特殊相対論、ホーキング放射、ダークマター、ブラックホールなど

・時間について特殊相対論からの考察
・プランクスケールの原始ブラックホールがダークマターの正体であるという主張
 

ここまでの状況のまとめ・計算ルールなど

2022-05-19 06:34:53 | 日記

現状で見えてきている考え方・計算ルールなどを暫定的にまとめておきます。(内容については後日、修正が入るやもしれませんので、あしからず、ご了解の程を。)思いつくままに順不同でいきます。

・すべての慣性系のなかで基準慣性系が特別な意味を持つ。基準慣性系に対する運動が特殊相対論の計算対象となる。(相対論電卓はそれを計算する。)

・基準慣性系でない2つの慣性系どうしの相対速度がVであったとしても、その数値をつかってお互いが相手の長さ、相手の時計の遅れを計算する事はできない。相対論電卓は所定の数値を返すが、その数値は実際の場面では成立していない。

・同様にして速度の合成も相対論電卓で計算できるが、基準慣性系を考慮していない速度の合成は実際の場面では成立していない。この件、詳細については http://fsci.4rm.jp/modules/d3forum/index.php?post_id=26753 のシリーズで検討中。

・すべての慣性系で物理現象は同様に起こる。<--すべての慣性系で物理法則は同様に成立する。

・すべての慣性系の中で測定された光速はCとなり、同一の数値を示す。(基準慣性系からみれば、縮んだものさし、遅れた時計を使っているにもかかわらず、、、。)<--これが「光速は常に一定である、不変である」という内容に当方には思える。

・ある慣性系で測定中の光を別の慣性系から見た場合、その慣性系に対して測定中の光の相対速度が光速Cという値を示すかどうかは疑問である。検討の余地がある。<--これを「他の慣性系からみても光の相対速度は常にCである、という説明をしている教科書がある。」<--これをもって「光速Cは不変である」と説明しているが、疑問である。

・相対速度の定義は(相手が光であろうが物体であろうが)観測者が立つ慣性系が「動いていない」という前提に立って、そのうえで観測者が持っている物差しと時計で相手の速度を測定した時に得られる値とする。

速度の定義は「観測者が自分の物差しで設定した所定の距離を相手がどれだけの時間で通過したか、それを観測者の時計で計って、距離÷時間=速度として求めた数値である。」

・「双子のパラドックス(加速度運動なし)」は基準慣性系を考慮に入れる事でパラドックスではなくなる。

・光速を超える通信が過去に情報を送れる、という説明は、最初の観測者を計算の途中で別の慣性系に移すことによって生じる「見かけ上のもの」である。

この場合の計算、あるいは考察は全て「計算を始める、あるいは考察を始める時の観測者は基準慣性系に立つことになる」ので、観測者をその位置から動かす事はできない。

光速を超える通信を「別の『基準慣性系ではない慣性系から見る』と過去に情報が戻る様に見える」のであるが、それは実際には起こらない事である。


以上の事より「光速を超える通信があっても因果律は壊れない。」が結論となります。

 

PS:相対論の事など 記事一覧