カタスミ

『誰か Somebody』宮部みゆき

買った後にあらすじ読んでみて
なんで買ったか分からなかったw
多分宮部みゆきだからだろうけど。
以下ネタバレあり。



















会社会長のお抱え運転手が自転車でひき逃げされ死亡。
その娘達が犯人を捕まえる為父親の生涯を綴った本を出そうと計画。
会社会長に相談し、会長が娘婿の主人公に出版を手伝うよう依頼する。
しかし、娘達二人のうち、姉の方は昔誘拐にあったと主張し、
両親の背景に暗いものを感じており、あまり本の出版に乗り気ではない。
主人公は少しずつ運転手の人生を辿っていく。

というお話。
なんかどど~ん、と盛り上がる感じではなく
ダラダラとお話が続く展開。
宮部みゆきってこういう流れが多い気がする…(まだそんなに冊数読んでないけど)

誘拐の方は実は運転手とその妻が以前の職場で仲良くなった女性が
殺してしまったという父親の遺体を埋めに行く間に幼い姉を預けていた結果
そういう記憶になってしまった、と言うことでした。
いやぁ、埋めに行かなくても、なんか他にやりようがなかったんかいな…
ろくでもない父親なのだから、勝手に転んだとか、暴力ふるわれてやり返したとか。
結局その女性は一生引きずって日陰で生きているから、軽い罪で終わらせた方が
後の人生ずっと幸せに生きられたかもしれない…

結局ひき逃げ犯は中学生で、そちらを探し当てる方は大して盛り上がらず
盛り上がったのは姉の婚約者を妹が奪うという話で
うわぁ、えげつね…と思いました。
こんな男まじでやめた方が良いけど、姉が良いって言うなら…ねぇ?
妹も性悪でなにこいつら…って感じの終わり方。
最近ざまぁ系の令嬢漫画でもよくある展開ですが、
それでざまぁが無いってのが全然すっきりせんわ…

せめて主人公家庭が奥様と娘さんと末永く幸せに…と思っていたら
この主人公で他にもシリーズがある模様。
どれどれ…とあらすじだけ見てみたら、主人公離婚してるや~ん!
しかも奥様の不貞って…あ~、これは先も読む気が失せました…(-_-)

だらだら続くけど、飽きるって事はなく、
だらだら読んでられるのはやはり文章力なのでしょうか?
星は3つです。
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