Good Luck  培倶人・・「幸運を祈る」! from morning till night

~バイクが好きな男の日々と何気ない今日の出来事~ ★朝から晩まで走り続けろ!★

ムルティのブレーキ周りの整備

2011年06月11日 | 整備
最近長距離を走ったせいか、ブレーキのタッチがよくない。
と・言うことでブレーキ周りの整備を開始!

何時ものとおり、ブレンボのキャリパーを外す。片方ずつ作業をするほうがいい、ローターにあてると傷がつくし。それにしても真っ黒です!


・横に見える2本のピンを抜くと、パット2枚は簡単に外れます。
・マスターシリンダー横の、ブレーキオイルタンクは蓋を開け、開放する(蓋を閉めているとピストンが手で押し込めない)
・キャリパーごと水の入ったバケツに漬けながら洗剤を入れゴシゴシ。
・ブレーキを握ればピストンが出てくるし、押せば入るので全体を綺麗にやわらかめの歯ブラシで洗浄です。
・シリコングリスをピストン全体に塗り、ピストンの動きを滑らかにする。

注・・・ブレーキを握りすぎるとピストンが飛び出てしまうのでほどほどに。

注・・・キャリパーを外したままにしてる時は軍手か靴下をかぶせよう(ローターを傷つけないように)

参考・・動かないピストンがあれば、2枚目の写真の工具があれば便利。


綺麗になりました。(これが4ポット・・ピストンの数です)




あとは、取り付け!外したときの逆にすればいいので簡単です。

参考1・・パットを取り付けるとき、なるべくピストンを押し込んだ状態で取り付けましょう。(隙間が少ないとローターにはめにくい)

参考2・・古いパットを再利用する時は、着いていたままの方向で、新品交換するときは、パットの角を面取りしましょう。必ずパットの裏側(ピストンが当たる部分)には鳴き止めグリスを塗る。


これでブレーキタッチは別物に蘇るのだが、できればブレーキオイルも新品交換がベスト。

私の場合、安物ですがエアーコンプレッサーに繋いで使うワンマンブリーダーを使います。
これがあれば、タンク内・ホース内のオイルを新品に交換しながら、エアー抜きも同時に出来るので誰でも簡単にブレーキ・クラッチオイルの交換が可能(負圧を利用しエアーを抜きながら吸い込む道具)

小さいバイクなら、なくても出来ますが、大変な労力と時間がかかるので・・・


上のタンクからDOT4のオイルを補給しながら、写真のキャリパーのニップルから抜く。
ボルトを緩めて抜きながら、オイルが綺麗に交換できたら締めて終了です・・・超簡単。


完璧です、蘇るブレーキタッチ、同じ様にすれば後輪ブレーキも、クラッチオイルも交換可能。

★★なぜ私が自分でするようになったのか?★★

以前ブレーキパットをあるショップで交換、見ているとただパットを交換するだけでした!これで工賃〇千円、うーん納得行かない・・と言うことでパットの交換から始まりました(楽しいし!)
ここまでやればブレーキ周りのオーバーホールに近く、本来の性能も発揮!
いくら高級なパットを付けてもピストンが固着していたら意味ないし!

ピストンのパッキンまで交換すればオーバーホール・・ショップに頼めばいくらかかるか?

★★作業に必要な道具・オイル・ケミカル★★

・エアーコンプレッサー
・ワンマンブリーダー
・メガネレンチ
・ピストンを挟む道具(内側から)
・ブレーキフルード(DOT4で十分、DOT5もあるがレース用で粘度も低すぎる)
・シリコングリス(ゴムパッキンを痛めない)
・バケツ・中性洗剤、ウエスなどなど