うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

天寧寺。

2010-08-30 01:26:17 | 旅行・参拝
会津には近藤局長のお墓があります。
ちょうど会津での闘い中、近藤勇の死を知った土方歳三が、
東山温泉で足の傷を癒やす為に滞在した約3ヶ月間に、作らせたそうです。



場所は会津若松の市内から東山温泉への途中、天寧寺にあります。
広い墓地の中、地図と近藤勇墓の立て札を頼りに進みますが、
いつしか道は舗装路をはずれ、夏草丈高く生い茂る山道へ…。



見つかっても荒らされないよう奥地にしたのかな…。
墓の建造中は、土方らしき人物も何度かこの場所で目撃されたそうです。

今では、近藤さんのお墓のとなりには土方さんの碑も立てられており、
後ろにはお参りに来た方々の記録帳が。



夕方とは言え蒸し暑く、蝉時雨に包まれた山中のお墓。
京都時代の華々しい?活躍の新選組の最後を思うと、
歴史や政治…世の中の移り変わりの残酷さを痛感してしまいます。

同調体質なのでいろんな歴史を知るたびに悲しくなってしょうがないのですが…
こうしてお墓を訪れて手を合わせることができてよかったです。
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飯盛山。

2010-08-30 01:09:01 | 旅行・参拝
会津に来るのは実は2度目なのですが…
前回はもう20年位前なので、鶴ヶ城くらいしか記憶がありません(^^;)

まだ中学生くらいの頃のことで…
その後に幕末の会津のことを学んだわけでして…

飯盛山、想像よりもずっと開けていて、開放的な感じでした。
白虎隊記念館もあり、すっかり観光地となっています。

観光地のようになっても、ここで悲しい歴史をいろんな人が知って、
お墓に手を合わせていくのは、やっぱり素晴らしいことだと思うのです。



お墓は自刃と戦死者に分かれて並んでいます。
きちんとそれぞれの墓石に菊の花が手向けられていました。
地元の方々が大事に弔っているんだなぁと感じられました。
横には、彼らの死を悼む松平容保公の歌碑がありました。



少し下ったところが、白虎隊士自刃の地。
正面には、会津の城下が見下ろされ、ここで彼らは鶴ヶ城を眺めたんですね。
残念ながらお城は現在改修中で、シートで覆われているので当時の眺望は体験できません。



さて。
少し下ったところには、寛政8年(1796)建立のさざえ堂。
国の重要文化財です。



以前から一度見てみたかったんですよね。
さざえのような形、上りと下りの通路が違う、なんだか不思議の国の建造物です。



写真は頂上部。
中に入るとむっと木のにおいがして、階段ではなくゆるやかな斜面をのぼっていきます。
この構造、きっと何か宗教的な意味合いもあるのでしょうが、勉強不足…orz
貴重な体験でした。
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