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匠ツアー・藍染&鯉幟4

2010-05-27 20:03:00 | 各地でのきもの散歩
       
なかなか覗くことができない、橋本商店の作業場で、興味深いお話を直にうかがうだけでも貴重なのに、社長のご厚意でサプライズが用意されていました。

       
参加者全員の前に登場したこの絵。大事な特注の綿に描かれたものです。そして、金の顔料と筆も。みな、初めて見る道具です。

       
     まずは、職人さんがお手本を見せてくれます。うふふ、簡単そうです♪

       
  …が、見るとやるとは大違い!何度聞いても、筆の運び方がわかりません。

       
     ドキドキしながら、丁寧に書いてみるも…かなり創作入っちゃってます。

       
出来上がったもの、ひとりひとりの分に、社長みずから鯉のぼりの絵をかいて、サインを入れて下さいました。

       
おのれの個性的な作品とともに、記念撮影!実際に体験してもらおうという、社長の優しさに、大感激の面々。匠ツアーでの出会いは、心に残るワンシーンを作ってくれます。

       
匠の背中は、とても凛々しく大きく見えました。今回出会った匠の方々、みな魅力にあふれていました。人知れず伝統の技を守り続ける匠たち。そんな匠を、直に感じられるこのツアー。次回は7月10日(土)に、入間の織物工場、飯能大島紬の工房を訪問します。個人ではなかなか行けない場所です。この貴重な機会、ぜひご一緒いたしましょう♪ (おしまい)


匠ツアー・藍染&鯉幟3

2010-05-25 20:15:00 | 各地でのきもの散歩
       
藍染めに没頭していましたが、お腹がすきました。お楽しみのお昼は、加須の手打ちうどんの老舗「子亀」です。

       
ここが発祥と言われる、冷汁うどんのセットをいただきます。つるつるしこしこのうどんが、ごまみそ味の汁にベストマッチ! これだけでも結構な量なのに、さらに、おこげが香ばしいたけのこご飯、揚げ立てのかき揚げとイカ天、お新香まで付いていました。埼玉の郷土料理を本場で味わえるのが、このツアーのいいところです。

       
お腹も大満足になったところで、最後の訪問先の「橋本弥喜智商店」に到着。

       
ここは日本でただ1軒、「手がき鯉のぼり」の技を守るお店。まずは風情あるお座敷で、TVで紹介された時のもようを拝見しました。

       
その後に案内された作業場は、カラフルでビックリ!お若い職人さんが、懸命に鯉のぼりに色をつけています。

       
こちらが社長の橋本隆さん。埼玉県認定伝統工芸士でもあります。お父さまが急逝し、まだ20代の時に社長になって大変なご苦労をされたそうです。でも、あくまでも優しく明るい語り口で、何もわからない私たちに、鯉のぼりの興味深いお話をして下さいました。

       
その足元では、若手職人さんの手で丁寧に色が重ねられていきます。今ではほとんどがプリントになってしまった鯉のぼりですが、こういう現場を見ると、やはり手仕事の温かみを感じます。そしてこの後、全員がサプライズな体験をすることになったのです。(つづく)



匠ツアー・藍染&鯉幟2

2010-05-24 17:17:00 | 各地でのきもの散歩
       
藍染体験は、同じく羽生市内在住の藍染作家の鈴木道夫さんの工房で。まるでここだけ、軽井沢のような風景です。

       
深い藍色のシャツをお召しの、鈴木道夫さん。藍染めに新しい技法を用いて、個性的な作品を生み出しています。

       
たくさんの藍甕が並んでいます。それぞれ、濃さが違うんだとか。ここまで藍を育てるのは、大変な技術がいるんでしょうね。

       
さて、前掛けを手袋をつけて、藍染体験開始です。足袋や帯揚げ、ハンカチやTシャツなど、真剣に藍甕の中に浸していきます。

       
甕から引き上げて水に放つと、ピュアなブルーが浮かび上がりました。

       
絞り風帯揚げの出来上がり♪ 足袋やTシャツも、先生の手を借りて、ステキに仕上がりました。大満足な気持ちのまま、お昼場所まで移動です。(つづく)

匠ツアー・藍染&鯉幟1

2010-05-23 17:52:00 | 各地でのきもの散歩
NPO川越きもの散歩が企画する「彩の国の匠を訪ねる旅」の第3弾が、5月22日(土)に晴れ渡った青空のもと遂行されました。今回は羽生の藍染職人さんと、加須の手描き鯉のぼり職人さんを訪ねます。

       
 川越と大宮から貸切バスに乗って、まずは羽生の「武州中島紺屋」さんへ。

       
      藍染を意識してか、今回は青い着物でご参加の方が多いですね。

       
まずは、藍染を始めて60年の四代目・中島安夫さんにお話をうかがいます。中島さんは、埼玉県指定無形文化財技術保守者で、カリフォルニア芸術工芸大学の客員教授もされているすごい技術の持ち主です。

       
作業場には、藍が静かに息付いていました。植物が発酵した独特の匂いです。

       
参加者全員、中島さんの指に釘付けです。ひとつのことを脈々と続けてきた方の、静かな凄みを感じさせます。

       
1500坪の敷地内にある資料館では、いにしえから使われてきた藍の歴史を知ることができます。

       
中島さんにわがままを言って、反物も見せていただきました。本藍の反物、今では大変な貴重品です。手前の薄いブルーは、正絹に藍染めをほどこしたもの。本物の持つオーラをひしひしと感じました。

       
反物は無理ですが、隣接のショップには、魅力的な藍の製品がお手頃価格で並んでいます。深い藍色に絞りが効いたTシャツをゲットして、さて、次はお待ちかねの藍染体験です!(つづく)



ぎょうだ蔵めぐり・まち歩き3

2010-05-18 19:57:00 | 各地でのきもの散歩
       
酒屋さんの蔵で、懐かしいポスターに涙したりして…。さて、蔵めぐり再開です。

       
こちらは、きもの女子が全員萌え萌えになった「イサミスクール工場」。写真ではわかりにくいのですが、とても昔の風情を残した建物です。昔はもちろん足袋工場、今は学生服を作っています。いまだ現役っていうのがスゴイですね!

       
今年、初お目見えの「足袋蔵ほっとステーション」と名付けられた、スタイリッシュな蔵。前に立つのは、この蔵を買っちゃったオーナー氏。中には、陶芸作品が展示されておりました。

       
駅からすぐだというのに、振り向くとこんな手つかずの土蔵が!!!スゴッ!

       
武蔵野銀行のレトロな建物がある交差点でのワンシーン。今、何時代ですか?

       
いっぱい歩いた日の〆は、やはりここ。お洒落なカフェとしてよみがえった「閑居」で、名物の抹茶ロールケーキとコーヒーを。広いお庭には、オーナーさんのワンコちゃんが遊んでいるのが見えます。
 
       
今年もめでたく、スタンプラリー完走です!16ヶ所の蔵をめぐり、スタンプを集めて、可愛いお花をいただきました♪

       
では、さらば。われらは川越に帰ります。また来年も楽しみに(*^^*)よき1日でありました。行田のみなさま、ありがとうございました。(おしまい)