かおりのなんだりかんだり

仙台のパーソナリティー。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター。
2児の母の日々なんだりかんだり☆

尾花沢でスイカもぎ取り体験!!

2009-08-17 22:07:45 | 果物
尾花沢、さぁ、次に向かったところはどこでしょう?


駐車場に着くと、こ~んなものがお出迎え








突然、現れた黄色いボールたち

ハロウィンカボチャじゃないってばーーー


スイカなんですっ


すぐ脇にハウスがあり、その中ではスイカイケメンズのお二人が

仕分け作業に精を出していらっしゃいました



スイカの表面の色・緑と、中身の赤、見事に同化したお二人・・・

リコピンがにじみ出る男っぷりとはこのこと!!
(そんな表現ないし!)


写真撮影にも、テレながらも、快く応じて下さいました

働く男はカッコイイです




ここは尾花沢のスイカ直売所【あべ農園】さん。



たくさんのスイカが並んで、季節的には夏が来てなくても、

やっぱり夏を感じさせてくれます


「まず食べてみてね~

とのお声掛け。


早速、試食です


(トレイまでスイカ模様

まずはオレンジから




オレンジ・・・甘いです

とてつもなく甘いです



れんたは赤をがぶりんちょ

チャイルドシートに乗りながら・・・

何故かと言うと・・・


「スイカのもぎ取りがしたいんです

と、わがままを言ったところ・・・
お忙しい中、ご主人がスイカ畑に連れて行ってくれたのです





右も左もスイカ畑

これぞ「スイカの名産地~~~


あの「アッコにおまかせ」でも紹介されて、

この畑に山積みにされた番組特製ティッシュボックスを
受け取ろうと、500~600人が列をなしたこともあったとか



そんな逸話もある、5ヘクタールの畑(あと二カ所あるそうです)で

スイカのトンネル栽培の様子を興味深く拝見していると・・・


さぁ、いました、いました、スイカちゃん

畑になってるスイカを見るのは初めてです!!!



ワラが被せられてる~~~

ワラの帽子で日焼け対策Good

おかげで縞も、緑と黒、
両者一歩も譲らないクッキリハッキリぶり



このデカさピカ一、縞模様バッチリの文句のつけどころがない

スイカ様をもぎ取らせて頂きまっす



いざ、もぎ取りチャレーーーンジ


2歳のれんたくん、挑戦です





うんとこしょ、どっこいしょ
それでもスイカはもげません

今度はお姉ちゃんのりんもやってきて、

れんたの後ろをつかんで、

うんとこしょ、どっこいしょーーー

まだまだスイカはもげません

今度はお母さんがやってきました。

れんたが、スイカを持って、りんがれんたの腰をつかんで、

お母さんがりんの腰をつかんで、



それうんとこしょ、どっこいしょーーーーーーーー


ブチッ


みんな後ろにひっくり返りそうな勢い


『大きなかぶ』のごとく『大きなスイカ』を3人力を合わせて、

もぎ取ったわけですが、

あまりの重たさに子供たちは持つことができず、
私が代表して、記念撮影です









腰入れんかい、腰

顔引きつっとるぞ、顔

(・・・だって、重いっす、マジで

落としそうだから、おなかに乗せるしかないのよ~~~


そんなへっぽこな私と打って変わって・・・



ご主人、持ってるそれ・・・スイカの模様のビニールうきわなんじゃ?

疑ってしまうほど、軽々持っております


最盛期は、100個収穫して、トラックに乗せて・・・
を、7回繰り返すそう

つまり、700個近く収穫するんです


簡単にもぎ取りができる必殺マシンがあるわけではありません

全部、この時のようにしてもぎ取りして、さらにトラックに乗せ、

降ろし、先ほどのスイカイケメンズのお兄さんたちと
仕分け・梱包するんですから、これは相当な重労働です


「腰に来ますよね~

と言ったら、ご主人、こうおっしゃいました。

「全部、キテる。頭もなっ
・・・って

頭もかいっ!!

そんなボケとツッコミの応酬がまた・・・面白いご主人なんです


そんなご主人の娘さんは、現在、東京でシナリオライターとして
ご活躍中だそうです

昨年はNHK仙台放送局開局80周年記念ドラマ『お米のなみだ』の

脚本を担当されたそうです

気になる方はこちらをクリック阿部美佳 - Wikipedia

目を細めながら娘さんのお話をして下さいました






黒いスイカもありましたよ


こちらは、日よけの藁はなしです。

ハイ、真っ黒です


でも、お花は黄色ですよ~



ウリ科だけあって、キュウリの花にソックリです

雄花と雌花が別々なので、ミツバチも使っているそうですが、

ほとんど手作業で、一つ一つ、花粉をグリグリっとつけて、
人工授粉するんだそうです

それだけでも、気が遠くなる作業です



そんな「スイカ愛」と「日々の重労働」で出来たスイカが、

直売所にはたくさんたくさん整然と並べられています






両端の、まるで太陽のように眩しい黄色のスイカは

文字通り≪太陽スイカ≫

皮が黄色で、中身は赤です

真ん中の黒いスイカは≪黒太陽≫

ここで、問題です

この黒太陽、実は別名があるんですなんというでしょうか


よ~~~く見て下さい。黒くて大きくて丸いものと言えば・・・









ダイナマイト

和田アッコさん命名だそうです


そのほかに、

皮が普通の縞々で、中が黄色いのが≪サマーオレンジ≫
(試食させて頂いたのが、サマーオレンジです)

赤いのは≪まつりばやし≫
≪縞無双≫≪縞無双ハード≫
≪種なしスイカ≫


小玉スイカの
≪ひとりじめ・赤≫ ≪ひとりじめ・黒≫
≪サマーオレンジベビー≫

全部で10種類


これだけの多品種をそれぞれ多数、栽培するのは大変なことだと

思います。一番大変なことは何ですか?とご主人の

阿部良一さんに伺いました。





「栽培は重労働で大変だけれども、技術はある。
 でも一番大変なのは、なによりも“天候”

そう阿部さんはおっしゃいます。

どの作物を作っていらっしゃる農家さんにとっても、

『天候』だけはどうにもならないものですものね。

味方になってくれる時もあり、そうでない時もある。


特に今年は

「日照不足で甘くない」んだそうです・・・・・・

でも、毎年食べていて、甘さや食感に対して厳しい目を持っているからこそ、

そう思うわけであり、試食で頂いたスイカは今まで食べたスイカの中で

一番甘かったです




家に帰って調べていたら、こんな記事を見つけました

食と農を問う-家族と仲間 親に学び、次世代で高め合う|山形新聞


この記事によりますと、

阿部さんご夫婦が、転作作物としてスイカを作り始めたのは32年前。

産直ビジネスの先駆けだったそうです。

息子さんが後継ぎなんだそうですが、

農業は全て父親である良一さんに教わることにし、

息子の真一さんは、大学ではあえて、農業を専攻せず、

経営学部で農業法人の経営について学ばれたそうです。


そして、あべ農園は法人化。


スイカの繁忙期を除いて仕事は原則、午前8時から午後5時まで。

家族にも従業員同様、給与とボーナスを渡しているそうです。

「重労働だからキツイ」というイメージ

「賃金が安定しないから子供には継がせたくない」
という親の心・・・

そういった理由から農を離れてしまう若者が多い中、

あべ農園は、法人化という手段で、

“農業の後継者不足”という問題を払拭したわけですね。





夏期に高温多湿である山形県村山盆地の気候は、

日本国内でもスイカの栽培に適しているそうです。


これからもそんなスイカの名産地・尾花沢で、

たくさんの人を、ジュースたっぷりの甘い甘いスイカで

笑顔にしていって欲しいと思います







有限会社あべ農園

尾花沢市名木沢1787-3
TEL 0237ー25-3785
HP  http://www.hyoku.com/abenouen/

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10 コメント

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Unknown (彩子)
2009-08-18 15:53:38
黄色いスイカ!!
初めてみました!

びっくりです。
面白いね~(^O^)

素晴らしい家族旅行ですな。ちびちゃん達には忘れられない思い出でしょうね~
お母さんも楽しんでいるのが最高\(^O^)/
よい子よい母に育って?ますねぇ。

阿部農園さんの詳しいお話もとても為になりました。尾花沢スイカはデパ地下でも燦然と輝いていますものね。
あなたのインタビューそのまま特番にしたいわ!!


(それから、栄養バランスのアドバイス!最高に嬉しかったです。しっかり参考にしてご飯たべてます。感謝感激でした…。)
返信する
Unknown (kazutyan)
2009-08-18 19:08:25
西瓜もぎ取りとは豪快ですね、中身の黄色の西瓜は知っていましたが、果皮の黄色の西瓜には驚きました。
ブランド尾花沢西瓜についてのレポート、興味深く拝見、尾花沢旅行は子供さんたちにもいい体験ばかりでしたね。
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Unknown (いしころとまと)
2009-08-18 20:32:22
レポート興味深く拝見しましたが
ひじょ~~~~に疲れちまっただ!!
よくこれだけのレポート書けると感心しきりです。
ところでわたいもスイカの思い出。
新潟で学生生活を送っていたとき、
すいか畑で作業するおばちゃんにこえかけたら、「いいがら、すいかすぎなだけもってけ」と大きなスイカを3つも持たせられました。
真夏の暑いときにどうやってその3つのスイカを持って帰ったのか。。。まったく記憶にございません。
ところでかおりん家族はお土産にすか何個もってかえったの?
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かぼちやみたいだね (ひすじみ)
2009-08-18 22:08:13
いや~ん
カボチャかと思いました
カボチャじゃなくてスイカの種類は
何種類あるんでしょうかね
ーインターネットで調べなさい
さいならさいなら・・・
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彩子ちゃんへ (かおりん)
2009-08-19 17:33:13
黄色いスイカ、あたしもびっくりでした~!!

え?いいお母さんに育ってる???
自分で時々「こんなんで大丈夫か!?」と
心配になるからうれしい

尾花沢スイカ、テンション上がりましたよご主人とはスイカの話2割、あと8割は
世間話でした

あたしも体調悪くすると、これとこれ食べた方がいいよ、と教えてくれる人達が周りにいて、
とってもありがたいな~と
体が資本だもんね、インフルにも気をつけないと~~~(汗)
返信する
kazutyanさんへ (かおりん)
2009-08-19 17:35:54
果皮が黄色いスイカは、
あべ農園さんのHPによると
「糖度は赤玉よりおちるが、仏壇に飾ったり、
お土産に人気あり。」だそうです

確かに、お土産にもらったら、珍しくて、うれしいですよね

尾花沢旅行、かなりバタバタの旅でしたが、
いい思い出になりました
返信する
いしころとまとさんへ (かおりん)
2009-08-19 21:28:43
長いですよね~
でも、遊びでの体験なので、記事を書くのは
あっという間でした
部会のブログなどもこうだといいんですが…時間かかりますね・・・

いしころとまとさんのスイカの思い出、素敵ですねでもほんとどうやってもって帰ったんですか?右手に1個、左手に1個。
そして・・・頭で1個じゃないですか

スイカは3個持って帰り、マンションじゅうに
カットして差し上げました!
1個は丸々、実家に持っていきました
返信する
ひすじみさんへ (かおりん)
2009-08-19 21:37:54
いや~ん
やっぱりカボチャに見えますよね
スイカ、何種類あるんでしょうね~
あまりスーパーではそんなにたくさんの種類見ないですけど、大玉だけで10種類以上ありますもんね~
このあべ農園さんでも、全種類欲しかったんですが、お金がありましぇ~~~んでした
ひすじみさんだったら、10個くらいどどんと
大人買いですか

黄色い皮のと、ダイナマイトも食べたかったです~~~
返信する
ブログ開設 ((有)あべ農園)
2010-07-30 17:14:18
昨年はあべ農園に来ていただき、ありがとさんです
今年もスイカうまくなっているので、是非来てみてくださいね
うちでもブログはじめてみました
かおりさんのように、こんなにすごくないですが、見ていただければ嬉しいです
返信する
あべ農園あべ様 (かおりん)
2010-08-01 20:12:14
昨年はお世話になりました
あべ農園さんのスイカ、ほんとに甘くて美味しかったです

さて、新しいHP、拝見させて頂きました!
ご家族全員のページがあって、とても見ごたえのあるワクワクするHPですね
また伺いたくなりました

私のブログなんてすごくないので恐縮ですが、
ブックマークにリンクさせて頂きます
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