーダーが変わっても変わらずに福音を届ける教会(組織)であり続けることができる後継者の育成、もっと言えばそのような仕組み作りをしていきたい。何よりもまずは地域住民に福音を届けるという目標の達成に対して決意を固めたい。