川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

ポスト・ジーコ2

2006-04-16 22:38:44 | サッカー
一昨日あたり、日本代表・五輪代表の次期監督候補などの話がスポーツ紙などを賑わしていました。何でも、五輪代表は現状では日本人に任せたいという意向を有しているのだとか。

日本代表については、ユニフォームサプライヤーと160億円というビッグディールを締結したそうですし(欧州だとビッグディールを取りまとめるのは大抵がクラブチームですけれど、日本の場合は代表チーム。これを望ましいと見るか望ましくないと見るかは微妙かと思いますが…)、呼ぶ気になればそれ相応の監督は呼べるような気もします。
まあ、それなら提携している海外の有力チームとの輪を広げて、有望な日本人選手の受け入れとかしてもらえるようにした方が長い目で見ればいいんじゃないかという気もしますが。
ハリー・キューウェルとリーズ・ユナイテッドのように。

で、まあ、以前、ポスト・ジーコでは…
1.若手育成が優先となるだろうから、それができる人
2.アウェーの試合の重要性を理解し、実践できる人
がいいのではないかな~と考えていました。その考え自体は今も同じ。

で、一部の新聞などにあがった名前も踏まえつつ、継続でいくのか、変革でいくのか、その人物はどうなのかをちょっと考えたりしました。

継続路線:ジーコのやり方を踏まえ、個人主義重視を続ける。というかブラジル路線という方が正しいかも(笑)
トニーニョ・セレーゾ:ジーコの兄弟分なので前任者が残していくという可能性はありそう。前任者と異なり、監督経験があり日本の文化も理解している。また鹿島ではそれなりに若手も育てているので悪い選択肢ではない。
ドゥンガ:一応監督をしているらしいことと、ピッチ上の監督として磐田を強くした実績を踏まえて。闘争心という点では誰にも負けないでしょうけれど、指揮官として今のところ成功できていないのが難点か。
オズヴァルド・アルディレス:ブラジル人ではないですけれど、似たようなものなので。個性尊重・フェアプレー尊重の人格者で嫌われることはなさそう。ただし、サッカーが奇麗すぎて巧くいかないかも…
カルロス・アルベルト・パヘイラ:大穴としてワールドカップ優勝監督になれなかった(笑)場合に彼。

変革路線:個性重視で無秩序なサッカーは勘弁ならん、規律に立ち返ろうという考え方。
アルセーヌ・ヴェンゲル:日本サッカー協会の待ち人。組織重視で華麗なパス回しができるので待望論も一番強そう。ただし、アーセナルとの契約を破棄するとは思えず、最低でも2年後からと思われる。
日本があくまでヴェンゲルを狙う場合も08年からでこの場合、繋ぎでフランス人が入ることになると思われ…
で、フランス勢として
オマール・トルシエ:改名した前監督(笑)。規律重視の最先鋒。気になる選手はすぐ試す、実績より調子重視はジーコとは正反対。ジーコが不満ならもう一度彼でもいいんじゃないの?
レイノー・ドヌエ:フランス人だと彼あたりが来ることも。ラ・レアルを強化し、シャビ・アロンソやニハトを覚醒させた点が好印象。性格が分からないので、その点で難があるかも。フランス人だしね。
ジャック・ルメール:トルシエの師匠。ワールドカップ後にはチュニジア監督を離れるでしょうし、アリかも。
フランス以外だと
ボラ・ミルティノビッチ:現在何をしているのか知らないのですが、決勝T請負人なだけに(中国ではさすがに無理でしたが、あのチームを本大会に連れてきただけで立派)、可能性はあり。サッカーは多分日本人受けしないでしょうが。
イビチャ・オシム:ピッチの革命家オシム。健康面に不安がなければ彼が一番現実的で理想的。90年のユーゴ代表でピクシーやボバンを連れていたのだし。個性と組織を高いレベルで調和させそう。それに彼なら何を言っても(ジーコと違う意味で)許される。
アンゲル・ヨルダネスク:ピンと来ないですけれど、某夕刊紙で名前が上がっていたらしい。94、98のルーマニア代表監督。ベテラン尊重型なので現状維持路線?
ドラガン・ストイコビッチ:彼の名前も別の某夕刊紙に。指導者としての経験がないのがジーコと同じでその点に問題。彼は表向きで裏でオシムとかなれば理想的ですが、それを認めるほどピクシーのプライドは安くないでしょう(苦笑)
ハビエル・アギーレ:99.9%ないでしょうけれど、オシムさんがダメなら個人的にイチオシなのはこの人。メキシコ代表で02年のベスト16。その後スペインに渡り、弱小オサスナを確実に強化しています。組織OK個人OK、クラブOK代表OKと日本代表監督に必要なほぼ全ての資質を備えています(オシムほどのカリスマはないですが)。しかも今なら安い(笑)。
日本人路線:その名の通り。
西野朗:現状一番手は彼でしょうか。指揮官として大分幅が出てきました。若手の使い方も大分巧くなってきましたし…GKを見る目にはやや疑問ありですが(苦笑)
岡田武史:既に代表を率いている経験もあるのが大きい彼も有力ですね。一度完成させたチームを壊し、更に発展させようとしている段階で頓挫中という印象。ガンバがまだ完成していないことを考えると、実は西野さんが上で岡ちゃんが下とは言えない気もします。

とりあえずこんなものですかね。この中から出てくるのか、それ以外から出てくるかは分かりませんが、まあ、残り物でも探せば掘り出し物はいそうなので慎重に選んでもらいたいものです。

ところで、五輪代表監督についてですが、これに関しては現在のジーコ体制の二の轍を踏まないでほしいと思います。山本さんとジーコとでは志向するスタイルが違う結果、ほとんど若手が顧みられないという結果になってしまいましたので。
五輪代表監督は代表監督とほぼ同じビジョンを持つ者であるか、あるいはトルシエのように兼任でもいいんじゃないかという気がします。とりあえず先に五輪代表監督を決めて、その後また別個にA代表の監督を決めるというのだけは勘弁してほしいというのが正直なところです。
日本人なら反町氏あたりが有力とのことですが、サッカー協会内部路線で意外な人がなるケースもあります。果たしてどうなるでしょうか。

石油王、牢獄で襲われる

2006-04-16 21:32:26 | 日々のニュース
独裁体制であれば、往々にして情報封鎖などがなされるのが普通。中国なんかでもグーグルが検閲に参加していたりするとか言論統制がなされているとか、歓迎すべきでない話などを見聞きしたりしますよね。
中国ほど親しみがないですが、少し前までベラルーシの大統領選挙でゴタゴタが起きておりました。結局、ウクライナのような大規模な民主運動には繋がらなかったですね。

で、今日は民主化されていると(一応)言われているものの、情報統制が結構あるのではないかというロシアでのお話。
大富豪にして、ユコスの社長。しかるにプーチンと対立してしまって脱税疑惑で逮捕され、現在は服役しているミハイル・ホドルコフスキーが獄中で他の受刑者に襲われて負傷したのだとか。

ホドルコフスキー氏の弁護人は「これは暗殺未遂だ」と当局による陰謀をちらつかせていますが、一方の当局は「若い受刑者と口論して鼻をひっかかれただけだ」とコメントしているのだそう。

これではどっちが本当か判別のしようがありません…
いや、あるいは引っかこうとした若者の爪には猛毒が塗ってあったりしたのでしょうか。そう考えれば全ての辻褄が合う。謎は全て解けた。事は極めてシンプルなのだよワトスン君…
そこまで思いを至らせるくらいでなければプーチン政権の本質には迫れないのかもしれません(苦笑)。

一時期は17人でロシアの70%の富を有しているなんて言われていたオリガキーもプーチン政権の圧力の前に大半が頓挫してしまったようで、ホドルコフスキーもそういう一人になってしまったんでしょうね。今回の事件が本当に暗殺未遂だったのか喧嘩だったのかは分かりませんが、彼は刑期を終えて亡命するまでは暗殺の恐怖に怯えなければならないんでしょうね。ロシアは死刑廃止国だけれど、代わりに暗殺が横行しているなんて話も聞きますしね~。

そういえば、ロマン・アブラモビッチにしても、チェルシーを買い取った意図は亡命の理由づけなんかではないかと言われたりしていましたが…
以前経済誌(ダイアモンド?)にはアブちゃんはユダヤ系なんでプーチンは手を出さないだろうとか書かれたりもしていましたけれど…
利用されているかもしれないチェルシーのサポはというと、「俺達ゃチェルシーが強ければそれでいいのさ。金がどこから出ているかなんて気にしないさ」なんて歌っているのだとか……


ところで、日本では受刑者同士が喧嘩して一方が負傷したなんて話はあまり聞きませんが、外国(特にアメリカ)では往々にしてそういう話がありますね。アメリカでは受刑者なんかが普通に書斎をもっていたりする場合もあったりして、このあたり受刑者の権利がかなり認められていると言えるのかもしれませんが、逆に権利を認めすぎても仲間同士で喧嘩して厄介事を起こす…なんてことがあるのかもしれません。
幼児に性的犯罪を加えた鬼畜な容疑者には、獄中リンチが待っているとかいう話も聞いたことがあります。リンチを加える方は更正しているのかしていないのか何とも評価に困りますが…

秘伝書を巡る旅

2006-04-16 19:46:57 | 日々のニュース
少し前に、シンガポールの空手家が「青森の相馬という土地に優れた武道家がいるから、行って秘伝書をもらってきてほしい」と言い残して亡くなり、家族と知り合い達が大挙して青森に押し寄せ、あわや遭難しそうになって大騒ぎになった(ネット上だけかもしれませんが)話がありました。
伝承者を探し、青森へ

で、その続編があることは知っていたのですけれど、それ自体が何か不可思議であり、また面白すぎるので自分自身の考えなど触れられそうになく、敢えてエントリするまでもないかな~と思っていました。
続編→シンガポール人が探した「秘伝書」あった(ニッカンスポーツ)

てで、まあそうこうしているともあぱそさんからTBをいただき、一応確認のために調べていると、更に続編があったことに気がつきました。
青森空手家:認定書を授与 シンガポールの一行に(毎日新聞)最後に引用させていたただきます。

何と、福田さんは求めていた空手家ではなかった?

娘のいるいないは確かに決定的という感じですね。
ただ、ニッカンの話を読んでいる限り、亡くなった空手家は「相馬」という人の名前を地名だと勘違いしていたとあるので、娘二人についても妹とか別の女性を娘だと勘違いしていたのではないかという気もしますが…
とにかく違うと断言しているそうで、22日まで探し続けるんだそうです。
いや~、ここまで来ると何か本当に空手バカ一代みたいな感じの世界ですね。
真の武道の極みは、自分からホイホイと出てきてはくれないということでしょうか。帰国の22日までにどんな展開が待っているのか(多分もう何もないでしょうけれど)、楽しみです。
この話は本当に今時ありえないほど面白いです(笑)。

しかし、福田さんは良かれと思って名乗り出たはず…まさか偽者だと思われるなんて想像もしてなかったでしょうね(苦笑)。彼が渡したという認定書がどう扱われるのかも若干気になるところではあります。

-毎日新聞の記事の引用-
 武道家の遺言で「伝説の空手家」と秘伝書を探しに青森県を訪れたシンガポール人一行が、白神山地近くで迷子になった騒動で、武道家の妻らは14日、「私では」と名乗り出た同県平内町の中国拳法家、福田祥圓さん(61)と対面した。しかし妻は「条件が違う。(空手家は)福田さんではない」と断言。空手家探しの旅は、振り出しに戻った。一行は22日の帰国ぎりぎりまで探し続ける。
武道家の妻チェ・チュウメイさん(50)ら一行は、福田さんが勤める青森中央学院大学国際交流センター(青森市)で福田さんと面会。武道家に贈られた「師範正位八段」の段位認定書と、秘伝書の中身を書き写したという冊子を受け取った。
「他の弟子にも出していない大きい段位」と言う福田さんに、チェさんは「(夫の)友人と会えたことは旅の収穫」と感謝。しかし「夫から空手家には2人の娘がいると聞いたが、福田さんにはいないので違う」と述べた。
来日したシンガポール人13人のうち2人は既に帰国したが、妻や長男ら11人は今も弘前市で空手家探しを続けている。

継投でノーヒットノーラン

2006-04-16 06:54:12 | 野球
昨日はJの結果ばかり気にしていましたが、ホークスとファイターズの試合で何だか面白い記録が生まれていたんですね。

ファイターズの新人・八木は何とホークス打線を10回までノーヒットノーランに抑えていたとか。ただ、ファイターズ打線も点が取れなかったために11回頭で無念の交替。いや~、新人に辛い試練ですね。去年はライオンズの西口が9回を完全試合に抑えながらも10回に安打を打たれたという試合があったかと思いますが、10回まで無安打ながら偉業を逃してしまったんですね。ホークスファンではないので、何だか可哀相な感じです。
本人は「抑えてよかった」と型どおりのコメントだったそうですけれど、こういう時に、「9回までに打って欲しかった」なんていえるピッチャーは日本にはいないでしょうね(苦笑)

ただ、12回にファイターズが決勝点をあげて試合自体は1-0の勝利。で、ホークス打線は11、12回もヒットが出なかったそうで、継投によるノーヒットノーランが完成してしまったのだとか。これは史上初だそうで、ファイターズ投手陣にしてみれば何だかスッキリしないかもしれませんね。あるいは何人かでノーヒットノーランを完成させたことで、一体感が生まれたりするでしょうか???

ともあれ、5連敗中のファイターズは一息つきました。逆に、ホークスは今ひとつ調子に乗り切れない中、こういう敗戦は厳しいかもしれませんね。

他の試合では江藤が自身の誕生日に350号を記録したそう。一年の足止めがありましたけれど、おめでとうございます。ただ、ライオンズ自体は5-14でマリーンズに大敗してしまいました。ライオンズはここまで連敗がないですけれど、果たして今日はどういう修正をしてくるのでしょうか。

巨人はベイスターズ相手に勝利。もう何連勝しているのかさえ気にならなくなってきました(笑)。封建主義ならばかなりランクの高いところに位置する(祖父が巨人でその後継だもん。背番号も祖父と同じだし)内海がプロ初完投だそう。

タイガースはカープ相手にキッチリと勝ったよう。密かにあまり打てていないカープは東出を一番で使うなど工夫しているようですが、中々結果に結びつかないようです。

八木のいいピッチングがあった昨日、ブルーウェーブの平野あたりと繰り広げるのではという新人王争いも楽しみですね。