川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

イチローは民主党を変えられるか?

2006-04-07 20:32:14 | 日々のニュース
大方の予想通りに小沢一郎さんが民主党の代表になりましたね。
47票の差というのを大差といっていいのかそれなりの差と見ていいのかは正直分かりませんが、個人的には菅さん、前原さんと握手しあっている写真が何か印象的ですね。争っている二人そのものよりも、何か前原さんの笑顔がはっきり見てとれるくらい硬いということが(笑)。小沢さんを敬遠している立場とされていた前原さんですが、何かそうなんだろうなと頷ける写真であって、こういうあたりが若いのかなという気もします(笑)。
小沢さん当人、「(挙党一致体制は)難しいんじゃないですか」とか言っていたようですけれど、あの前原さんの様子を見ると頷けそう。ま、写真の角度の問題とか緊張に弱いからとかそういう理由かもしれませんけれど(笑)。

で、負けた菅さんは、どちらかというと小沢さんを立てつつという部分もありましたが、果たしてどうなるんですかね。幹事長にするみたいな話もありますけれど…挙党一致とも絡んで問題になってきそうですね。

まあともあれ、受身になった途端に暴発と迷走を繰り返し続けた前原さんと、時に軽率なことを言ってしまう菅さんと比較すると、無駄口のない小沢さんが一番無難というところでしょうかね。能力については疑いようもないところですし。
まずは23日に行われる衆院補選・千葉七区で初陣ということになるそうです。自民には公募者が200人以上集まり、民主はメール問題の劣勢で公募すらできていなかったという戦局ですね。さすがにここでいきなり勝利をもぎ取るというのはないでしょうけれど、どのくらいまで差を詰めるのかは今後重要なのかもしれませんね。

ま、もっとも、前日にもちょこっと触れましたけれど、現在の日本政界はちょっとしたエラーでたちまち自滅状態になってしまいますからね。
今は民主党が劣勢でも、自民の誰かが失言すればたちまちなんてことにもなるでしょうしね。
前々代表の岡田さんはとても選挙戦略などに秀でた人には見えませんでしたけれど、それでも敵失(「人生いろいろ、社員もいろいろ」)に乗じて参院選は勝ったわけですし。それで選挙を甘く見たがために衆院でボロ負けしたという部分もあるのでしょうけれど。案外民主党は対抗路線を歩むよりも巧みに与党の失策を引き出すような国会戦略を練った方がいいのかなとも思ったりします。

いやま、個人的には政策よりも失策で選挙の流れが決まってしまう風潮はどうなのかなと思うわけですけれど、ただ人間は感情を持つ生き物なわけで、「政治家のくせに何だあんなことを言って」というエネルギーは必要なものでもあるのでしょうね。

長寿世界一

2006-04-07 16:28:43 | 日々のニュース
福祉関係というと、何となく北欧勢という印象がありますが、この長寿部門では長らくトップの座を保っていますね。

日本、また長寿国世界一 WHO世界保健報告(共同通信)
【ジュネーブ7日共同】世界保健機関(WHO)は7日、2006年版の「世界保健報告」を発表した。それによると04年の平均寿命が世界で一番長いのは日本、モナコ、サンマリノの82歳で、日本は「長寿世界一」の座を維持した。
男女別では日本女性が86歳で最長寿。男性は日本、アイスランド、サンマリノが79歳で最長寿国。
報告によると、04年には世界192カ国中、日本など16カ国で平均寿命が80歳以上。一方、アフリカの26カ国とアフガニスタンの計27カ国は50歳未満だった。最も平均寿命が短いのはジンバブエの36歳。


まあ、最長寿国ということは医療水準はもちろんのこと、自己摂生など国民のメンタリティによらなければならない部分もあり、それが一位であるということは双方が高水準にあるということでしょう。
これ自体は素晴らしいことであり、日本はもっとこうしたことを誇りに思っていいような気はします。

ただ、これは素晴らしいことであるけれども、一方で無理な延命に対する強烈なアンチテーゼとしての安楽死・尊厳死問題が浮かび上がっていることもまた事実。
富山・射水だけではなく、北海道でも人工呼吸器を取り外した医師の起訴などが問題になったようですし…
北海道のケースでは取り外しに関係なく、患者は数十分後には死亡していただろうということを多くの医師が鑑定していたのだそうです。つまり取り外しと死の間に因果関係がないということなのですね。まあ、それを受けて検察側も起訴は困難とみているようですが。
ただ、数十分しか変わらないのなら、敢えて呼吸器を外す必要があるのかという気がするのも確か。激しい激痛に苦しんでいたというのならともかく、北海道の事件に関しては脳死状態だったそうですから、当人に問題はないと思いますし。
まあ、この脳死状態をどう考えるかについてもまだまだ議論の余地とかありそうですね。生命倫理に関わる問題はほとんど解消できていないようです。

個人的な見解としては、以前と同じく、家庭内で家族が苦悩の末に殺害するのが殺人になるなら、医師の行為も同様に殺人・同意殺人になるとすべきだと思っています。あとは緊急避難が認められる場合のみでしょうか。助かる見込みが全くない人の呼吸器を外して、呼吸器があれば助かる可能性の高い人につけたような場合などですね。
また、射水の事件に関しては、裁判所がはっきりと出している判決文の内容を理解しながら、それを自己流の都合でねじまげている。「裁判の連中は現場を分かっていないから無視して構わない。国会の作った刑法の類の法律も現場を分かっていないからこれも無視して構わない。同意書はいらない、患者との信頼関係があるからこれだけで十分だ」とかで致死行為に及んだというのはどうでしょう。
で、本当に信念があったのなら、ただ取材陣にコメントするだけでなく、堂々と自分自身が記者会見でもすればいいのにそれが出来ていない。判決が現場を理解していないと堂々と出て来ればいいのにしていない。ということは、やっぱり世間のバッシングを恐れているなどの部分があるわけで、とすると正しいことをしたという自信もないわけで…
徹底した信念からきたものとも言いづらい気がします。


こんな問題が出てくるのは長寿を得られるようになったゆえのジレンマ…なのかもしれません。

ただ、平均寿命が36歳というのも恐ろしいですね。
ジンバブエについては、最悪の独裁政治に加えて経済封鎖などもう破滅的状況なので仕方ないといえばそうなのでしょうけれど…
以下のところでその極限的な状況が記されていますのでご参考までに…
ジンバブエの悲劇(ブログ らぷぽ)

マリナーズ好調

2006-04-07 15:49:12 | 野球
気のせいか、今年に入ってシアトル・マリナーズの扱いがやたらと大きくなっている気がするMLB関係。野手が二人いるのが大きいのか、イチローに対する世間の注目なのか…?

そのマリナーズはアスレティックスに6-2で勝利して、これで3連勝です。初戦こそつまずいたものの、中々いいスタートを切りましたね。そういえば、アスレティックスには去年藪もいましたね。もうそんなことは話題にもならなくなっていますが、大抵のチームは日本人選手と何らかの縁があるような状態になってきたような気がします。
だからどうしたと言われると、どうもしないのですけれど(笑)。

イチロー、城島ともに2安打ずつだそうで、城島はセンスはもちろん別格にしましても、相手の配球を知らないだけに苦戦するのではと思いましたが、今のところ順調に対応できていますね。もちろん、今後壁にぶち当たる時があるのでしょう。来るであろうスランプをどのくらいの期間で抜け出せるかでシーズン全体の成績が変わってくるのではという気がします。
で、誰も注目していないみたいですけれど、四番のリッキー・セクソンは現在8打点でリーグトップになっています。若手なのかなと思っていたらもう32歳で、実績を見てみると中々(通算240HR、打点745…今日午後三時のMLB.COMによる)ですけれど、私は開幕してから初めてそんな選手がいると知りました。

まあ、それはセクソンだけではなく、投手もモイヤー以外知りませんし…
ピネイロとかウォッシュバーンがいるんですね。若手も多いようで、このあたりはチームの波に乗っていいパフォーマンスをしてくれることをマリナーズファンとしては期待したいのでしょうね。

ただ、個人的には元スワのペタジーニにも期待していたりするのですが(笑)。メジャーのどこかと契約して、開幕前に昇格できたという話は知っていましたけれど、まさかマリナーズとは思いませんでした。開幕戦見ていて9回に代打に出た時に「ええーっ? ペタがいるぅぅぅぅっ!!」と驚いたくらいですし。しかもホームラン打ちましたし。白状すると城島が打ったときよりも感動しました(笑)。
あの年増の奥様と年上の息子は元気なのでしょうか。
もちろん、セクソンの壁は厚いでしょうけれど、何とかDHくらいにはなってもらえないもんですかね。

なお、最近では打者以外の地味めな日本人選手には目も向けられなくなってしまいましたが、斉藤隆がドジャースに昇格するのだそうです。ドジャースはガニエが手術するので、その代わりとしてみたいですけれど。
そうそう機会もないでしょうし、何とか印象に残る活躍ができるよう期待したいですね。

松井秀喜と井口についてはまた。井口は何かスタメン外されて物議を醸したみたいですけれど、ズバ抜けているとは言いがたい成績を考えると外したからといって、そこまで大騒ぎするようなものでもない気が…???

UEFAカップも4強揃う

2006-04-07 13:53:23 | サッカー
どうしても地味めな印象もあるUEFAカップですが、さすがにここまで来ると大分興味の対象にもなってきます。いや、もちろん、地味め志向が強いから本来はUEFAをプッシュすべきなのかもしれませんが、こう並んでいる面子が全部地味だと…(苦笑)。
まあ、ともあれ、こちらもベスト4が出揃いましたね。

ミドルスブラ[イングランド] 4 - 1 バーゼル[スイス]
(トータル4-3でミドルスブラが準決勝へ)
ヴィドゥカキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
敵地とはいえ、2点差敗戦は辛いところと思っていましたが、いやいや見事な逆転激でした。最後はヴィドゥカ、マッカローネ、ハッセルバインク、アィエグベニの4トップ。格好よすぎ。
年末あたりあまり使われなかったヴィドゥカですけれど、最近は少しずつ使われてきたようで、本大会合わせて調子が上がってくるといいですね。キューウェルともども最初にして最後の大舞台に合わせて視界良好というところでしょうか。
ま、もちろん、この二人が好調すぎても日本にとっては困るんでしょうけれど、ヴィドゥカ-キューウェルのいないオージーは逆にワールドカップにいるチームとして魅力がないですし…

バーゼルはマエストロビッチの退場が…スウェーデンはメルベリとエドマンが微妙ですから、彼には頑張ってほしいのに…

しかし、ボロは決勝トーナメントに入ってから、必ず1勝1敗であがってきているのが何とも…

ステアウア・ブカレスト[ルーマニア] 0 - 0  ラピド・ブカレスト[ルーマニア]
(トータル1-1:アウェーゴール規定によるステアウアが準決勝へ)
同国勢によるダービーはチャンピオンズカップ制覇経験もある名門の方に軍配があがったようです。ただ、一番地味めなのに試合自体も一番地味だったようで…両チームの選手を見ても知っている選手がいないのが辛いですよ(苦笑)
ところでYahooにはブカレストがブクレシュティってあるのですが、こちらの方がブルガリア音に近いんですかね? 遠いなら一般に流布していない音を使うはずもないでしょうし…

シャルケ04[ドイツ] 1 - 1  レブスキ・ソフィア[ブルガリア]
(トータル4-2でシャルケが準決勝進出)
レプスキはGKのペトコフがよく守っていたそうで、先制弾をあげたところまでは狙い通りだったのですが、もう一点が遠く、そうしている間にリンコウンに決定的な同点弾を浴びてしまったようです。ホームで2点差負けはやはり厳しいですね。
そういえばリンコウンには一時期ドイツに帰化して代表入りなんて話もありましたが、あれはどうなったんですかね?

ゼニト・サンクトペテルブルク[ロシア] 1 - 1 セビージャ[スペイン]
(トータル5-2でセビージャが準決勝進出)
ゼニトにとってはサンチェス・ピスファンで退場者二人出しての大敗がすべてでしたね。プーチン大統領が好きだというゼニトですが、UEFAを味方にすることはできなかったようで(笑)
セビージャはレジェス、バプティスタと大物を放出して何となく地味になりましたし、サビオラも期待されているほど点を取っているわけではないですが、この試合で点をとったケパとかマレスカとか地味めな選手が頑張っていますね。うれしい限りです(笑)。

…しかし、ロシアリーグでプレーしている韓国人選手もいるわけですね。Jは居心地がいいですから、日本を飛び出てロシアやウクライナでプレーするなんてことは難しいでしょうけど、韓国人は意外とどこでも出て行きますね。ある意味世界基準というべきかも。
ウクライナなんか、今はディナモ・キエフだけではなくシャフタールやドニエプロあたりも大分強くなっていますし、結構いい選手だっているわけですからねぇ。
ここに行くのも悪い話ではないように思いますが。もちろん、治安などサッカー以外の要素では逡巡したくなるでしょうけれど……

ディナモ・キエフのメンバー例
GK:ショフコフスキ
DF:フェドロフ、ネスマチニー、ガブランチッチ(YUG)、ロドウフォ(BRA)
MF:リンコン(BRA)、ベルケビッチ(BLS)、カドゥリ(MOR)、ニンコビッチ(YUG)
FW:レブロフ、クレーベル(BRA)

シャフタール・ドネツクのメンバー例
GK:シュトコフ
DF:レヴァンドフスキ(POL)、セイハン(TUR)、ラト(RUM)、フブシュマン(CZE)
MF:ティモシチェク、ドゥリャイ(YUG)、スルナ(CRO)、エラーノ(BRA)
FW:ポロベイ、ブランドン(BRA)

…君ら本当にウクライナのチームか?