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お久しぶりです。ネタバレあります。

「HACHI 約束の犬」

2009-08-10 23:46:31 | 映画感想
(2009年8月10日 MOVIX三好 2009年・米 ヴィスタ SRD )

日本から来るも駅で迷子になった秋田犬、ハチ。大学教授のパーカーはハチを連れて帰り育てる事に。

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」の名匠ラッセもこんな企画ものっぽい映画に…と、ハリウッド映画化の話を聞いた時には少々落胆したものだが、観てみたら優しい映画に仕上がっていたのでとりあえずホッとした。

まずタイトルからハチと呼ばれてるので、ちょっと違うだろうと思ったら、原題は違うんですね…。"HACHIKO:A dog story"でした。もちろん、劇中でもHACHIKOとして孫の代まで伝えられている事になっている。もちろん、呼び名としては「ハチ」でいいと思いますが。

最初の方は、有名な秋田犬の話をどうやってアメリカ郊外の話に移し変えようかと苦心した跡も見られましたが、ハチ公を教授の家に預けてからは、犬と教授のシンプルな愛情物語が淡々と描かれていく。

日本版は男同士の友情にも似た印象でしたが、ハリウッド版はまるで恋愛映画のように描かれているので思わずドキッとした。リチャード・ギアの持つ独特のロマンチックな雰囲気もありますが、途中、嫉妬も男友達との友情もあったので、これは狙ってたと思う。

教授の死後は、ひたすら駅で待ち続けるハチ公の姿が捉えられ、理屈とか言葉では説明できない無償の愛を描き続ける。あまりにシンプル過ぎて奥さんの事とかもうちょっと描けばいいのにと残念な部分もありましたが、最後には悲しさの中にほんのり温かさがあり、ラッセの演出は間違いではなかった。


何故か吹替版がメインになってる中、字幕版で観ました。
ギアの「ハチィ~」の呼び方が愛らしかったし、何よりもテルマの曲が流れなくて良かった。


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