福島の誇れるものとは?

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隗より始めよ!東電社員!

2011年08月26日 17時55分31秒 | 日記
何故、自ら除染活動を行いたいと東電社員は社外にPRしないのでしょうか?公害企業に勤務しているのですから、手弁当でも福島県民を助けたいという気持を持つ社員がいると期待していたのですが。

古い話ですが、水俣病にまつわるチッソ社員の行動について記したいと思います。
有機水銀を工場排水とともに不知火海に流し続け、汚染された魚介物を食べた周辺住民が水俣病を発症しました。当初から住民は排水を疑い、地元のお医者さんがチッソ排水が原因ではないかと論文まで記しました。しかし、チッソはまっこうから反撥し、長期間裁判を続けたことはご存知だと思います。

チッソは工場排水が公害の原因であることを否定し続けました。しかし、工場に勤務していた若手工員さんたちが水俣病患者を病院へ車で連れていったり、治療代のカンパを行っていたことを知る人は少ないと思います。当初、患者たちは若者たちを会社のスパイと考え、罵声を浴びせたり、水をかけた人さえいたと聞いています。しかし彼ら若者たちに困っている人を助けたいという真摯な気持があったことを患者は付き合ううちに知ることになるのです。そして感謝したそうです。

ところが当時はチッソ工場前で抗議をする患者たちをチッソ経営陣は敵対行動者と考えており、その敵対行動を取る患者を助ける若い社員たちも敵対者と決めつけたのでした。当時はボランティア活動などという言葉さえありませんでした。若手社員を上司が患者を助けることをやめるよう説得したそうです。活動を休止しない社員は人事異動で他の工場へ転勤させられるか、退職に追い込まれたと聞いています。今では考えられませんね。

このような公害企業チッソにも良心ある社員がいたのです。東京電力社員よ!土日でも手弁当で福島市内、郡山市内の歩道をブラシや高圧洗浄ガンで除染をしようではありませんか?このことをテレビが取り上げてくれるはずです。県民に「さすが東電社員だ!痛みがわかる社員が大勢いるね」と思わせてください。

経営者たちも君達社員を誇りに思い、褒めてくれると思いますが。それともボランティア活動など我々エリート企業東電社員のやることではないと思っているのかしらん?





















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