本日は2月号「KOSMOS」の
「比佐子流粋モダン・スタイル」にご登場いただいた
高(たかやなぎ) 清美さんを。
カラーセラピストでもある高清美さんが
一昨年ひと目惚れしたのがこの小紋。
「ピンク、グレーと色が混ざってる感じがすごく素敵でした」
矢絣の地紋に「しけびき」の技法で
淡い色が霞のように甘く浮かび上がる。
今年はこれに合わせて帯と赤い長襦袢を購入。
赤のチラリズム。
ピンクと赤の組み合わせは文句なしにかわいい。
「帯をあてた時に自分がすごく楽しめると思ったんですよね」
というのも、この帯は見る角度によって
縞になったり唐花文様になったりするのだ。
ある側面からみると、キラキラ砂金のよう。
ある側面からみると、唐花文様と縞が浮きあがる・・・!
「感動のあるきものってすばらしいと思う」と仰る高さんだけど、
それはこちらの科白。
だって拝見している我々もウキウキしてくるんだもの。
この笑顔。
それに高さんって光を集めちゃうの!
撮るところ、撮るところ、光がサーっとついてくるのだ。
そして高さんはなんと落語がお好きだというではないか。
ええーーっなんてこの時点でウハウハになったワタシが
「どなたかお好きな噺家さんはいらっしゃるんですか」
とたずねると、
「柳家小三治師匠です」
きたーっ!
「このきもの、師匠の会に着ていきます」
もうぜひそうしてくださいませ
帯揚げはうぐいすに見立てて鶯色に。
普段もたつく腰回りもひも無しの裾よけですっきり。
振りと袖口に赤のチラリズム。
今回秋櫻流の着つけと下着一式を初体験。
これまでゴム付の伊達〆を使っていたそうなのだが、
ひもだけで着ると「逆にゴムの違和感が分かります」と。
一番喜んでいらしたのは胸元のふっくら感。
胸当て効果です。
ほんとふっくらして優しい雰囲気に。
「着ていて楽しい」と終始輝く笑顔。
こちらこそ感謝♪
光のシャワー。
姐さんのくの字。
それではまた。