日本の競馬においては、競走馬の馬名はカタカナで、9文字以内と規定されている。したがってカタカナ表記を見ただけでは、その意味を測りかねる馬名も結構存在したりする。
ユラノトと言う名を聞いて、即座に小倉百人一首を思い浮かべる人はそうは居ないとは思うが、実はユラノトの馬名は、小倉百人一首に出てくる、
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな (曾禰 好忠)
の初句から命名された馬名なのである。母馬の馬名がコイウタ(恋歌)だと知れば、なるほど、その流れからか…… と納得できるのであるが。
この歌になぞらえて競馬を表現するとするならば、さしずめ、
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 馬の勝ち負け
とでも言ったところだろうか。
昨日のブログで、ちょいとばかしもったいぶって触れた、フェブラリーステークスで狙っている穴馬と言うのは、実はユラノト(8番人気)の事だったのである。
勝ち切るところまではいかなかったものの、何とか3着に入ってくれて、馬券も的中させて貰えたので、こうしてブログ更新させて貰っている次第ではある。
それにしても、1着、2着が1番人気、2番人気での決着となったため、配当的には何ともショボイ結果(払い戻し総額 15,550 円)となったものの、GI レースは当てただけでも嬉しい。
それとJRA史上初の女性ジョッキーのGI レース出走と言うことで、何かと話題ばかりが先行した感のある、藤田菜七子ジョッキーが騎乗したコパノキッキングも5着入線と掲示板に上り、そこそこ健闘したと言えるだろう。
2月17日(東京11R)フェブラリーステークス(GI )
1着 6 インティ (1番人気)
2着 3 ゴールドドリーム(2番人気)
3着 2 ユラノト (8番人気)
3連複 2-3-6 2,310 円(的中)
3連単 6-3-2 6,620 円(的中)