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うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

火打山登山 追記。

2014-08-20 10:57:26 | つれづれ


天狗の庭まで下山してきたら、わずかながら青空。



雲が結構流れていて、わりといいとこまで火打山が見えそうになったのですが、半分くらいでストップ…

一度くらい山頂まで見たかった…

↓もう終わりかけのワタスゲ。
耳かきのてっぺんのフサフサみたいでかわいいです。



↓崖の斜面にたくさん咲いていたウメバチソウ。
小さくてかわいらしい。



↓いろんな所に咲いていたヨツバシオガマ。
ピンクの花が緑の中に目立ってました。



お花の時期はもう終わりですが、それでも色々と高山植物が見られました。
山的にはもう秋の訪れらしく、枯れ始めた植物も。
崖の下にはまだかなり雪も残っていたというのに、山の夏は短いのですね(*´-`)

火打山山頂へ。

2014-08-20 10:31:15 | つれづれ
山小屋の外のテーブルでイチゴジャムパンを食べて、体力回復!

これから山頂(雲の中の)を目指して出発です。

まずは湿原を回り込むように平な道をテクテク。



少し岩場を登れば、湿原と小屋が見下ろせる絶景ポイントです。

(雲の中の)火打山に向かって、なだらかな草原を進めば、またもや絶景スポット、「天狗の庭」!



そよそよとワタスゲが風に揺れる、のどかな湿原。



しつこいようですが、ここも晴れていれば向こうには雄大な火打山の姿が…。



でものんびりできるのはここまでなのです。

ここでも湿原を回り込むように木道を進めば、にわかに岩のゴツゴツした急斜面。
一転して、鬱蒼とした森に突入。

その緑のトンネルを抜けると、いきなり正面には切り立った断崖絶壁が出現します。



まさに「トンネルを抜けるとそこは崖っぷちだった」と無意識にフレーズが浮かんでくる状況。

向こうに切り立った赤土っぽい崖が子供の頃は妙に怖かったものですが、今はなん十年も同じ姿でそこにある風景に何だかホッとします。
(全く同じではなく、明らかに昔よりも崩落が進んでいるのは否めませんが…)



ここからはひたすら階段やら岩っぽいところやら登ります。

下を見下ろしてみるとこんな。



急ですけど、そこそこお花なども咲いていてキレイです。

紫色のトリカブトも咲いてます。



雷鳥平(雷鳥いませんでしたが)というところまで登りきると、今度はハイマツの中のわりとなだらかな道を進みます。
天気は悪いわけではなく、若干日本海方面の平野は見下ろせたのですが、とにかく山の上に雲がかかっている状況。
絵的に真っ白なので写真ありませんが。

ここまで来れば、正面にはひたすら急峻な山頂への道が登場し、そのあまりの急さに「いよいよラスボス登場か!」と覚悟を決める、もしくはウンザリするところなのですが、今回は(視覚的に)目的の見えぬ船旅に漕ぎ出す感覚で…。

現に下山時、すれ違う人々が「頂上まだですかぁ」「あとどれくらいなの」的な声をよく聞きました。
目標が見えないとやっぱり不安かつ、力加減もわかりませんよね。
何事も目標はしっかり定めておきたいと、関係ないけどなんとなく思いました(*´-`)

さて、最後の登りは本当に急なので、自分の心臓の音が聞こえるほど疲れました。



そしていよいよ火打山山頂到着!
ちょい無機質に草原にぽっかり空いた石の広場、つまりカッパの頭のお皿の上で休憩。
頂上はなんだか薄日が差したような天気ですが、360度見渡す限り下界は真っ白です。残念。



山頂でオニギリを食べてから下山、下りはとにかく足が勝手に進んでいく感じなので、登りの三分の一くらいの時間。
往復三時間弱で山小屋に戻りました。