カタスミ

『地下鉄に乗って』浅田次郎著

タイムリープものと聞きまして購入。
以下ネタバレあり。



























なんかよく分からなかった。
地下鉄をきっかけに兄が自殺した日にタイムスリップ。
その後も絶縁状態の父親の若かりし頃に遭遇。
これで兄を救ったり父親と和解したりするのかと思いきや
全くそんな事は無く。
主人公真次の浮気相手みち子もまた
同じようにタイムリープに巻き込まれるが
結局自分の存在消して終わっちまったし。
知りたくない真実だけ知って
結局何もできず、事態は悪い方向に進んで終わっちまったよ。

だいたいまず浮気相手とかの地点で
あんまり共感できる感じではないよなぁ。
おまけに時代が古いから
いまいち頭がついてこない。
情景描写が多い印象だったけど
頭に入ってこないんだわ。
漢字も普段使わないようなのが使われてて読みにくい。

そもそもなんでタイムリープしたの?
のっぺいが仕向けたの?
それとものっぺいは別でタイムリープしてただけなの?

真次もみち子も結局は自分の親と同じ事してんだよな。
特に真次なんて毛嫌いしている親父と同じように
家庭がありながら他に女作ってるし、なんやねんこいつは。
確かにあの親父はくそなので
別に和解を望んでるわけじゃないけど
自分の事棚上げはどうなんと思うわ。

みち子もなんで最後消える選択肢が
真次を幸せにすると思ったのかねぇ?
自分が辛かっただけなんじゃないの?
なんというか他に生き方模索しろよ。
あんなんただの自殺だわ。

なんか結局変える事の出来ない過去を延々見せられても
ただ知らなかった事を知るだけでつまらないわ。
なら最後まで徹底的に変えられないを貫けばいいのに。
一番大きく変えてしまったのが一番ネガティブって言うのがねぇ…
ほんと期待外れであった…

同じように父親と息子でタイムリープするなら
断然流星ワゴンの方が面白いわ。
今回の話は設定が重すぎるのと
どっちかっていうと男女の恋愛メインなのが
私には合わなかったわ…
まぁ、途中で詰まるって事はなかったので
星は3つです。
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