京極堂の名は聞いた事があったのですが
本の分厚さに今までいまいち気が乗らず…
しかしネットで京極堂2作目の魍魎の匣の評価がよかったので
とりあえず1作目を読んでみる事に。
以下ネタバレ有。
まず、京極堂こと中禅寺秋彦さんですが
なんか屁理屈が多いし長い。
とりあえず最初の90Pほどがほとんどよく分からない屁理屈で
(まぁ、お話としては頭に入れておくべき基礎知識なんだけど)
とにかく苦痛でした。
いろいろあって、この人が事件の謎をぱぱー!と解決するんですが
その情報どこから持ってきたの?ってのが全く解明されなくて悶々としました。
推理の過程がすっ飛ばされすぎぃ!
榎木津礼二郎、探偵さ!
過去の見える探偵と言う
主役張れるほどの設定をお持ちになっておられるのに
全く全然、くその役にも立たない人。
登場しなくてもさして問題ないような…
なぜ部屋に転がってる死体を見てるのにさっさと動かないのか…
この人のせいで大分事態がややこしくなっている気がする…
関口巽、基本的にこの人目線で語られます。
そのせいで、あるはずの死体が見えなかったり、昔の記憶がすっぽり抜けてたり
読者に伝わるべき情報が全然伝わらない…
ワトスン君ポジションかな?と思いましたが
こいつは全然紳士じゃなかったよ…
凌辱しといて忘れるとか最低じゃないか…
しかも肝心な時に全く役に立たない…
とにかく始終イライラしました。
そこそこ面白かったのですが
生まれた赤子を殺すとか言う話なので
正直気持ちのいい話ではないです。
そして、関口君がクソすぎました。
魍魎の匣はいつか読もうと思いますが
今はちょっと保留しときます…
星は3つで。