川の果ての更に果てに

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アイフル

2006-04-14 21:00:18 | 日々のニュース
アイフルという名前の由来はよく分かりませんが、「愛が降る」とか「I full(私は満たされている)」みたいないいイメージな単語のように聞こえます。ワンちゃんのでてくるCMでも何となくほのぼのとした印象を与えてくれるわけですしね。

が、現実としてはやは~り怖い怖い消費者金融のところだったようで。
違法な取立てなど貸金業規制法に違反する行為があったとして金融庁から業務停止命令を受けてしまったそうです。それも一店舗二店舗とかいうのではなく、何と全店舗に。もちろん、店舗ごとに停止期間が3日~25日と期間は違うようですけれど。

どうやら、違法取立てが複数の店舗で行われていたため、会社の指導や管理自体に問題があったということで、こういう処分がくだされるのだそうですね。夜になってから福田社長が会見を開いて、「成果主義がこうしたことを招いた。管理を徹底したい」と謝罪していたようです(本当に徹底されるとは到底思えないのですけれど…ひねくれた見方をすれば、異邦な取立てをしなければ返してくれない人間がいるということもまた事実なわけで…)。
当面はコマーシャルなども自粛するそうで、また、会見では辞任は否定していましたけれど、人事面などにも少なからぬ動きがあるのかもしれません。

…自粛云々というよりも、アイドルなどを起用したCMを使い、さも借りやすいかのような印象を装おうのもどうなのかと思いますけれどね。あと、一般主要紙などについては、子供が読むようなスポーツ面とかに消費者金融の広告を掲載するのもやめてほしい気がします。掲載するなというのは私益団体である以上無理があるでしょうが、せめて経済面にしてほしいという気が。

今回の業務停止などで、いわゆる消費者金融に対する規制強化の動きにも影響などがあるかもしれないということです。利息制限法の上限は20%ですが、実際には出資法の上限金利内(29.2%)であれば利用者の任意支払で免責されるといういわゆるグレーゾーンになっていたそうで、このあたりのグレーゾーンが今後撤廃されるのは間違いないにしても、ではどのあたりの数字で線引きされるかについては消費者と貸し手側の意見対立が続いているのだとか。貸し手側、といってもアイフルや武富士のような何となく怪しい連中だけではなく、銀行などの金融機関やIT関連の会社も一枚絡んでいるそうですからね~。抵抗などが強そうではあります。
まあ、どちらにせよ中途半端なゾーンをなくすということは市民にとって物事が分かり易い、ということにもなり、高い部分で止められたとしても意味があるのかなぁという気はします。
そういう意味では消費者金融のこうした跋扈について、国会にも怠慢責任などがあるといえるかもしれません…

ただ、よしんば撤廃されたとしても、PSE法ではないですが、実際法律が施行されても多くの人に知られない場合もあるでしょうし…
下手すると首吊りにかかわることですし、周知公告を徹底してほしいものです。

暗雲漂う国、速攻の国

2006-04-14 18:19:07 | サッカー
アルゼンチンの受難が続いています。
パブロ・アイマールが急性リンパ性髄膜炎で入院してしまったのだそう。命に別状はないということですが、一応伝染性ということも考えられるため、しばらくは入院しているのだとか。
02年の時も、ワールドカップの直前シーズンが好調でありながら、結局ヴェロンとのポジション争いに敗れる形で使われなかったアイマール。今回はリケルメ相手にまたまた苦戦が予想されていますが、この入院でひょっとしたら23名入りすら危ぶまれてしまう…なんてことにならなければいいのですけれど。

また、昨日少しだけ触れたリオネル・メッシーも肉離れの状況があまり思わしくないのだそうで、3月のチェルシー戦で負傷した際には全治1ヶ月以内とされていましたが、今現在でもまだ完治に1ヶ月くらいかかる見込みなのだそう。
こちらもひょっとすると、23名入りが困難なのかもしれません。
ひょっとしたら「彼は役者にでもなった方がいい」と言っていたモウリーニョの怨念なのでしょうか?
そのモウリーニョはアンゴラからスタッフ入りを要請されたんだとか。何でも奥さんがアンゴラ人らしいですけれど、ポルトガル代表は結構初戦に弱いイメージがありますし、下手にアンゴラの支援でもしようものなら母国を地獄に突き落とすことになってしまうかも…。丁重に断るんじゃないかと思いますが…
もっとも期待されている若手選手だけに、何とか少しでもいい状態で出て欲しいとは思いますが…

…まあ、よしんば間に合わなかったとしても、ショタ(笑)の国アルゼンチンにはまだまだいい若手が一杯います。
メッシー欠場なんて事態になれば、17歳の新鋭セルヒオ・アグエロあたりに出番が回ってくるのかもしれませんね。
アグエロ
「俺の出番はまだか?」セルヒオ・アグエロ17歳心の叫び…(大嘘)


一方、本大会出場メンバーの登録期限まで、あと1ヶ月ほどあるんですけれど、トリニダード・トバゴがもう最終メンバー24名を発表したそうです。

GK:シャカ・ヒスロップ、クレイトン・インス、ケルヴィン・ジャック
DF:シド・グレイ、アティバ・チャールズ、エイヴリー・ジョン、マーヴィン・アンドリュース、ブレント・サンチョ、イアン・コックス、デニス・ローレンス
MF:シルヴィオ・スパン、オーティス・ウィットリー、アンソニー・ウォルフ、アンソニー・ルジェール、クリス・バーチャル、カルロス・エドワーズ、デンシル・セオバルド、ラッセル・ラタピー
FW:ドワイト・ヨーク、スターン・ジョン、ケンワイン・ジョーンズ、コリン・サミュエル、ジェイソン・スコットランド、コーネル・グレン

登録メンバーより1人多いですが、最後は、何となく一番コンディションの悪い選手が落とされてしまいそうな感じです。あるいは誰か一人くらいはケガをするだろうと踏んでいるのかもしれません。
監督は因果な商売だ(苦笑)

まあ、ヨーク以外ですと横浜FCでプレーしていたスパンくらいしか知りません。スパンも名前だけでどんなプレーをするのかは…
あとは当年37歳のMFラタピーがGK以外の主力選手としては今大会最年長なのではというくらい。選手の大半はイングランドの下部リーグかスコットランド、若干名がアメリカやオーストラリアでプレーしています。スパンは無所属のようですけれど(笑)

まあ、早めにメンバーを決めておいて、余計な心配をさせないという配慮などがあるんでしょうね。中途半端に競争をさせてしまうよりかは立場と役割を自覚させておいた方がいい場合もありますからね。

特にトリニダード・トバゴはグループBでは明らかに格下と見られているだけに、早くから本大会への準備を整えることでアドバンテージを得ておこうという考えなのでしょう。最後まで熾烈な競争をさせるのも一つの手でしょうけれど、こういうのも一つの手としてアリなのではないかと思います。
かと言って、ジーコが「ドイツに連れていくうち、既に私の中で決まった19名(数字は仮)だけ発表する。残り4枠はまだ考えている」とか言えば言ったで批判の方がすごそうですが(笑)。

トリニダード・トバゴが予想外に奮戦したりすれば(ないと思いますが[苦笑])、グループBはかなり混戦となるでしょう。
善戦するということは、当然初戦で当たるスウェーデンが一番割を食う可能性が高いわけでそれは何か嫌な展開です。
できれば前回ユーロのブルガリアのごとく、ガチガチの状態で来てほしいのですけれど…(笑)

ドラマ模倣で完全犯罪?

2006-04-14 16:54:36 | 犯罪・刑事関係
ドラマを参考に、轢き逃げの証拠を隠滅しようとした高校生がいたそうです。
ひき逃げ隠し、ドラマ参考に車に火…容疑の3少年逮捕(読売新聞)
警視庁少年事件課は14日、ひき逃げ事件の証拠を隠すため、車に火を付けたとして、東京都足立区内に住む私立高校3年の少年3人(いずれも17歳)を暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕したと発表した。
調べによると、3人は今年2月11日深夜から12日未明にかけ、不良グループの別のメンバーが起こしたひき逃げ事件の証拠を隠そうと、このメンバーが乗っていた軽乗用車を、宇都宮市の雑木林まで運び、車に火を付けて周辺の立ち木などに延焼させた疑い。
3人は、車内に消火剤を噴射し指紋を消していた内容のサスペンスドラマを参考に犯行を思い付いたといい、足立区内のアパートの玄関わきに置かれていた消火器2本(計約9000円相当)を盗んでいた。ひき逃げ事件を起こしたメンバーは、別の暴力事件ですでに逮捕されている。
調べに対し、少年らは「完全犯罪のつもりだった」などと話しているという。


虚構と現実の区別がつかない人がいるという話がありますが、これはそういうのといえるのかもしれませんね。
そもそもドラマを作っている人は「実際に大丈夫」という確認なんかして作っているわけでもなく、「これなら一見完全犯罪だな」という憶測でやっているのであり、ある程度のリアリティさえあればゴーサインを出すわけで。
それを信じ込んでしまうというのは何とも幼稚といいますか…

もちろん、消火剤を使えば指紋がなくなるのかどうかは知りませんが、一度ついた指紋は中々取れないという話もありますから、噴きつけたからどうというものではないと思うのですが。なので拭き取ればいいだけだと思うものですが。
それにまあ、轢き逃げの証拠自体消し去ろうと燃やすのもいかがなものなのか。火で証拠隠滅を図るというのも定番のようですけれど、その気になれば灰のような紙の燃えきれからも指紋は検出できるそうです。よく殺害した後に死因を隠そうと火をつけるなんてこともありますけれど、これも完全に灰にでもしない限りは黒焦げ遺体の解剖で自殺か他殺かは分かるそうですからね(扼殺・刺殺の類なら)。で、そこまで燃やすのはかなり難しいという話もあります(人間の2/3は水であることを思い出されたし)。

というかそもそも足立区から宇都宮の雑木林まで運んだのなら、もっと北、東北あたりの寂れた山の中に捨てておけばそもそも車自体が発見されず、絶対にバレることもないと思うんですけれどねぇ。
そのあたりだと闇に葬られた産廃なども沢山転がっているそうですから、万一見つかっても産廃と勘違いされるでしょうし。
もちろんそこから家に帰るのは大変ですけれど(苦笑)
もう一つ、これもドラマ同様に私の憶測であり、実際バレないかどうか担保なんぞしませんが。

指紋についてはどこかの暴力団の人は指紋を消すために指の表面を削り取った(痛そうだ)そうですけれど、それでも時間の経過とともに指紋は現れてきたなんていう話もありますし。

結局、工夫しても完全犯罪というものは難しいわけです(迷宮入りになる場合は往々にして偶然などの要素や、捜査側のミスによる。完全な知能犯による完全犯罪は世界で10年に1つあるかないかくらいでは?)。
犯罪をするしか思いつかない程度の頭しかないのなら、完全犯罪なんか考えずに逃げることにのみ考えを集中させた方が正しいんじゃないかという気がしますね。
もちろん、逃げ切れるかどうかについては知ったことではないですが。

イチロー、第1号

2006-04-14 16:19:20 | 野球
国内の野球が何か巨人独走態勢でノリづらいので、MLBから。
マリナーズはインディアンズとの第三戦を9-5でモノにしました。4連敗のあとの連勝で勝率5割にカムバック。

21打席ノーヒットというこれまででも最長の不振(彼の場合にそんな不振があるとも中々思いませんけれど)から一転して昨日は3安打を放ったイチロー。
今日は1安打ながらもその1本がホームランだったようです。4-0でリードされた5回に追撃ののろしとなる一打を放ったそうで。8回には盗塁も決めて、これがシーズン4つ目(チーム1位タイ。何故か5番のベルトレが同じ盗塁数)。
好調の城島は9回にタイムリーツーベース。

打点10は四番のセクソンに次ぐ2位。前を打っている5、6番が不調なだけにより価値のある数字といえるでしょう。
ペタジーニの出番はありませんでした(笑)。彼何気に2-2で打率1.00なんですが(笑)、あまり出番がないと、そのうちポンと弾かれてしまう立場でしょうし、何とか出番が欲しいところです(苦笑)

しかし、マリナーズ。イチローに限らず打率がイマイチな選手が多いですね。城島とイバネェスの二人だけが.333で、あとは2割台前半がほとんど。それで得点はそこそこ取れているのは効率の良さゆえでしょうか。逆にまだまだ攻撃には期待できる部分もあることを示しているのでしょうね。
この試合も9点取っていますが、ヒットも9本ですし。

明日からは移動日なしでボストンに移動してのレッドソックス戦。先発はモイヤーとシリングのようです。城島対シリングも楽しみな顔合わせですね。

他に目を転じると松井秀喜が9試合連続安打なのだとか。好調ですねぇ。チームも4連勝で貯金1。出入りが激しいですねぇ。

暗い話題としては、CNNがバリー・ボンズの偽証疑惑について報じたとかいう記事がありました。薬物疑惑について証言する代わりに免責を得られたというボンズですが、その証言に偽証があった場合は当然ながら免責は取消ということになるようで…
今季中にハンク・アーロンのMLB記録を抜くかもしれないボンズですけれど、仮にそうなったとしても、何となくすっきりしない記録になりそうな気がします。
世界記録と認定されている王さんの868本という記録にしても、当時は球場も狭いし圧縮バットを使っていたということもあるそう。

記録に挑むには、どうしても個人、若しくは組織(現在もそうですけれど、選手自身の力ではなく環境面の操作でホームランを増やそうという配慮が多いのは残念)によるグレーゾーンが出てきてしまうのか…
あるいは、周囲の単なるやっかみに過ぎないのか…
そのあたりはよく分かりません。

イチローの1号を賞賛する予定が、何だか途端に話が暗くなってしまいました(苦笑)