続いて、深谷シネマの名誉館長を快諾なさった大林監督のご挨拶。
「映画館の中に入ると、誰もが少年少女になってしまうんです。このワクワク感。同じ映画をみんなで見ても、感じることは人それぞれ。それを話すことで、自分とは違うことを知り、認めることができるようになるのだと思います。世界に誇れる、素晴らしい映画館ができましたね」
と、穏やかな微笑みを浮かべながらお話していらっしゃいました。
深谷市長もお祝いにかけつけ、
「ここ七ツ梅酒造さんは、昔私が棒っ切れを持って走り回っていた場所です。その場所で、映画が見られるようになるとは!」
と、喜びの声を聞かせて下さいました。町をあげて、映画館完成を喜んでいるのがわかります。
当日は、あいにく冷たい雨が降っていたため、劇場内でテープカット。ファンファーレは「焼肉かとう」のお兄ちゃん。映画館を愛している町の人の気持ちが、ダイレクトに伝わってきました。まるで映画の中の情景を見ているようで、きもの散歩理事の3人も感動のあまりウルウル(TT)
大林監督の「皆さん、振り返ってみて下さい!」の声にうながされて後ろを見ると、そこには煌々と輝く映写室が…そういえば、もうこんな情景を見られる映画館って無いですよね。
オープニングセレモニーを終え、大勢の報道に囲まれて記者会見を受ける竹石支配人と大林監督。竹石さんの表情が印象的でした。
その様子を、七ツ梅のステンドグラスが、静かに見守っておりました。深谷シネマの発展を願いつつ外に出た私たちを待っていたのは…。(つづく)
PS)オープニング当日の模様は、4/19(月)11:30~のNHKテレビ「いっと6けん」で紹介されます。ゲストに大林宣彦監督をお招きしての盛大なイベントの様子を是非、お楽しみ下さい。
深谷シネマ→
http://fukayacinema.jp/