今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

あんた十手もった?

2014年03月14日 21時51分14秒 | きもの

梅が満開。
まさに馥郁という感じ。
梅は咲いたか、桜はまだかいな♪

さて昨日。
あの大雨の中、行って参りました!

三田佳子主演/ジェームス三木 作・演出
舞台「あんた十手もった?」三越劇場
三田佳子衣裳コーディネート 中谷比佐子
公演期間 3月6日(木)~18日(火)

「あんた十手もった?」サイト


そう、この芝居では
比佐子さんが三田佳子さんの衣装を担当。

舞台は浅草の麦めし屋。
三田さんは銭形平次のお上さんの役。

だから衣装も浅草っぽく、そして
例えば「引っ張って」が「しっ張って」になるというように
ちゃーんと科白もハ行がサ行になっていて。
あと鼠小僧は出てくるわ、水戸の黄門さまは出てくるわで
想像以上に楽しかった舞台だったなー♪

それにオリジナルの「ありふれた人生」という挿入歌が
あるのだけど、その歌詞がすごーくいいの!
最近姐さんが「いい歌なんだよ」とか云って
隙あらばよく歌っていたので、耳には残っていたのだけど。

うーん、あの歌詞は本当にすばらしい。
ジェームス三木さん作詞らしいのだが、
沁みてくるその歌詞を三田さんがせつせつと歌いあげていて、
なおじーんとくるのだった。

観劇後は楽屋見舞へ。




三田さんを囲んでパシャリ。
舞台が終わりたてなので、熱気がまだ残ってる感じ。
でもいつものたおやかな三田さん!

あんな春の嵐みたいな天気だったので
我々は大島紬の着用率がやはり高かった。

後ろにはご長男の森宮隆さんも。
助さん役で今回は出演していらっしゃる。

ちなみに黄門さまは小松の親分。
出てくるだけでおかしかった・・・。
ワタシなんて全然世代じゃないのに、
それでもおかしいんだからすごいなあ。

その後はみなさんでお茶をして、
ホットケーキとかあんみつとか
宇治白玉金時(これは比佐子さん)とかを
三越らしくたべながら、
わいわいお喋りに花を咲かせました。

この芝居、3月18日(火)まで公演です。
お時間ある方はぜひー。
心がほんわかしたい方もぜひ。


お次は3月の「ナイト・コスモス」。
湯文字王子こと井野口貴春さんがゲスト。



実演コーナーがやっぱり盛り上がったと思う!
イノさんの秘密の一手もご披露いただき。
なるほどな技でした。
いつもと少し要領がちがうので、
ワタシもかーなーり真剣に取り組みました。




お次は2月の「比佐子つれづれ」



養蚕をしたいという方々も遠方より
大勢参加いただき、大盛況・・・!

井上 元氏をゲストに迎え、
蚕の品種改良、養蚕史について実にすっきり
明快にお話していただきました。

レジュメの充実度もすばらしく、
頭の中の「蚕」の棚がクリアーになった方が
すごく多かったのではないかと思う次第。

質問も次から次とたくさん飛んでおりました。
井上先生は当然答えまくり!
さすがなのだった。


さいごはこちら。



この春最初にみた桜柄。
桜始めはTさんでした

この帯が大すきなので尚更うれしい。
大河内美登里さん作。
ろうけつ染めです。

白くて、群生して薄ピンクになる花がまさに桜だし、
桜の間にみえる空の青が、他でもない春の空の色で、
しかも「あの春の空だわ」と一人一人に
イメージを喚起させるかのような不思議な力があるんです。
それって作り手その人の何かだろうと思う。

芸は人なり。
技も人なり。

というわけで。
みなさんよき週末を。

ワタシは台湾旅行の荷づくりをせねば。
なんにも手をつけてません!
って、えばって云うことではない!