オーストラリアGPは三日目を向かえ、決勝を追えてい ます。 先日のセッションでは、午前・午後ともに王者セバス チャン・ベッテル選手(レッドブル)がトップタイムをマー クしており、バルセロナテストから開幕までの間にかな りの進化しているように見えます。初日は、 ■ レッドブル ■ フェラーリ ■ ロータス ■ メルセデス が速さを見せておりマクラーレンはマシンが暴れている 状態がありました。 そんな中、フォース・インディアがいいパフォーマンスを 見せていました。 そして、土曜日ですが曇天で、天候は崩れると言う予想 が出ていたのですが、フリー走行3では、セッションと中か ら雨に見舞われ、ウェットコンディションでのセッションとな なりました。フリー走行3はロマン・グロージャン選手(ロー タス)がタイムシートのトップに名を刻んでいます。 毎年、F1はレギュレーション変更が行われるのですが、 昨年のブロウンデフューザーの廃止や段差ノーズなどの 変更程おおがかりな変更はなく、今年は小幅な変更に止 まっています。 『 2013年レギュレーションの変更点 』 自然吸気V型8気筒 排気量:2,400cc以下 回転数:毎分18,000回転以下 バンク角:90° 重量:95kg以下 エンジン使用数:ドライバー1人あたり1シーズンに8基 そして、今年もピレリーがタイヤの説明動画をアップして いました。 ピレリ 2013年 F1タイヤ 今回のレースの舞台はアルバートパークサーキット なんですが、このサーキットはいつもは普通の公園なん ですが開催前にサーキットになる市街地コースになって います。 F1だと世界三台レースに数えられるモナコGPやスペ インで行われるヨーロッパGP。そして、ナイトレースのシ ンガポールGPとかもそうなんですが、こうしたコースは レースが行われていないので、通常のサーキットとは路 面状態が異なるのが特徴です。 そして、ピレリは、今回のオーストラリアのコース説明 をした動画をアップしています。 ピレリ : 2013年 F1オーストラリアGP 解説 さらに、フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)の解 説動画もYouTubeにアップされていました。 フェルナンド・アロンソ : 2013年 F1オーストラリアGP 解説 F1は3日目を向かえ、決勝が行われました。 金曜日は天候に恵まれたアルバートパークサーキットですが、 週末に向かって天候は大荒れ...。 土曜日にはスコールのような強烈な雨に見回れ、史上初の、 Q2,Q3を翌日に行うと言う展開になりました。 金曜日のセッションでは、午前・午後ともに最年少3連覇王者 のセバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)がトップタイムをマー クしており、ドライ=>ウェットにシフトした予選前のP3ではロマン ・グロージャン選手(ロータス)がトップタイムを刻んでいます。 荒れた予選ですが、2日目も雨の名残りがあり、ウェットでスタ ート!そして、決勝前に行われた公式予選では王者セバスチャン・ ベッテル選手(レッドブル)がPPを獲得し、フロントロウにはマーク・ ウェバー選手(レッドブル)が並び、開幕戦からレッドブルが盤石な 布陣で決勝を向かえる形になりました。 今回レースが行われるアルバート・パークサーキットですが、全 長は5.303km、決勝は58周(307.574km)で争われます。 公園の周回路などを利用した半ストリートサーキットで、普段サ ーキットとして使われていないため、路面は滑りやすくなっています。 また、コースから壁が近いため、比較的セーフティカーの出動も多 いです。 レース週末の序盤は路面が汚れており、その後、走行を重ねるご とに路面のグリップが増していき、クルマをセットアップする際は、予 選や決勝での路面状態を予測してセットアップする必要があります。 今年からDRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リアウイング) は、フリー走行と予選でも指定された区間DRSゾーンのみで使用が許 されます。オーストラリアGPでは、2カ所に設定されました。 ■ ホームストレート ■ 2コーナーから3コーナーにかけてのストレート です。 決勝では今年も前を走るクルマの1秒以内に近づいたときのみ 使用可能で、計測区間は1か所で、14コーナー手前となっています。 開幕戦の2日目に既に発生しているので、ご存知かと思いますが、 雨の場合はFIA(国際自動車連盟)が使用の可否を判断します。 ちなみに、2日目のセッションでは、DRSが使用不能だったのです が、エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)のマシンが DRSが機能してしまうトラブルが発生していました。 ピレリのドライタイヤには、 ■ スーパーソフト(赤) ■ ソフト(黄色) ■ ミディアム(白) ■ ハード(銀) の4種類あります。 その内 ■ スーパーソフト(ソフトタイヤ) ■ ミディアム(ハードタイヤ) がオーストラリアGPに持ち込まれます。 そして、こちらも予選で登場しているので開幕戦からお目見得とな りましたが 雨用タイヤは、 ■ ウェット(深溝タイヤ) : 青 ■ インターミディエイド(浅溝タイヤ) : 緑 となっています。エキストラウェザーな深溝タイヤや雨が多いときに利 用され、水の量が少ない場合に使われるのが浅溝タイヤとなります。 ちなみに、F1のドライヤイヤはトレッドパターンの存在しないスリック なので、路面の接地面積が広くなっている(一時このグリップ力を抑え る為に三本の溝が入っている事がありました。)のですが、F1のタイヤ は高温で解けてラバー(強烈な粘着剤のような状態になります。)で、 路面とのグリップを得ているのですが、雨の場合、水はけを必要とする ので、このタイヤは使えません。(冷えますし...。) その為、レインタイヤがあります。当然、市販車のタイヤというのはこ ういう状態のモノを使っていませんから、構造その物が異なります。 また、レース前にタイヤウォーマーをかけていますが、アレで温度調 整をやっています。これはGTカーのレースでもそうなんですが、物凄い 高温にしてグリップが発揮しやすい状態にしてあります。 単に布と言うのではなく、アレは特定の温度まで引き上げる構造の モノで、その温度で、グリップが変化します。(GTとかもそうですが...。) なので、タイヤだけを見ても通常の市販車とは結構異なります。 クォーションなどになった時にマシンを降る動作がありますが、あれ は路面とのミューを利用してタイヤに熱を入れています。昨年のシーズ ン引退されましたが、ミハエル・シューマッハ選手(当時メルセデス)が 走行してブレーキをかける仕草をクォーションの時に行うシーンがあり ました。アレは、ブレーキングの時の摩擦熱でグリップを回復させている やり方だったりします。 実はモーターっスポーツのタイヤと熱の奸計と言うのは結構繊細な モノがあります。 決勝を迎えた時点でも空には分厚い雲が佇むものの、気温は雨の 状態よりはよくなっており、 ■ 気温は18℃ ■ 路面温度は24℃ のドライコンディションとなっています。レース開始時は雨は止んだの ですが、午前中の雨で予選の時に載せたラバーが全部流れており、 タイヤに厳しいレース展開となりました。 フォーメーションラップが始まろうとしているのですが、ニコ・ヒュル ケンベルグ選手(ザウバー)は燃料システムのトラブルにより、スタート できないようです。予選前のセッションからトラブルの出ているマシンが あったのですが、決勝もいきなり波乱の幕開けとなりました。 フォーメーションラップを回るとグリッドにマシンが着きます。コースは 完全なドライコンディション。その中でスターとの瞬間を待ちます、 レッドシグナルが灯りブラックアウト!2003年シーズンの開幕戦の幕 が切って落とされます。 1コーナーを越えると、ポールスタートの王者セバスチャン・ベッテル 選手(レッドブル)が盤石なスタート。後方を突き放しにかかります。 スタート直後、マーク・ウェバー選手(レッドブル)のマシンが遅れ、7 番手まで順位を落とす中、フェラーリ勢が順位を上げ、 2番手:フェリペ・マッサ選手(フェラーリ) 3番手:フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) と浮上しています。さらに、オープニングラップの13コーナーでフェリペ・ マッサ選手(フェラーリ)をパスし、2番手に浮上します。 オープニングラップから、フェラーリの二台の二位争いが激しく順位 が入れ替わる展開に。 そして、3周目にDRSが利用可能になります。これは可変リアウイング で、リアウイングを横に寝かせることで、空気抵抗を減らし、ストレートス ピードを稼ぐと言う仕組みです。高速サーキットでは、リアウイングが寝 ているのですが、アレは、まさにストレートスピードを生かすセットだった りします。 フォーミュラーカーと言うのは市販の計自動車よりも300kg以上軽い のですが、速度が速度なので、ラバーでグリップするタイヤの力だけでは コーナーを曲がる事ができません。その為、空力パーツでダウンフォース を稼いでマシンを抑えつけている訳です。 この力というのは1トンとかあるのですが、こうした力によりオーバー ランすることなくコーナーを曲がれるわけです。コーナーでは威力を発 揮するこうした空力パーツですが、飛行機の翼と逆の効果のあるモノ がついている訳ですから、正面から後方に抜ける風の流れを変化させ ている状況にあると言えます。 この状況からすると、少なくとも抵抗値がグリップに転嫁されている とも言える訳です。そうなると、当然のようにストレートスピードは落ち てしまいます。 この状態でストレートスピードを発揮するのがDRSです。立っている ウイングが寝る事によって、空気抵抗が減るのでストレートスピードが 向上すると言うのが近年搭載された機構だたりします。 運動エネルギー回帰システムのKERSと言うのがあり、ブレーキを踏 むことでエネルギーがチャージされ、ブーストに利用できると言う機構 があります。今年はマルシャ(旧ヴァージン)も搭載され近代のマシン になった感じがあります。 この機構ですが、似たような構造が今のフォーミュラーニッポン(今 年からスーパーフォーミュラーに改名)でもブーストが効く構造が実装 されています。 これはチャージしてあれば自由に使えるのですが、対DRS用に前の 車が逃げる時に利用できたりします。 この機構ですが、市販車だとスズキのワゴンRのエネチャージも似 たような機構を実装しています。 4周目にルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)のマシンをキミ・ ライコネン選手(ロータス)がパスし4番手に浮上します。 そして、序盤の5周目。ジェンソン・バトン選手(マクラーレン)のマ シンがピットイン。ハード側のタイヤに交換してコースに戻っています。 フリー走行3でソフト側のタイヤ(スーパーソフト)をテストしている 状態があったのですが、10周程度でダメになっており、キミ・ライコネ ン選手(ロータス)は15周でダメになったとコメントしていました。 マシンのセットやアプローチがチームで異なるのででタイヤの状態 が変化する(ので、すべてのマシンがキミ・ライコネン選手のロータス のマシンのセットと同じ周回走れる訳ではありません。)のですが、ロ ータスは1.5倍位タイヤが保たれている印象でしたが、 ■ ソフト : 10周回前後 ■ ハード: 20周回前後 と言う感じに見えるフリー走行の内容でした。しかし、ピレリーによると 『 2ストップが最速 』 と言う事がシミュレーションから出ていると言う発表があり、可能なの かは謎(と言うのもピット回数が多くなるタイヤチョイスなので...。) なんですが、ハマれば速いようでした。 ただ、タイヤに厳しいコンディションなので、これが可能なのかどうか は謎です。 トップ逃げきりになるかと思われた、王者セバスチャン・ベッテル選 手(レッドブル)ですが、フェラーリのマシンが徐々にその背中を追いか けてきます。1秒以上あったマージンが6周目では0.7秒まで縮まります。 7周目には上位3台のマシンのタイム差は1秒未満となり射程圏内に 入ります。 徐々にピットに向かうマシンが増える中、8周目に王者セバスチャン・ ベッテル選手(レッドブル)がピットに向かいます。そして、ハード側のタ イヤに変更してコースに戻り、セクター2でファステストを更新しています。 上位陣では二番手走行だったフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)がピ ットへ向かいます。これによりフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) がトップに立ちます。 そんな中、キミ・ライコネン選手(ロータス)が驚異的なスピードでトッ プを走行するフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)を猛追し、0.4秒 後方まで迫ってきます。 そして、この後、両マシンが同時ピットイン。ともにハード側のタイヤに 交換してピットを安登にします、しかしピットで順位は変わらず、 7 : フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) 8 : キミ・ライコネン選手(ロータス) でコースへ復帰しています。 この段階での暫定トップはルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG) で、二番手もニコ・ロズベルグ選手(メルセデスAMG)とメルセデス勢の 1-2と言う状態になります。 3番手には、エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)、4番 手にはセルジオ・ペレス選手(マクレーレン)となっており、この4台はピッ トストップを行っていません。 セルジオ・ペレス選手(マクラーレン)はハード側のタイヤでスタートし たのですが、タイムが伸びず、順位が落ちていきます。 トップ3台のマシンは33秒台のタイム。その後方のタイヤ交換を行った グループは1秒速いタイムで追い上げてきます。 そして、12周目には、キミ・ライコネン選手(ロータス)が1:31.949の ファステスト記録しています。 13周目にトップのルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)がピットに 向かい、8番手でコース復帰をしています。この直後、ニコ・ロズベルグ選 手(メルセデスAMG)もピットに向かっています。 これで今年、F1復帰したエイドリアン・スーティル選手(フォース・インデ ィア)が暫定トップに立ちます。 この後、5番手のキミ・ライコネン選手(ロータス)までが5.3秒に収まる 大接近戦が展開される事になります。 エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)はタイムが上がら ないので、皇族のタイム差がどんどんなくなっていきます。 そんな中、二回目のピット作業に向かうマシンが出ています。 21周目フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)がピットへ向かいまし た。アンダーカットです!! ミディアムタイヤを装着して7番手でコースへ戻りました。 21周目王者セバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)のマシンの挙動 が怪しくなって来ます。タイヤが厳しいようです。 21周目、トップのエイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)と 王者セバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)が同時ピットイン。 エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)が6番手、王者セバ スチャン・ベッテル選手(レッドブル)が7番手でコース復帰しています。 アンダーカットで早めにピットインを行ったフェルナンド・アロンソ選手 (フェラーリ)はピット作戦で順位を上げています。 トップはフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)。しかし、この後方からキミ・ ライコネン選手(ロータス)が追い上げてきます。 23周目、王者セバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)がエイドリア ン・スーティル選手(フォース・インディア)をオーバーテイクして6番手に 浮上します。 その後、トップだったフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)がピットインす るとキミ・ライコネン選手(ロータス)がトップに立ちます。4番手のフェル ナンド・アロンソ選手(フェラーリ)が31秒台のスーパーラップで追い上げ る中、トップのキミ・ライコネン選手(ロータス)もほぼ同タイムで逃げてい きます。 そして、25周目、パストール・マルドナルド選手(ウィリアムズ)がグラ ベルにハマりリタイアとなっています。そしてこの区間にイエローフラッグ が出ます。 そして、ニコ・ロズベルグ選手(メルセデスAMG)のマシンにもギアボッ クストラブルが発生し、マシンをコース脇に止めています。 30周目、3番手のフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)とその前を いくルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)とのタイム差が縮まってい きます。 31周目、タイムは殆どなくなり、ルイス・ハミルトン選手(メルセデスAM G)のマシンはフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)の射程圏内に入り ます。 フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)が3コーナーでルイス・ハミル トン選手(メルセデスAMG)に仕掛けますが、ポジションを守ります。 その後もバトルは続き、フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)は猛 プッシュをかけます。 13コーナーへのブレーキングでフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) がアウト側から抜こうとしたものの、ルイス・ハミルトン選手(メルセデスA MG)が順位を守ります。 しかし、その直後フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)がルイス・ハ ミルトン選手(メルセデスAMG)をオーバーテイクしています。 この直後、ルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)はピットインしてお りハード側のタイヤの切り替えています。 他のマシンがピットか位数を重ねる中、ロータスのマシンはたった一度 しかピットインしていません。後にショートで二度繋ぐ作戦なのか?それと もピレリの言う 『 最速の2ストップ作戦 』 が完全に行えるのか? と言う感じになってきました。 そんな中、トップを行く、キミ・ライコネン選手(ロータス)のマシンのペー スが落ちてきません。32周目は1分31秒8で、この周は最も速いペースで走 っていました。 2番手に順位を上げたフェルナンンド・アロンソ選手(フェラーリ)が見え ない背中を追いかけるようにスーパーラップで追い上げていきます。 赤い羽根馬は翼を広げ、漆黒のマシンを追いかけます。そして、34周回 目では、1:30.836を記録しています。 キミ・ライコエン選手(ロータス)はまだピットインしなくてはならないの ですが、その差は15秒。 どのタイミングで入るかで勝負が分かれる可能性がある感じです。 そして、34周目にキミ・ライコネン選手(ロータス)がピットへ向かいました。 アウトラップのタイムで順位が入れ替わる可能性のある時間になりまし た。猛プッシュで驚異的なタイムでアウトラップで駆け抜けるフェルナンド・ アロンソ選手(フェラーリ)が駆け抜けます。 ピットでは、キミ・ライコネン選手(ロータス)がミディアムタイヤを装着し て、コースに戻っています。残り周回からすると、2ストップの可能性が出て きました。キミ・ライコネン選手(ロータス)は暫定5番手でコースに復帰して います。 スーパーラップでマージンを稼ぐフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) が37周目に入ったとき、フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)がピットインし、6 番手タイムで復帰しています。 ここで、エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)が3番手を走行 しています。もう一度ピットストップがありますが、上位で駆け抜けています。 トップのフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)31秒台のタイムで駆け抜 けていますが、キミ・ライコネン選手(ロータス)も後方から31秒台のタイムで 追い上げています。 38周目に王者セバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)がピットへ向かい ました。これで 1:フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) 2:エイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア) 3:キミ・ライコネン選手(ロータス) となりました。 39周目フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)がスーパーラップを叩き 出すもその後方でソレに匹敵するスーパーラップをキミ・ライコネン選手(ロ ータス)が叩きだしている為、1周あたりコンマ2から3秒ずつしか差を広げら れていません。 この段階での両者のタイム差は14.7秒です。 そして、フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)はもう1回ピットストップを残 しています。 そして、その最後のタイヤ交換の為にピットへと向かいます。 この段階で再び、エイドリアン・スーティル選手(フォーウ・インディア)がト ップに立ちます。 ピット作業を終えたフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)はキミ・ライコ ネン選手(ロータス)の後ろ、3番手でコースへ復帰しています。 40周目王者セバスチャン・ベッテル選手(レッドブル)がルイス・ハミルトン 選手(メルセデスAMG)を抜いて4番手に浮上しました。 3番手走行のフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)の猛追が続き、7秒 以上あったタイムを5秒台まで縮めます。 ルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)が3度目のピットストップを行い、 ミディアムタイヤでコースに戻っています。プランBと言う事は、もしかしたら、 メルセデス勢はロータス同様2ストップ作戦を選んでいたのかもしれません。 追い上げるフェルナンド・アロンソ選手ですが、42周目にキミ・ライコネン選 手(ロータス)がこのラップでフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)のタイム を上回り差を広げています。 そして、その翌周にはエイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア) をオーバイテイクし、キミ・ライコネン選手(ロータス)がトップに立ちます。 44周目フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)がスーパーラップ!キミ・ラ イコネン選手(ロータス)との差を一気に2秒縮めます。これによって、その差 は4.5秒となりました。 翌周にはついにエイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)の背後 につきます。 46周目、DRSでエイドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)を追い 抜こうとしますが、エイドリアン・スーティル選手(ドースインディア)が順位を 守りますが、二つ目のDRSゾーンでフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ) が前に出ます! 後方から追い上げたいフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)ですが、 この後、キミ・ライコネン選手(ロータス)がまさかのペースアップ。 二番手のフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)との差を広げていきま す。 47周目エイドリアン・スーティル選手(フォースインディア)がピットインし、 スーパーソフトを装着し、5番手でコースへ戻ってます。 トップ快走中のキミ。・ライコネン選手(ロータス)の独走体制が出来上が りつつある中、それを追いかけるフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)。 その後方では5番手争いが発生しており、タイヤを交換したエイドリアン・ スーティル選手(フォースインディア)にルイス・ハミルトン選手(メルセデス AMG)が0.4秒差まで近づきます。 51周目に3コーナーでルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)がエイドリ アン・スーティル選手(フォース・インディア)に仕掛けましたが、エイドリアン・ スーティル選手(フォース・インディア)が順位を守りますが、9コーナーでエイ ドリアン・スーティル選手(フォース・インディア)を抜いてルイス・ハミルトン選 手(メルセデスAMG)が5番手に浮上しました。 その後、エイドリアン・スーティル選手(フォースインディア)はマーク・ウェ バー選手(レッドブル)にも抜かれています。 その後もキミ・ライコネン選手(ロータス)のマシンが驚異的なスピードで トップ快走をする中、フェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)がおいかける展 開となります。 しかし、このマシンの速さは圧倒的で終盤になっても衰えを見せるどころか 速さを増していくようです。 ファイナルラップ。アルバートパークを切り裂く漆黒!金色の光の帯と赤の 奇跡がその場所を過ぎ去る。立ちこめるエキゾーストが観客の心に呼応し、 その咆哮を響かせる。 なめらかにそしてすると区その漆黒が描く奇跡は、その始まりの場所へと 突き進む。 漆黒のシグナルとともに振られるチェッカー。その場所に漆黒の風が吹き 抜ける。 白きコントロールラインを漆黒のマシンが切り裂きすべてが決まった。 優勝はキミ・ライコネン選手(ロータス)復帰から18戦連続入賞の記録と ともに、開幕戦を制しました。 2位はフェルナンド・アロンソ選手(フェラーリ)、3番手は王者セバスチャ ン・ベッテル選手(レッドブル)とポディウムは歴代王者が顔を連ねる形にな りました。 4位にはフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)、5位にはルイス・ハミルトン選手 (メルセデスAMG). 6位にはマーク・ウェバー選手(レッドブル)、7位にはエイドリアン・スーテ ィル選手(フォース・インディア)。 8位には、ポール・ディ・レスタ選手(フォースインディア)、9位にはジェンソ ン・バトン選手(マクラーレン)、10位にはロマン・グロジャン選手(ロータス) となっていて、ポイントを獲得しています。 また、2-4フィニッシュとなったフェラーリはコンストラクターズでトップと なっています。 【 オーストラリアGP決勝 】 1 K.ライコネン選手(ロータス) 1:30:03.225 2 F.アロンソ選手(フェラーリ) +12.451 3 S.ベッテル選手(レッドブル) +22.346 4 F.マッサ選手(フェラーリ) +33.577 5 L.ハミルトン選手(メルセデスAMG) +45.561 6 M.ウェバー選手(レッドブル) +46.800 7 A.スーティル選手(フォース・インディア) +1:05.068 8 P.ディ・レスタ選手(フォース・インディア) +1:08.449 9 J.バトン選手(マクラーレン) +1:21.630 10 R.グロジャン選手(ロータス) +1:22.759 11 S.ペレス選手(マクラーレン) +1:23.367 12 J.ベルニュ選手(トロ・ロッソ) +1:23.857 13 E.グティエレス選手(ザウバー) + 1Lap 14 V.ボッタス選手(ウィリアムズ) + 1Lap 15 J.ビアンキ選手(マルシャ) + 1Lap 16 C.ピック選手(ケーターハム) + 2Laps 17 M.チルトン選手(マルシャ) + 2Laps 18 G.ヴァン・デル・ガルデ選手(ケーターハム) + 2Laps [リタイア] D.リチャルド選手(トロ・ロッソ) N.ロズベルグ選手(メルセデスAMG) P.マルドナード選手(ウィリアムズ) [未出走] N.ヒュルケンベルグ選手(ザウバー) F1は通常隔週放送なんですが、開幕戦の次のマレーシアGP は、ダブルヘッダー。オーストラリアGPの興奮冷め止まぬまま、 連続して開催となります。 予選は今週金曜から始まります。 マレーシアのではどんなドラマが繰り広げられるのか注目で す。 |
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