「小金井駅空襲から79年」を振り返る、高橋秀雄さまの絵本です。
発行者は「憲法9条-世界へ未来へ連合会(9条連)」。
90歳の明子おばあさんは、 ラジオ体操に出かける曾孫を見送ったあと、
青空に光る飛行機を見ます。
バリバリバリバリと飛行機の爆音が聞こえ、驚いて子どもたちの背中を見ますが大丈夫です。
ほっとしたそのとき、10歳頃に見た光景が、目の前に現れました。
空襲にあった宇都宮から新潟に疎開しようと汽車に乗っていた明子一家。
小金井駅で、列車がグラマンの機銃放射を受けます。
明子は逃げる途中、グラマンの飛行士と目が合います。
小金井空襲は明子にとって忘れられない出来事だったのに、
しばらくの間、小金井空襲を語る人がいませんでした。
それは、小金井空襲がポツダム宣言受諾後の出来事だったから……
こんなことがあったなんて、はじめて知りました。
日本中の他の地域でもあったのでしょうか。
語り継ぐことの大切さを教えてくれた絵本でした。
高橋秀雄さま、ますますのご活躍を!
小児神経学会オンデマンドを続けて聞いているが、どれも面白い。
秋田市の小児科談話会でも、「学会のオンデマンドいいですよね」というご意見を聞いた。
知らない分野を聞けるというのはほんとうにありがたい。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
胸に迫ってくる作品でした。
個人の胸にしまってあるだけの体験って、まだまだありそうな気がします。
私も語り継ぐものを持ちたいです!