≪小田原城に突入した日≫
大河ドラマが北条氏滅亡の回にさしかかってます。
30歳台のある日、人気者の象がまだ元気だった
ころ、私は小田原城を訪問しました。
その昔、上杉謙信が攻めきれず、門前で退却した
話を読み、ぜひ一度行きたいと思ったのです。
外見はまわりの観光客と同じでしずしずと進んで
ますが、実は気分はもろ北条攻めでした。
「たのもう。上杉謙信が門を落とせず退却した
難攻不落の城に、今長尾の末裔のひとり、坂東
八平氏ゆかりの者が参上つかまつった」と
心のなかで大声で叫んで歩いてました。
上にあがる途中、ひとつの広間、ひとつの階段を
藤岡弘さんをよりおおげさにした口調で感想を
交えて、心の声で叫んでました。
謙信公ファンらしい熱中行動といえますが、
まあ、ふざけた子供のように騒いでました。
少し休憩し、次に展示してある宝物を見学しようと
「それでは北条の宝物を見させてもらおうか」
と心で叫んだその瞬間、突然停電し照明が消えました。
停電はすぐに回復しましたが、そのころになって、
どうも北条ゆかりの方たちがまだ城に多くおられて、
その皆さんを刺激してしまったようだとわかって
きました。ブレーカー落ちが霊によるのか不具合か
の区別はできました。
自分は幽霊はひとつも怖くありません。
1対多にもまったく動じません。が、失礼なのは
明らかに青いことしてる私の方、ここで周囲の人が
理解できそうもない大立ち回りをして騒ぎをおこす
気持ちもなかったので、ここはひとつ、頭のおかしな
者を演じきりやりすごすことにしました。
北条ゆかりの霊の密度がどんどん濃くなるなか、
たんたかたーんとふざけた男のまま行進し城をあとに
しました。背中は汗びっしょりです。
お城では変な男から城を守ったと歓声があがった
かも。
機会あれば死ぬ前に一度は陳謝しにいかねば
と考えてます。
門前でひざついて一礼してる者がいたら私です。
大河ドラマが北条氏滅亡の回にさしかかってます。
30歳台のある日、人気者の象がまだ元気だった
ころ、私は小田原城を訪問しました。
その昔、上杉謙信が攻めきれず、門前で退却した
話を読み、ぜひ一度行きたいと思ったのです。
外見はまわりの観光客と同じでしずしずと進んで
ますが、実は気分はもろ北条攻めでした。
「たのもう。上杉謙信が門を落とせず退却した
難攻不落の城に、今長尾の末裔のひとり、坂東
八平氏ゆかりの者が参上つかまつった」と
心のなかで大声で叫んで歩いてました。
上にあがる途中、ひとつの広間、ひとつの階段を
藤岡弘さんをよりおおげさにした口調で感想を
交えて、心の声で叫んでました。
謙信公ファンらしい熱中行動といえますが、
まあ、ふざけた子供のように騒いでました。
少し休憩し、次に展示してある宝物を見学しようと
「それでは北条の宝物を見させてもらおうか」
と心で叫んだその瞬間、突然停電し照明が消えました。
停電はすぐに回復しましたが、そのころになって、
どうも北条ゆかりの方たちがまだ城に多くおられて、
その皆さんを刺激してしまったようだとわかって
きました。ブレーカー落ちが霊によるのか不具合か
の区別はできました。
自分は幽霊はひとつも怖くありません。
1対多にもまったく動じません。が、失礼なのは
明らかに青いことしてる私の方、ここで周囲の人が
理解できそうもない大立ち回りをして騒ぎをおこす
気持ちもなかったので、ここはひとつ、頭のおかしな
者を演じきりやりすごすことにしました。
北条ゆかりの霊の密度がどんどん濃くなるなか、
たんたかたーんとふざけた男のまま行進し城をあとに
しました。背中は汗びっしょりです。
お城では変な男から城を守ったと歓声があがった
かも。
機会あれば死ぬ前に一度は陳謝しにいかねば
と考えてます。
門前でひざついて一礼してる者がいたら私です。
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