カナダのウクライナへの武器供与

カナダ政府は３日、ロシアとベラルーシに対する最恵国待遇の適用を停止すると同時に、ウクライナに対しロケット弾発射機や手榴弾などの兵器を追加的に提供すると発表した。 フリーランド副首相兼財務相によると、最恵国待遇の適用停止を受け、ロシアとベラルーシからの輸入品に３５％の関税がかけられる。 またアナンド国防相によると、カナダ軍の既存の備蓄品から、最大４５００機のＭ７２ロケットランチャーと最大７５００個の手榴弾を含む兵器をウクライナに追加的に提供する。

さてこのＭ７２ロケットランチャーは射程1000mで戦車の300mm装甲板を打ち抜く能力がありますが、現代の戦車に対抗する能力はないと言われています。建物の陰に隠れた敵や軽装甲車を破壊するための武器なのです。

ロシアの主力戦車はT72Bと言われて初期のT72を改良したものです。

車体自体の前面部は初期型より複合装甲を採用しており、鋼鉄装甲板にセラミックやガラス繊維などを織り込まれ、その厚さは200 mm程度だが、独特の傾斜デザインにより、その効果は実質500 - 600 mm厚の圧延装甲板に匹敵する強度を実現した。車体側の装甲の構成も防御力を向上させるために度々改修されたのです。M72ロケットランチャーではこの戦車を撃破できません。

カナダは市街戦用にロケットランチャーと手りゅう弾を提供するのでしょうね。