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カタスミ

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『麦の海に沈む果実』恩田陸著

2014-02-18 02:06:36 | 小説感想
『三月は深き紅の淵を』の4章にちょろちょろ出てきた理瀬ちゃんの話。
面白かったですが、読後感が悪くてすげぇ残念…
以下ネタバレ有。

















































いやぁ、私黎二が好きで読んでたんですけどね、
一体どこで分岐間違えてしまったの…
黎二END狙ってたらヨハンENDにたどり着いてしまったぉ…(ノД`)・゜・。
あれでは黎二が報われねぇぇぇ!
黎二理瀬萌えだったのですが
理瀬の最後の豹変についていけなかった…
私の理瀬たんはどこに行ってしまったの!?
まぁそもそも、本当に最終章くらいまでは面白かったんですけど
最後がすげぇ雑で…
なぜか黒い紅茶飲んで意識朦朧としている理瀬が
突然全ての謎を語りはじめるんですけど
何であんたそこまで知ってんのだよ…
やっつけ謎解決の後に、突如理瀬をかばって崖から落ちて絶命する黎二。
多少動揺したものの、豹変した後の理瀬は
『黎二、私の事助けてくれてありがと♡でも私あなたの死を乗り越えて
たくましく生きていくわ!大人になったらあなたの事忘れてたてへぺろ』
って感じで…何だよこれ…報われねぇ…報われねぇよ…

後、功は結局生きてたの?とか
麗子の替わりに死んでたの誰よ?とか
よく分からん部分が残ってますが、どうなんでしょうか。

三月の~に書かれていた内容の方が私的には好みでした。
まぁ、憂理ファンにとっては本編の方がいいのかもしれない。
黎二ファンにとっては読後感最悪の結果となりました。

どうでもいいけど、
理瀬→北島マヤ(ガラスの仮面)
麗子→鬼龍院 皐月(キルラキル)
校長→蟇郡 苛(キルラキル)
黎二→カオル(無人惑星サヴァイヴ)
のビジュアルイメージで読んでたw
何でやねんw

理瀬が主人公のシリーズは他にもあるようですが
こんな豹変した理瀬たんはいやだぉ!
という訳で、ここで打ち止めしとく。

終盤まで面白かったので星4つですが、ラストが非常に残念でした。
読後感最高の本何かないですかね…


『三月は深き紅の淵を』恩田陸著

2014-02-09 23:06:07 | 小説感想
タイトルに惹かれて読んでみました。
裏表紙にあるあらすじが全てと思っていたら
短編集でちょっとがっかり。
しかし、どの話にも『三月は深き紅の淵を』と言う本が絡んできて
更に1話目で紹介されたその本の内容と、実際のこの本の内容が微妙にリンクしていて
これは、読んだら最後に何かすばらしいオチがあるのではないか?という期待も芽生えつつ。
3話目までは普通に読めました。
4話目も…別に読めるのは読めるんですけどね、全く意味不明でした。
いろいろな話が突如現れるので
どれが誰の視点でどうなってるのかさっぱり分からなくて…
しかも大したオチもなく、?????というままに終わってしまって…
期待が膨らんだ分、非常に残念な締めとなりました。
ちょっと調べてみたら、恩田陸さんの今後の作品のヒントみたいなのがちりばめられているようで
恩田陸ファンにとってはおいしい作品だったようなのですが
私、これが初の恩田陸作品だったもので、さっぱりさっぱり分からねぇわ…
特に4話目は、よく分からない作家視点の話いらないから
理瀬の話が読みたいわ…と思ってしまいました。
で、理瀬の話って、ちゃんと一作品として発表されてるんですねw
もう最後のオチまでばらされちゃったのですが、黎二がホモかどうかが気になるので
次はそっちの作品読んでみますね(笑)

今回は星2つかな。

『ジェノサイド(上)』高野和明著

2014-02-06 20:37:48 | 小説感想
ストーリーが面白そうだったので
上巻だけ購入してみました。

とりあえず

金返せ

以下、毒舌の嵐www
気分を害される場合もございますので
自己責任でどうぞ。










































アメリカ人傭兵とか、日本人薬学院生とか出てきて
専門知識がいっぱい出てくるので
正直おばかな私には読むのがとても大変でしたが
ストーリーとしては普通に面白くてサクサク読めました。

しかし、半分くらい読んだあたりから出てくる
作者の自虐史観とド左翼思想垂れ流しにうんざりして
途中でギブアップ
とりあえず引っかかった点。

・日本人がシナ朝鮮を嫌うのはただのいちゃもんという印象付け
・関東大震災の朝鮮人大虐殺についての偏った内容
・愚かな先祖を持つと末代が苦労するとか何様
・やたらと人のできた超優秀な韓国人留学生

関東大震災について、真偽の程が定かでないものを、さも本当のように書くのはどうよ?
眉唾ものの内容をドヤ顔で書かれてもね…
日本人を差別主義者のように印象付けたい感じがひしひしと伝わる…

主人公も、狙われているにも関わらず、友人の知り合いとはいえ
初対面の韓国人留学生に家の住所まで教えて信用しきってるのが
なんかすごい違和感。
たった数時間で打ち解け、気の合う友人扱い。
この韓国人、人が出来すぎだろw

てか、ほんとゴリ押しうざい。
日本下げ、韓国上げって、どこのフジテレビですかね?
優秀な韓国人留学生くらいで留めていればまだ読めたんですけどね、
捏造された歴史と、自虐史観に耐えられなかったわ。

そんな訳で、主人公に感情移入できる訳もなく
全く読む気を失いました。
レビューでその後の話を探ってみた所、
日本人がほんとひどいやつとして描かれているようでした。
読まなくて正解。
最初から『自虐史観満載のド左翼脳作者が書きました』
とか紹介してくれたてたら買わなかったよ。
まじで金返せ。

ひとつ良い点を無理やりあげるのならば
たまりまくった読まない本を売るきっかけができました。
くらいかな(笑)

後、物語に偏った政治的思想を反映させる事は
物語として致命的であるという事がよく分かった。

言わずもがな、読む価値なし、星0個!