風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

事情聴取

2008年12月08日 | ひとりごと
入院中、それもまだ状態が酷い時に警察からS警部が事情聴取にやってきた。
せめて、あと1週間先ではいけないのか?と泣きたい思いだった。

すでに目撃者と運転手から詳しい話を聞いていて、それを元にほとんど下書きのようなものが出来ていた。事実確認をしてくださいとか言うようなことを言われ、ベッドに横になったまま話をきいた。

H20年5月○日○時○分 ◇市△町×番地の横断歩道歩行中に・・・・・
現場の地図も見せられた。

信号は見ましたか?
横断歩道にはあなたの前方に他に歩行者がいましたか?
あなたの後ろに歩行者がいました?
あなたの後方からバイクが走ってきていたのを覚えてますか?
左折のウインカーを出している車がありましたか?
右折のウインカーを出している車はありましたか?
歩行の速さはどれくらいでしたか?
・・・
私が覚えているのは、歩行者用信号が青だったことと、ソノ瞬間に見た運転席側のヘッドライトとそのあたりのフロントとボンネット部分だけだ。
運転手の姿も見ていないし、車の形も色もわからない。
ソノ車がどの方向から来たのかさえ私は知らない。
何故 見通しの良い交差点でそれも青色信号の横断歩道上で撥ねられたのか?その事は今でも疑問だ。
信号の色は目撃者が証言してくれたので良かった。
もしも、横断歩道を渡り始めるときの歩行者用信号が青の点滅だったとしたら、私の過失割合が10%ということになるのだとS警部は話してくれた。

あなたに過失があるとしたらそれは何か?と質問された。
なんて神経を逆撫でするような質問をするのだろうと思い、ムッとしてしまった。
警部も「これも仕事なので」と穏やかに申し訳なさそうに言った。

信号をちゃんと確認して、横断歩道を歩行していた。
特にゆっくり歩いていたわけでもないし、途中立ち止まってもいない。
携帯を見ながら歩いていたわけでもない。
走っていたわけでもない。
特に思い当たらないと答えた。

何故、この事故が起こったと思いますか?
今後の参考になるので、思うこと話してくださいと言われ。
(そんなことは、運転手に聞けば良いのに ・・・当然、聞いているのだろう)

運転手の住所と氏名 生年月日を書いたメモを見せられた。
全く知らない人だった。


  仮に、私に向かってくる車に気がついたとして、私は避けることができたのだろうか?


最後に、加害者の処分?についてどうしたいか きかれた。

しなくていい。
してほしい。
警察に任せる。

の3択だった。
少し考えて、今の感情で、ものを言っても良いのでしょうか?ときいてみた。
「いいですよ」と言われた。

最後に、住所と名前を書かされ捺印した。

ベッドで横になったままボールペンで文字を書くことは一苦労で、とても疲れてしまった。

目撃者の人には今でも感謝の気持ちでいっぱいだ。
救急車が来るまでそばに付いていてくれて、冷静に世話を焼いてくれた。
救急車が出たあとも警察がくるまでその場にいてくれたのかもしれない。
きっと通勤途中だったと思う、とんだことに貴重な時間を使わせてしまったし、巻き込んでしまった。
警察に、目撃者の連絡先をたずねたら、「個人情報・・・」とかで教えてもらえなかった。「お礼のことば」だけは警察を通して伝えてもらった。