(2010年12月26日 名古屋シネマテーク 2009年・ポルトガルほか ヴィスタ SRD 64分)
リスボンを出発した列車の中、一人の男が隣に座る見知らぬ婦人にある打ち明け話を始める。かつて叔父の店で会計士として働いていたマカリオは、仕事場の向かいの窓にたたずむ若いブロンドの娘に恋をする。
ポルトガルの巨匠オリヴェイラ監督、100歳の監督作品。
一目惚れ、片足をピョコンと上げる古典的なキスシーン、結婚に反対する叔父、古典的な恋愛映画に出てくるこれらの要素を現代に蘇らせる。もともとは19世紀の短編小説なんですね…。題名は「ブロンド少女の特異さ」
題材が古典でも、彼の手法は全然古くなく映画的じゃない。簡潔すぎる省略に音の使い方のありえなさ!ちゃんと観てたのに、どこか見逃したのか?とオロオロするほどスピーディーな展開でした。
「ブロンド少女」の「特異さ」が初めて分かる場面、そして驚きのラスト。
いやー、あっけに取られました。男性の向こう見ずな可愛さ、女性のしたたかさが良く出た珍品でありました。
リスボンを出発した列車の中、一人の男が隣に座る見知らぬ婦人にある打ち明け話を始める。かつて叔父の店で会計士として働いていたマカリオは、仕事場の向かいの窓にたたずむ若いブロンドの娘に恋をする。
ポルトガルの巨匠オリヴェイラ監督、100歳の監督作品。
一目惚れ、片足をピョコンと上げる古典的なキスシーン、結婚に反対する叔父、古典的な恋愛映画に出てくるこれらの要素を現代に蘇らせる。もともとは19世紀の短編小説なんですね…。題名は「ブロンド少女の特異さ」
題材が古典でも、彼の手法は全然古くなく映画的じゃない。簡潔すぎる省略に音の使い方のありえなさ!ちゃんと観てたのに、どこか見逃したのか?とオロオロするほどスピーディーな展開でした。
「ブロンド少女」の「特異さ」が初めて分かる場面、そして驚きのラスト。
いやー、あっけに取られました。男性の向こう見ずな可愛さ、女性のしたたかさが良く出た珍品でありました。