けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「徳川家康(15)難波の夢の巻」(山岡荘八著)

2014-05-18 09:00:00 | 書籍(ビジ本等)
最近、ドラマ記事が多く、本ネタを書いていなかったが、
「徳川家康(15)難波の夢の巻」を読み終えた。



本巻は、秀頼誕生が権力争いの種となり、関白秀次の自刃という悲劇を招いた。
一方、朝鮮出兵における明の講和使節が日本を属国扱いとするとわかり、
秀吉は烈火のごとく怒り朝鮮再征の令を下すが、再征の結着もみないまま、
辞世の句に「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」を
残して秀吉は波乱の生涯を閉じる。

やはり、本作品でも考えさせらる言葉がたくさんあった。

北の政所が若い堺の局に、次の言葉を掛ける。
「なんの恥ずかしいことがあるものか、人はみな人生の石段を一段ずつのぼるものじゃ。
 こなたじゃとて、わらわの年になったら、もっと高いところに立って眺めをひろげているであろう。
 恥ずかしいと言うたその心・・・それさえあれば、決して止まることはないものじゃ。」

また、年上で三度も結婚している淀君の妹との縁談を秀吉に押し付けられそうになり、
不満顔の秀忠に家康が言う。
「大将というのは、つねに常人より己れを空しゅうした我慢の中にあらねばならぬ。」

やはり歴史物は色々と勉強させられる。
いよいよここから関ヶ原に向け、進んでいく。楽しみである。

今日のおまけ。
遊び疲れてお昼寝をするおちぇ。
コメント
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