今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

大人の女の振り袖ドレス

2011年07月14日 21時10分16秒 | きもの

夏だなあ。うーんと夏。
今夜は月もきれいだ。
明日は満月で、そして花金。
イエス。


さてさて、先日のガガさんゲストの「徹子の部屋」は
ご覧になりましたか?
ワタシは放送は見ていないのだけど、
収録時に出回ったニュースをみて、
まずそのあまりのキュートさに言葉を失った!




ガガさんのドレスは「玉ねぎドレス」と記事のタイトルには
あったけれど、黒い玉ねぎって徹子さんの頭のことよね。
片や、高さ約40cmのヒール靴を履いたガガさんを
傍らで見上げる徹子さんは、お振袖。
この写真をじーっと注視すると、ひそかに
徹子さんもかーなーり高いかかとのお草履を
履いておられる。

ふたりとも突っ張ってるなあ。
この写真、かわいいなあ。


番組でのエピソードも
ものすごくかわいくて。




50cmの高さに巻き上げられた髪の中から
ガガさんはなんとキャンディを取り出して!
徹子さんにプレゼントしたそうだ。

巻髪の中からって何!
キャンディって何!
めちゃくちゃ、かわいいんだけど!!

対する徹子さんからもプレゼントがあって、
それが徹子キティのぬいぐるみ。
何なの、ふたりのこのやり取りは・・・。
徹子ヘアのキティちゃんも見たーい。

それにしたってこの2枚の写真。
見ればみるほど、もうこのふたりは人ではなくて、
妖精とか小人とか、そんな感じだ。
童話の挿絵みたい。
ワタシの友人は「癒され度100%!」って
云っていたけど、ほんとうだよ。


面白いなと思ったのは、
足袋にガガさんが興味を示したこと。
そう、外国人というのは大概、この足袋の
ふしぎな形に引き寄せられる。
で、二股に分かれた足袋を見て、
獣の足みたいだと思うのだ。

ちなみにこれらは
マルタン・マルジェラの「足袋シューズ」。





ちゃんとコハゼになってるの。



白いのもある。



ピンヒールのもある。

この足袋シューズを見て、世界中のどれだけの
表象学者やファッションジャーナリストたちが
獣の足というイメージをかき立てられて、
ロマンティックで小難しい文章を書いたことか。
でも日本人からすれば、まず最初に思い浮かべるのは
どうしたって足袋なのだ。
マルジェラ自身は東西両方の目から、
この靴を創造したんだろうと思う。
マルジェラ、かっこいい。
孤高の人。


加えて。
徹子さんがお振袖を着てガガさんを迎えたのには
さすがなと思った。
どんな奇抜なブッ飛んだドレスを着たとしても、
ガガさんの上を行くことはないもの。

意味もなく長いお袖、不可思議な帯結び、
美しい色とりどりの柄、そして真っ白な獣足。

振り袖のほうが、そういうレベルでも対等だし、
よっぽどミラクル・ワールドをアピールできる。
何より日本人がきものを着るというのは素敵だ。

あともうひとつ注目したいのは、
ここでの徹子さんは、振り袖をドレスとして
着ているということ。
年齢に関係なく振り袖を着る例として
じつに良い例だなと思う。


まとめると、

大人の女性にとって、振り袖はドレスである。
ガガさんと並んでも、対等であるほどに
力のあるすばらしい衣装である。

というわけで。
パーティなどがあれば、ぜひ振り袖ドレスを。



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