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カタスミ

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2017年総括

2017-12-31 10:40:46 | つぶやき
早いもので今年も終わりです。
早速今年の総括始めます。

まず、今年最初の目標かかげたのは

【絶対】実行編

・うさやみ7話開始&完結→〇
・拙者丸完結→〇
・ボクハココニイル1話完結→〇

【もしできたら】実行編

・次の話のネームが上手い事描けたらボクハココニイル連載へ→〇
・うさやみ7話完結できたら8話突入→×

という訳で、【絶対】は達成【もしできたら】は半分達成ってところで
漫画の方はまぁまぁ頑張って描いたんじゃないかと。

後は私生活の方ですが
今年は結構精神的にきつい年でした。
ブログには全然書いてませんが
いろいろあって、元からあった潔癖症が悪化して
強迫神経症に片足突っ込んでしまい
夏あたりには半ノイローゼで鬱みたいになってました。

とにかく人に触れたくなくて
外出するのがめっちゃ辛くなってきてしまい
日々の生活に支障をきたし始める。
医者にかかる前に自分で出来る範囲で
少しでも精神状態を良くしようと規則正しい生活にシフト。
早寝早起き、運動、日光を浴びる…と
皮肉な事に、昔に比べると非常に健康的な生活になったと言う。
ま、これで鬱は大分回復したんだけど。
え…じゃあ結果良かったんじゃ!とか言われそうですが
まだ完全回復には至らず。(特に人ごみへの外出が辛い。)

今年の始めに引いたおみくじで
『些細な事で腹を立ててたら自らで自らを苦しめる』
ってのが本当にその通りで
結局悪化のきっかけって人に対する怒りなんだよなぁと。
自己分析して、内面を見つめて
ほんと今年は自分との戦いでしたわ。
でもまぁ、この内観のおかげで
人としては3歩進んで2歩下がるくらいは成長したように思う。

精神的にきつい1年ではありましたが
何も考えずにのほほんと生きてるよりは
いろいろ気づけた年だったのかもしれません。
しかし私は、何も考えずにのほほんと生きたい。

後、自分でも予想外だったのが御朱印始めた事でした。
心が弱ると神仏にすがりたくなるのかね…
人に言われて始めたけど、意外に楽しいんだよこれがw
お金かかるけどなww
スピリチュアルにもはまってしまい
江原さんのラジオとか聞きまくってましたw
考え方のシフトが出来て、大分心救われた。

良かった事と言えばもう一つ
今年の最初にダメになった旅行が
今年の最後にリベンジできた事でしょうか。

やっぱ一番の出来事は潔癖症との戦いだわな。
これは来年も引き続き取り組む事になるでしょう…
今年はほんと、自分を見つめ、分析し、変える努力をする一年でした。

とまぁ、そんな訳で2017年総括でした。
慌ただしい年の瀬ではございますが
皆様良いお年をお迎え下さいませ。

おなかぽんぽんぽんのやっほー

2017-12-29 20:38:52 | 音楽
岡崎体育って名前だけちらっと見た事あったくらいで
あんまりよく知らなかったんだけどこの曲が見事につぼってしまったw



歌詞が最高ですw

後、この辺も好き。





曲のジャンル幅広くてすげぇなぁ!と思ったけど
個人的にはネタ曲で頑張ってほしいw

『今夜、ロマンス劇場で』宇山佳祐著

2017-12-28 22:29:43 | 小説感想
モノクロ映画のヒロインと
現実世界の青年とのラブロマンス。
って事で、割と好きな設定。
今度映画もあるみたいなので
軽い読み物のつもりで購入。
以下ネタバレあり。

























…何と言いますか…
何か違う…
何が違うのか、はっきり言えないが
読み進めるものの面白くない。
あまりにもベッタベタな展開が良くないのか
一個一個のエピソードが下手くそなのか
分からない…がどこもかしこも何か外している…

パッと見すごい美味しそうな料理が
食べてみるとあんまり美味しくない…みたいな…
調理法とかは悪くないんだけど
出来上がったものはなぜか美味しくない…むしろ不味い…みたいな…

ひとつ気づいたのは
やっぱ作者が脚本家なだけあって
小説ってよりは脚本、って感じの展開が多かった。
はいこのシーン、はい次のシーン、って感じで
画面が切り替わるというか。
最初は男の方の目線でずっと描かれてたのに
途中から突然ヒロイン目線になるのもちょっと気になる点。

白黒映画から出てきたヒロインは色がなく
触れると消えてしまう、
その為主人公と心がすれ違ったりする。
恋愛物にありがちなやつです。
問題が起こってお互いに距離ができてしまうけど
やっぱり最後は惹かれ合うってやつ。

展開はほんとベッタベタで昭和感満載だった。
最初はヒロインに振り回され、
やがてきっかけがあって心通わせ
しかし一度距離が出来、
そしてやっぱり結ばれる。
別に王道って嫌いじゃないんだけどなぁ。
やっぱ文章が下手くそなんだろうか。
いまいち何が悪いのか分からないんだけど
全体的に受け入れられない感じでモヤモヤ。

ところで、ヒロインは人に触れたら消えるって事でしたが
これ手袋とかして手つないだらあかんのかね?
ガラス越しのキスはオッケーなんだろ?
全部何か越しにすればもうちょっと接触出来るんじゃね?
しかし、電話ボックスのガラス越しにキスするシーンとか
潔癖症の私は『汚ぇ!!!』と絶叫してしまったわwww

うーん、全体的に残念な感じでした。
星は2つ。

今年の読書納めとなりましたが
今年はあんまり良い本に巡り合えなかったなぁ…
来年はガチはまりするやつお願いします。



『私を離さないで』カズオ・イシグロ著

2017-12-26 19:25:48 | 小説感想
ノーベル文学賞受賞、という事で興味を抱き購入。
以下ネタバレあり。






















臓器移植が普通に行われる世界で
臓器の提供者として誕生した人々の話。

物語の途中くらいまでは臓器移植の提供者という事は語られず
多分知らずに読んでいたら『そういう事か!』ってなるんでしょうが
私はちらっとネタバレ見ちゃったのでその辺の衝撃はなかった。

多分この世界では世間一般に提供者はねずみレベルの認識で、
なので人権を考えるとか罪の意識とかあんまりなさそうですが
現実世界だと、その辺の人権擁護団体が大声を上げそう。
この世界ではそういった人権擁護団体に当たるのが
エミリ先生たちなのかもしれないが
提供者に人間的な教育を…!みたいな観点で声上げただけで
そもそも提供者って存在がおかしいでしょ!って声は上がってないんだよなぁ。
結局は家畜レベルの認識って事なんだろうなぁ。
牛やら豚やらをぎゅうぎゅうの狭い檻の中で育てるか
広い平原で放牧するかってだけの差で
結局お肉は食べます…みたいな。

提供する方にも人生があり感情があり大切な人もいて
そういった中、いずれ提供者として使命を終える為
懸命に生きているが、誰も使命を終える事は疑問に思わないのな。
やっぱ最初から教育されていると疑問に思わないものなのだろうか。
一人や二人逃げだしてもいいように思うけど。

猶予期間をもらう為に立ち上がる主人公達ですが
結局それは夢に終わり、主人公自身もいよいよ提供者として
一歩を進みだすというところで話は終わっています。
もう少しあがいても良かったように思うなぁ。
自分達の人権を主張する人種が現れてもいいように思うなぁ。
でも主人公は自分の運命を受け入れた。
受け入れたっていうか、それが当然…みたいな?
なんか切ないね。

ルースって子がくそ性格悪いんですけど
トミーは何でキャシーじゃなくて
ルースと付き合ってたんだろう…
二人の馴れ初めが分からないので
結局最後までその疑問は解消されず。

物語はキャシーが過去を語る形で
自分の人生を振り返って行くので
最初の方なんかは多少退屈な部分もありましたが
やはり世界観は引きこまれるものがあり
最後まで読ませる文章でした。

てか、つい先日クソ小説を読んだので
やっぱ力量ある文章書きは表現力がすばらしいと思いました。
読むのが苦痛なんて事は全くなかった。
ぐいぐい引きこまれる世界観ではありました。
ただ、やっぱ物語としては盛り上がりに欠けるのと
もう少し自分の人生にあらがってほしい部分があって
最後は切ない…って感じで終わるので
星は3つかなぁ…って所です。

『死神の精度』伊坂幸太郎著

2017-12-14 22:40:38 | 小説感想
前作は読まないと言ったな!あれは嘘だ!!

という訳で、『死神の浮力』のAmazonレビュー見てたら
前作は良かった、という意見が多々あり
興味本位で買ってしまいましたwww

以下ネタバレあり。
















レビューでは絶賛されていましたが
まぁ、感想としては『死神の浮力』よりましってくらいです^^;
見送ったのって最初の話のみなんですね。
関係ないようで個々のお話が微妙に関連してるのが面白い。
こっちで出てたキャラが実はこんなところにも…!
って言うのこの人の書く小説ではよくありますね。
そういうの嫌いじゃないよ^^
ただ話的には救われないのもあって
最初の1話以外はどれも微妙かなぁ…
最初のやつは面白かったです。
やっぱハッピーエンドがいいしね。
もう少し見送りが出てもよかったかもなぁ。
『死神の浮力』星3つにしてたから
こちらは星3.1で^^;