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うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

角屋。

2017-01-25 20:19:10 | 旅行・参拝


西本願寺から正面通を歩いて角屋まで行きました。
以外と近いです。

数年前は幕末や新選組の本ばかり読んでいてそれなりに史跡めぐりしましたが、島原だけは行ったことがなかったのです。

今年は大政奉還から150年目というけとで「京都冬の旅」は幕末がテーマだそうです。

角屋も確か通常は予約して見学制だったと思いますが、今回は「京都冬の旅」で13年ぶりの公開だそうです。

ただし1階のみなので、残念ながら2階の「~の間」の数々はまたの機会に。

といっても1階部分だけでもかなり広くて見応えがあります。

入口を入ってまず目に付くのは新選組のつけた刀傷。



中庭を通ってとても広い台所を見学。

刀掛けとか刀箪笥とか…確かに当時ここを訪れるお客さんはみんな刀持っているものね。

説明に「現在のロッカー」と書かれていたのが少し笑えます。

それにしても重要文化財の建物は暖房設備もないのでこの雪のちらつく日の見学は寒さが厳しすぎました。

奥の松の間だけは、以前火事で焼けての再建だそうで、重要文化財ではないそうです。

ちなみに新選組の芹沢局長が酔いつぶされた宴会会場はこの松の間だそうです。
(その後八木邸にて暗殺されました)



松の間から見える臥龍松。

雪がちらちらするのも風情があります。



松の後ろの白い壁に遊び心か石がはめ込まれているのが気に入りました。



床の間。





廊下や中庭。





上の写真の奥の部屋は網代の間。
北山杉もふんだんに使った贅沢な間です。

当時の行灯や蠟燭の煤で天井も壁も黒ずんでいました。



赤い壁が特徴的。

角屋といえば新選組の印象が強いですが、西郷隆盛や久坂玄瑞、坂本龍馬も使っていたのですね。

久坂玄瑞の書状がたくさん残っていて驚きました。

西本願寺2。

2017-01-25 13:53:34 | 旅行・参拝


ひとつ前の写真は阿弥陀堂で、こちらは阿弥陀堂から御影堂。

広い境内です。

まだ朝早かったので(といっても9時すぎ)ひともまばら。

まぁ、観光寺院ではないけど。



K君のお気に入りだったトナカイさんも連れてきました。



西本願寺といえば唐門。

昔来たときも写真を撮りましたが、全体がすごすぎてどう写そうか困る門です。

西本願寺へ。

2017-01-25 13:47:23 | 旅行・参拝


今回の1番の目的は西本願寺。

K君は浄土真宗本願寺派。

それまであまり意識したことはなかったけど(どちらかというと大学が天台・真言の密教系だったのでそちらに関心があった)

考えてみたらうちも浄土真宗だし(親鸞上人越後に流されたから?)

ここ最近改めて浄土真宗の本を読んだりして勉強してみました。

いろんな宗派があって、いろいろ違うけど、広いところではまとまっていて、なんだか宗教って不思議。

キリスト教の友人がプロテスタントとカトリックはかなり違うと言っていたけど、そういうことなのかなぁ。

熱心な信者ではないけど、12月に悩みすぎていた時は友人のキリスト教的思想で考え方が変わって救われた部分もあるし

今回も浄土真宗関連の勉強をしてなるほどと思ったし

わたしにとっては思想なんだと思いました。

長く生きるにつれて、昔では考えもしなかった悩みや困難に直面して、その時どう考えていくか、そういうことを教えてもらえるような気がしまさした。

大事なひとを亡くす喪失感はどうすることもできないけど、昔よりもいろんなことを感じ、考えることでひととしては成長できているのかな。

K君と出会って一緒に過ごした6年半の意味をいろいろ考えます。