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カタスミ

イラスト、漫画、自サイト更新情報、
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2014年総括

2014-12-30 00:58:31 | つぶやき
31日は漫画を更新するつもりなので
先に総括やっときます。

まず、今年の最初に掲げた目標
『揺れた灯火の完結!』&『うさやみ第5話スタート!』ですが
とりあえず、うさやみの開始が12月というギリギリな部分はありますが
なんとかクリア致しました!
ペンタブの入手も果たしたし(ただし全くスピードアップには生かされず)
漫画に関しては大方クリアじゃね?

後、予想外の出来事としては拙者丸の続きを描く事になった事w
ペンタブの練習の為にはじめて、サクッと終わらせるはずが
ペンタブが全然使いこなせないというオチと共に
いまだ終わりが見えず…^^;
割とネタもあるので、まさかの同時進行で連載するはめになるとは…
かなり自由にキャラが動いてくれる漫画ではあるので
結果オーライなのかもしれない。

私生活においては、思った以上に仕事が忙しくなって
残業残業の毎日…
なんかすっかり老け込んでしまいました^^;
精神的に疲れる1年だったわ…

さて、まだ今年は31日が残っておりますが、
果たして、うさやみ漫画追加できるのでしょうか?w
乞うご期待…! しなくていいです^^;




ホームズ総括

2014-12-18 21:44:55 | 小説感想
いやぁ、ここ何日か本当に楽しかったです。
ここまではまると思わなかったw
やっぱホームズの魅力はそのキャラクターかなぁと思った次第です。
どの辺が自分のツボだったかというと
・冷静沈着キャラ
・理性を保つ
・頭が良い
・割と上から目線
であるホームズさんが
珍しくワトスン君と言う親友が出来て
冷静装いながらうきうきしちゃってる感じですかねw

後、ホームズの恋愛興味なしな所もすごい好きです。
推理に邪魔な感情なので必要ないって事ですが
いやぁ、最近恋愛感情というものによって
理性を喪失してきた人々を見てきた私としては
本当に同意せざるを得ない…!
なのでワトスン君とのホモォな関係とかは
あんまり求めてないのです。
アイリーン・アドラーとかもあくまで頭脳レベルでの尊敬であって
恋愛感情を持ってこないでほしいのです。
ホームズに恋愛させたら、それはもうホームズじゃないと思っている。
恋愛しないからいいんだよ、ホームズは!
でも友人がいないと寂しいホームズさんも萌える…(笑)

冷たいようで、意外に人間味あふれるホームズさん。
おだてに弱くて、芝居がかってるのが好きで、
ブラコンで、たまに抜けていて、薬漬け(笑)
こう言った意外性も良いんだよなぁ…

相棒のワトスン君もいいキャラしてます。
最初は結構すぐ頭に血が上っていた印象ですが
ホームズにバカにされてもからかわれても
騙されても利用されても
けなげに立派に助手を務める心広いドクター。
(しかし文章のダメ出しは根に持つw)
助手というポジションではありますが、やはり
ホームズと上下関係ではなく、友人同士という同等の立場がよかった。
だからこそ、ホームズのうきうき感が浮き彫りになるんだろうねw

個人的には長編よりは短編の方が断然面白かった。
その中でも一番好きなお話は『犯人は二人』かな?
『瀕死の探偵』が次点かしら…
長編は『四つの署名』が一番好きかもしれない。

ハドスン夫人とか、マイクロフト兄ちゃんとか、レストレード警部とか
脇役レギュラー陣もいいキャラしてました。

ミステリのトリックなんかは、今となっては
そこまで凝っているものでもないのですが
やはり、ホームズとワトスンという魅力あるキャラクターがいる事で
お話を楽しむことができたのかな、という感じです。
全部読んじゃって寂しい限りですが、
せっかくなので次は日本の探偵ものでも読もうかなと思います!

『シャーロック・ホームズの叡智』コナン・ドイル著

2014-12-17 00:04:28 | 小説感想
さて、私が読んでいるシャーロック・ホームズシリーズは新潮社版なのですが、
この新潮社版、出版社の都合で短編集のそれぞれ何話かがカットされている模様。
そのカットしたお話をまとめたのがこの『叡智』なのでした。
実際コナン・ドイルが書いたものに『叡智』はないのであしからず。

【技師の親指】

見知らぬ家に仕事に駆り出される、
その家で殺されかける、謎の女性登場、
家を突き止めた時には犯人は逃走という
ほぼギリシャ語通訳と丸被りの流れでした。
しかし、何でお金がいいからって
こんなうさんくさい仕事引き受けるのかね…

【緑柱石の宝冠】

王族が国宝級お宝担保にお金借りに来るとか言う地点で
こいつ詐欺なんじゃねぇの…?という疑問しか浮かばないんだけど…
(でもこれは本物だったんだよなw)
王冠盗まれるかもしれないから家にまで持ち帰って
あまり素行のよろしくない息子にその事をべらべら話す辺り
危機感なさすぎじゃねぇか!!
またバカ女が恋は盲目で起こした事件でしたがな…

【ライゲートの大地主】

ホームズさんよく過労で倒れるよなぁw
その流れで仮病使いまくって周りをだまくらかして事件解決するホームズさんwwww
自分でオレンジと水差しひっくり返しといて、しれっとワトスン君のせいにする鬼のホームズさん。
でもちゃんと意図を読み取ってあげるワトスン先生はすごい心の広いお方だと思うわ!
そこ分かるんなら、その前の仮病っぷりもそろそろ気付いてもいい頃だと思うけどw
ホームズらしい事件の解決で面白かったです。

【ノーウッドの建築士】

これカットするからワトスン君がベーカー街に戻ってきた話が抜け落ちて
『帰還』で知らん間にワトスン君が221Bに戻っていたのれすね…
実は被害者は生きていて、家の中に隠れてましたって流れは
恐怖の谷と一緒だなぁという印象。

【三人の学生】

ホームズとソームズとか、名前なんとかならんかったの…
奨学金試験の盗み見事件。
たまにこういう軽い事件の話もいいですね。
ワトスン君は人にあまり公表してくれるなって事件も、割と大っぴらにしてる気がする…

【スリー・クォーターの失踪】

やっとホームズさんの薬漬けもなくなったようで、ワトスン先生ご苦労様です。
ワトスン君に脳筋認定されるオヴァートン君www
ホームズさんは立派なストーカーだと思うの。
わんわん大活躍でした。
多少フェイク入れてるにせよ、またしてもワトスン君は
公表するとまずそうな話を公表してると思うの。。

【ショスコム荘】

ワトスン君が割と競馬に入れ込んでる事が判明。
人骨出てきてホームズが気味悪いとか言ってたけど、絶対わくわくしていたと思うw
今回もわんわんが出てきました。
いいのか悪いのか、意外に丸く収まりました。

【隠居絵具屋】

そろそろワトスン君、ホームズのドッキリパターンに気付いても良い頃じゃね…?
偵察行かせてダメ出しとか、ド田舎にジジイの愚痴聞き旅行とか、ワトスン君の扱いがひどいwww
この頃になると電話が登場してますね。当時の背景が見えるのも面白いです。


あ~、読み終わっちゃった~!
これにてホームズ正典読破です!
なんか嬉しいような寂しいような…
まだまだ読みたい感じ。
後日シャーロック・ホームズ総括でもやりますかな!














『シャーロック・ホームズの事件簿』コナン・ドイル著

2014-12-13 02:02:05 | 小説感想
★高名な依頼人

しょーもない男に惚れた令嬢の目を覚ますというしょーもない依頼…
男が殺人犯でどれだけひどいやつか周りが懇々と諭しても
全く聞く耳持たないバカ令嬢…
これだから恋は盲目のやつは痛いんだよ。
おかげでホームズさんは怪我するわ
ワトスン君は中国陶器の一夜漬けするわ
てんやわんやじゃねぇか!
結局高名な依頼人って誰だか分からんのだけど
王様って事でよいのかしら?

★白面の兵士

いつもはワトスン君が書いてる設定ですが、今回は珍しくホームズさんが書いたお話。
散々ワトスン君の書く話に文句付けてたけど、ドクターはかなり根に持ってたようであるw
空家の冒険の時にメアリーを亡くしたと思われるワトスン君ですが
この白面の兵士の時にはまた結婚してるらしいので
ワトスン君結婚2回説が主流みたいですね。
結婚して寂しがってるホームズ、どんだけワトスン君好きなんだよwww

★マザリンの宝石

いつものワトスン君目線ではなく、ホームズ目線でもなく、第三者目線で書かれてるのですが
私は登場人物目線で書かれてる方が好きです。その方が面白いし。
ワトスン君目線にすっかり慣れてしまっているので、時々混乱するんだよw
犯人にドッキリ仕掛けるホームズさん、あんたドッキリ好きねぇw

★三破風館

恋愛に身を投じて破滅する人が多いなぁ。
恨みつらみを書いた暴露本とかどんだけ~(;´Д`)
結局金で解決するホームズさんであった…

★サセックスの吸血鬼

例え犯人が誰であろうとも、赤ちゃんの命に係わるんだから、
夫人がさっさと旦那に話するべきだと思うんだけど。
頑なに訳を話さないからややこしい事になるんだよ…
まぁ、死人出さずに解決できてよかったです。

★三人ガリデブ

タイトルだけだと、痩せ(ガリ)と巨漢(デブ)の話かと思ったわw
ガリデブって姓の人の話でした。
話の内容は赤髪組合と同じ系統のものですね。
ワトスン君怪我してぶち切れのホームズさん。
だからあんたどれだけワトスン君が(ry
解決したけど、夢を壊されたじーさんがかわいそう…(ノД`)・゜・。

★ソア橋

何の罪もない家庭教師のお嬢さんはひどい目にあった訳ですが
結局これって金山王の奥さんへの対応が悪いのが原因ですよね。
ここまで追い込まれた奥さんも気の毒であるような。
ワトスン君のピストルは犠牲になったのだ…

★這う男

都合ヨケレバスグコイ、ワルクテモコイ
に吹いたwwwwwさすがホームズさんやでぇwwww
でもちゃんと訪ねるワトスン君は心が広いなぁ。
猿と化す教授!んな無茶なwww
でも嫌いじゃないぜ、この話…

★ライオンのたてがみ

またまたホームズさん執筆。
今まで自然を相手の静かな生活なんて望んでる形跡微塵もなかったように思うんだが…w
いつの間に養蜂とかに興味持ってたんだよ…
珍しく女性をべた褒めするホームズさん。丸くなったねぇ。
犯人が結構無茶設定だと思うんだけど、医者とか死体見て分からなかったのかねぇ…

★覆面の下宿人

今回ホームズさん何もしてない気がするんだけど…
かろうじて夫人の自殺を食い止めたくらいですかね…


私の読んでるのは新潮社版なので
今までの短編集で抜け落ちが何話かあるんですよね。
そんな訳で、『事件簿』はホームズシリーズの最後の巻なんですけど
後もう一冊だけ続くのであった…

『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』コナン・ドイル著

2014-12-08 00:08:28 | 小説感想
▼ウィステリア荘

割と長い話だったけど、あれ、あんまり覚えてないw
あ~、やり手の田舎警部が出てくるんだっけ。
ホームズは警察を結構バカにしてるよね。
しかし今回の警部さんはホームズも認めざるを得ないくらいやり手でした。

▼ボール箱

塩漬けの耳が贈られてくる話。
贈られたばーさんは人違いされたうえ、被害者妹だったりで
ほんと災難だったと思います。

▼赤い輪

おだてに弱いホームズさんw
最初は乗り気じゃなかった事件だったけど
結局大きな事件で、よかったじゃないっすか!
ピンカートン探偵局がまた出てきたけれども
なんかピンカートンって語感が面白くて好きです。(どうでもいい)

▼ブルース・パティントン設計書

海軍条約文書事件・第二の汚点に続く国家の一大事系事件。
この手の話は難しいのでなかなか読み進めにくい。
今回はホームズさんも納得の大活躍でした。

▼瀕死の探偵

面白かったw
wikiとかあさっている時に、仮病だって知っちゃったので
ギャグにしか見えなかったw
一流の役者にもなれるホームズさんなので、さすがの演技力w
精神錯乱を演じるのに何で牡蠣の話しようと思ったしw
いつもドッキリ仕掛けられるワトスン先生はそろそろ切れてもいいと思う。
ほんとこれ、いつかギャグ漫画で描きたいw

▼フランシス・カーファクス姫の失踪

ワトスン君が怪しい男と喧嘩になって、
仲裁した男が変装したホームズだった下りは笑ったw
今回のホームズは冴えなかったなぁ。
なんとかギリギリセーフでよかったです。

▼悪魔の足

なんであんな危険な実験しようと思ったの…
ホームズはんは無茶しまっせ~。
まぁ、そもそも無茶しすぎて療養するはめになったんだわな…

▼最後の挨拶

いつもはワトスン目線のお話ですが
今回は第三者目線で書かれていました。
なので、いつものワトスン目線に慣れていた私は
時々ひどく混乱してしまったw
自動車が出てきたり、ワトスン君が運転してたりで
時代の移り変わり半端ねぇわ…
そりゃホームズさんが60だもんねぇ…
それでもまだまだバリバリ現役ですごいっす。
2年がかりでスパイのスパイとかようやるわぁ~。
実用養蜂便覧とかスパイに渡すホームズさんワロタw
人ん家のいいワインを勝手に飲むホームズさんw
マーサはハドスン夫人かと思ったけどそうでもなかった。
実質ホームズの手がけた事件はこれが最後なんだよね。
第一次世界大戦に突入する時代のお話、
ホームズの活躍した時代は終わり
良くも悪くも新しい時代がきたんだなぁ、という感じでした。


それなりに面白かったんだけど
最終的に感想書こうと思ったら
特に言う事ないお話が割と多かったですw
まぁ星は4つで。