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台湾を救った須賀川市出身の陸軍中将

2010年09月30日 20時07分07秒 | 日記
この根本中将を昨年台湾の馬総統と台湾陸軍関係者が感謝していることを初めて公にしたテレビドキュメントを見ました。ふと、最近思い出して「この命義に捧ぐ」という根本中将を題材したドキュメント小説を読破しました。

台湾を救うまでのいきさつをまず説明したいと思います。この根本中将は終戦時支那派遣軍の北支那方面軍司令官という地位にあった人物です。終戦時、武装解除を拒否して8月20日までソ連軍と戦った人物です。
関東軍は直ぐに武装解除に応じた結果、ソ連陸軍により一般民間人が虐殺などの被害があった事実を知り根本将軍は天皇陛下の命令の武装解除命令を拒否して、一般民間人2万人が逃げる時間を稼いだのでした。当時の軍人には珍しく、命令より民間人の命を第一に考えた人間だったのです。
この行動で戦犯として処刑される可能性もありましたが、投降先の蒋介石から一命を助けられて日本に帰国できたのです。その後、蒋介石は台湾まで中国共産党軍に追い詰められて、昭和24年に根本将軍に台湾防衛のための助けを請うのでした。根本将軍は部下2名とともに台湾に密航して金門島の戦いを指揮して共産軍2万名を戦死させ勝利を得たのでした。

蒋介石軍は2千名ほどの死傷者で済んだのですから大勝利でした。この戦いで勝利した結果、台湾がそれ以降共産党軍から侵略されることはありませんでした。台湾を救った恩人ですが、戦後60年経過後も秘密にされてきました。

しかし昨年馬総統が遺族に感謝をしたとという物語なのです。

終戦時の恩義を忘れず義に報いるという気高い精神の持ち主が福島県出身者なのです。
「雪中に炭を送るという言葉とおり、台湾が一番困った時に日本人が助けてくれたことを感謝します」と台湾軍上層部が昨年述べたことも伝えられています。

一命を賭しても義に報いる人物こそ大言壮語はしません。ひっそりと根本さんは亡くなったそうです。それに比べて鳩山元総理の小沢さんを応援するのは大義があるなんてことを聞くと意味がわかっているのかと嘆いてしまいます。同じ民主党の菅総理へ私なら中国とのパイプがある、対応がまずいなどと同じ仲間を後ろから鉄砲を撃つような卑劣な政治家は一国
の総理には不適です。



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