(2007年2月11日 TOHOシネマズなんば 2007年・日 ヴィスタ SRD 116分)
「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」のホイチョイ・プロダクションズが8年ぶりに手がけたSFコメディ。莫大な借金を抱え停滞を続ける日本経済の元凶を絶つため、タイムマシンでバブルに浮かれる1990年の日本に送り込まれたヒロインが体験するカルチャーギャップをコミカルに描く。
昔からホイチョイプロダクションズが好きなので、彼らが手掛けた作品も好きなのだけど、これまでの作品は何だか大学サークルの延長を見せられている気がして、ちょっとアレだったのですが、これは面白かった。気軽に楽しめました。
自分がバブル期を、斜めから愛知の片田舎で見ていた事とか気まぐれコンセプトで知識を仕入れていた事とかもあってか、それなりに知ってたし、小ばかにできる準備もできていた。
もちろん、それを知っている人にとっては、ティファニーのオープンハートとか、河田町時代のフジテレビとか、六本木ディスコとか、森永ラブとかに猛烈に反応するのだろうけど、そんな小ネタに溺れず、とりあえず普通に楽しめる映画として作ったのがよかったと思う。
この辺りは脚本の君塚さんのさじ加減、お得意の「あたかもリアリティ」(「踊る」における、あたかもな警察内部の上下関係うんぬん)を駆使したお陰かもしれません。家族ドラマとしても楽しめたし。
何故、大蔵省金融局長は不動産融資の融資規制政策を通達したか、とかは全くのフィクションなのだろうけど、実際あの人たちがああしてああすることでああなるのだから、「ああ、あたかも」とうなづかないわけにはいきません。やっぱり巧いなあ、君塚。
クライマックスは、往年のスピルバーグ印映画を思わせるような畳み掛けで、あのシリーズからのイタダキもありました。やっぱりみんな、あの頃の映画が好きなんだなあ。
広末涼子が可愛いだけでなく、かなりの大活躍を見せます。演出の拙さなどの作品の弱さを彼女の魅力が補っていると思う。阿部ちゃんは火10ドラマ仕様の演技だったかな。そういえばこの方もバブル期と共に登場しましたね。(バブルがはじけた頃に修行を始めてましたが)
「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」のホイチョイ・プロダクションズが8年ぶりに手がけたSFコメディ。莫大な借金を抱え停滞を続ける日本経済の元凶を絶つため、タイムマシンでバブルに浮かれる1990年の日本に送り込まれたヒロインが体験するカルチャーギャップをコミカルに描く。
昔からホイチョイプロダクションズが好きなので、彼らが手掛けた作品も好きなのだけど、これまでの作品は何だか大学サークルの延長を見せられている気がして、ちょっとアレだったのですが、これは面白かった。気軽に楽しめました。
自分がバブル期を、斜めから愛知の片田舎で見ていた事とか気まぐれコンセプトで知識を仕入れていた事とかもあってか、それなりに知ってたし、小ばかにできる準備もできていた。
もちろん、それを知っている人にとっては、ティファニーのオープンハートとか、河田町時代のフジテレビとか、六本木ディスコとか、森永ラブとかに猛烈に反応するのだろうけど、そんな小ネタに溺れず、とりあえず普通に楽しめる映画として作ったのがよかったと思う。
この辺りは脚本の君塚さんのさじ加減、お得意の「あたかもリアリティ」(「踊る」における、あたかもな警察内部の上下関係うんぬん)を駆使したお陰かもしれません。家族ドラマとしても楽しめたし。
何故、大蔵省金融局長は不動産融資の融資規制政策を通達したか、とかは全くのフィクションなのだろうけど、実際あの人たちがああしてああすることでああなるのだから、「ああ、あたかも」とうなづかないわけにはいきません。やっぱり巧いなあ、君塚。
クライマックスは、往年のスピルバーグ印映画を思わせるような畳み掛けで、あのシリーズからのイタダキもありました。やっぱりみんな、あの頃の映画が好きなんだなあ。
広末涼子が可愛いだけでなく、かなりの大活躍を見せます。演出の拙さなどの作品の弱さを彼女の魅力が補っていると思う。阿部ちゃんは火10ドラマ仕様の演技だったかな。そういえばこの方もバブル期と共に登場しましたね。(バブルがはじけた頃に修行を始めてましたが)