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野中大樹氏  

2022-12-05 00:42:42 | 文化

>東洋経済オンライン   >「地縁血縁」から解放された日本の残酷な結果 自由恋愛や友情に熱狂できた時代は終わった   >野中 大樹 の意見 - 7 時間前   

>戦後、ネガティブに語られてきた「血縁、地縁、会社縁」。   

 

序列社会内の相互扶助に対するネガティブな面が語られたのですね。   

 

>だが、そこから「解放」されたことで孤独に陥る人もいる。   

 

そうですね。義理と人情のこの世界に決別して、孤独に陥ったのですね。

義理とは私的序列関係から生じる義務のことであり、人情は私意・我儘・身勝手の事でしょうね。    

 

>内閣官房孤独・孤立対策担当室の有識者会議メンバー、石田光規氏に聞いた。   

>一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人はいない孤立状態に誰もが陥りうる。  

 

義理のない人達の集まりですね。   

 

>──コロナ禍で孤独・孤立に陥る人が増えました。   

>不要不急の面会や会食は控えよといわれ、人々は「それでも会うべき人」と「とくに会う必要のない人」を選別した。   

>つまり「人間関係の棚卸し」を実行した。   

>会うべき人として選ばれた人もいれば、選ばれなかった人もいる。   

>孤独感にさいなまれる人が続出するのはある意味で当然だ。   

 

そうですね。黙っていても与えられる社会は終わりましたね。これからは、求めよ、さらば与えられんの西洋式社会ですね。      

 

>ただ、コロナ禍は人間関係の希薄さを表出させたといったほうが正しく、それ以前から孤独・孤立問題は深刻化していた。   

 

義理も人情もない社会ですね。   

 

>「解放」と「剥奪」の2つの文脈   

>──NHKスペシャル「無縁社会〜“無縁死”32千人の衝撃」が放送され、身寄り頼りなく孤独死していく人の急増ぶりが脚光を浴びたのは2010年でした。   

>いかにも無残な時代が到来したかのように報じられたが、「一人」という言葉には「解放」と「剥奪」の2つの文脈があることを、まず押さえておく必要がある。   

>血縁、地縁、会社縁といった伝統的紐帯(ちゅうたい)からの解放は、戦後日本の目標の1つだった。   

 

序列社会からの解放ですね。   

 

>しがらみから逃れるために、一人になれる社会を志向した時代もあったのだ。  

 

そうですね。個人の独立志向ですね。   

 

>血縁からの解放は、人々、とくに家父長制的な空間で「ケアの役割」を強いられていた女性を解き放った面がある。   

>地縁からの解放は、農村の閉鎖的な空間を「民主化」という名目で破壊し、人々が自由に生きられるようになったとされた。   

 

これは序列的相互扶助の打ち切りになりますね。   

 

>会社縁からの解放は、経済成長時代に「24時間戦えますか」とテレビCMにあおられながら生きていた企業戦士たちに「人間らしい」生活をもたらすことが必要だという文脈の中で叫ばれた。  

 

これは社畜の解放になりますか。    

 

>伝統的紐帯からの解放の流れは、人間関係の形が変わっていく過程でもあった。  

 

そうですね。序列制度は伝統的紐帯になっていましたね。      

 

>わかりやすい例が恋愛と友情だ。   

>「自由恋愛」という新しい風   

>──人間関係作りが自由になった。   

>1980年代前半まで恋愛と結婚はほぼイコールで、誰かと付き合うことは結婚を前提としていた。   

 

そうでしたね。みだらなお付き合いは許されませんでしたね。   

 

>そこへ吹き込んだのが「自由恋愛」という新しい風だ。   

>1980年代後半から1990年代前半にかけ、テレビでは恋愛をモチーフにしたトレンディードラマが大流行した。    

>真の友達や友情という考え方が広がったのも1980年代以降。   

>町内会長や会社の上司といった付き合わざるをえない関係性から解放された人々は、心から信頼できる友達を自ら選べるようになった。   

 

義理の付き合いから解放された人々はラッキーでしたね。   

 

>『週刊少年ジャンプ』が空前の部数を出し始めたのは1980年代以降のことで、マンガのテーマとなるのは「友情、努力、勝利」だった。   

>80年代という時代は、血縁、地縁、会社縁からの解放が楽観的に語れる時代だったといっていい。   

>──楽観的には語れなくなったと。   

>風向きは変わった。   

>バブルが崩壊すると、楽観的な空気は影を潜めた。   

>非正規雇用が増えて格差は拡大。  

 

非正規雇用は序列社会の発想からの決別でしたね。   

 

>結婚したくてもできない層が膨らんだ。   

>男女ともに生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)が5%を初めて超えたのは1990年代だ。   

>千葉県松戸市の常盤平団地で、一人暮らしの59歳男性が白骨化した遺体で見つかるという衝撃的なニュースが流れたのは2001年だった。   >同団地では翌2002年にも50代男性が、こたつに入ったまま亡くなった状態で発見され、「孤独死」が大きくクローズアップされた。 

 

これは序列社会における相互扶助の破綻ですね。    

 

>──なぜ団地だったのでしょう。   

>戦後日本の経済成長モデルが関係している。   

>都会に工業地帯をいくつも設け、郊外には社員や家族が暮らす団地を濫造した。   

>団地でも盆踊りや運動会が行われた時期もあった。   

>しかし、その子ども世代は団地から出ていった。   

>都心の大学や職場に通うには不便だからだ。   

>団地には高齢者が残され、孤独死が見られるようになった。   

 

団地内にある限界集落でしたね。    

 

>経済合理性だけで都市を形成してきたことの残酷な結末が、団地には象徴的に表れている。   

 

我が国の伝統的な序列社会の相互扶助が破綻していますからね。   

 

>──地方では過疎化が深刻です。   

>都会に人が集められたことで、地方の山村は不条理に見舞われている。   

>限界集落を通り越して、リアルに消滅する集落が出てきた。  

 

土地が人間を生かす時代は終わったのですね。今は企業が人間を生かしている。だから、地縁に基づく集落は消滅しますね。         

 

>私が実地調査をしてきた静岡県の山村でも1つの集落が消滅するほど過疎化が進み、総合病院の存続問題が持ち上がった。   

>病院の維持にはコストがかかる。   

>急病患者はドクターヘリで都市部に運ぶことができるのだから病院は閉鎖したほうが合理的だという議論になった。   

>まさに「選択と集中」だ。   

>町のサービスが合理性の理論の下で縮小されていく中、ある住民はこう口にした。   

>「生まれ育った故郷に住みたいと願うことが、そんなにぜいたくなことなのか」。   

 

故郷に住むということに金がかかるという事であれば、それは贅沢ということになりますね。 我が国の水も安全もただの時代はすでに終わった。  

 

>私には忘れられない言葉だ。   

>日本は世界トップクラスの経済先進国にはなったけれど、本当の意味で豊かになったのだろうか。   

 

日本はすでに土地中心の時代ではなくなったのでしょうね。    

 

>自由は残酷な結果をも招く   

 

自由とは意思の自由のことである。ところが日本人には意思がない。だから、日本人の自由にも意味がない。その結果、不自由を常と思えば不足なしの生活をしている。これが残酷物語となる。   

 

>──内閣府の調査では現役世代でも孤独を感じる人が増えています。   

>意外な結果だった。  

 

序列制度はもたれあいの制度ですからね。序列の紐帯が断ち切られると孤独は避けられませんね。    

 

>これまで孤独や孤立は高齢者の話だったが、働き盛り世代にまで広がっている。   

 

そうですね。孤独は個人主義に不慣れなためでしょうね。    

 

>要因の1つは未婚化が進んだことだろう。   

>結婚のデータは国が結婚を推奨しているように受け取られかねないため通常は公表しない。   

>今回公表したのは、結婚自体が格差化し若い世代を孤独に追い込んでいる傾向が見られたからだ。   

>血縁、地縁、会社縁から解放され、自由にはなった。   

 

人々は義理から解放されましたね。    

 

>しかし自由は残酷な結果をも招く。   

 

自主・独立の気風のない人間には自由にも意味がありませんね。    

 

>働き盛り世代にまで孤独感が広がる現実をどう受け止めたらいいか。 >真剣に考えるべき時だ。   

 

そうですね。ひとりひとりが真剣に考えるべき時ですね。    

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英文法にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 

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