≪環境品質の世界競争レベルへの対応≫
日本で本当にグリーン調達の意味を理解し実践し指導してる人は
信じられないほど少ない。そして将来も変わらないだろう。
これが業務を通して得た実感です。
世界的なグリーンラベルにEPEATというものがあります。
米国には政府関係機関にEPEAT認証合格製品を優先的に
購入することを命じるきまりがあります。
それは購入予算の95%にも達します。
有名な量販店BESTBUYホームページにはEPEATコーナー
があります。そこで販売中の製品の製造元をあげてみます。
①テレビ
SAMSUNG 11機種 LG 3機種
②ラップトップパソコン
SAMSUNG 4機種 MSI 2機種
③デスクトップパソコン
CyberPowerPC 5機種 HP 3機種 ソニー 3機種
Acer 1機種 Kaser 1機種 東芝 1機種
④モニター
デル 7機種 ASUS 6機種 AOC 2機種
HP 2機種 ViewSonic 2機種
⑤プリンター
HP 11機種 CANNON 7機種
日本メーカーの競争力はどう映りましたか。
政府関係機関限定とはいえ、学校など関連機関を含め裾野は広く
、需要規模は相当大きく、予算立案では経営的に無視できないはず
なのに、なぜこんなになってるのでしょう。
テレビ認証は、EPEATのHPでも韓国の2社以外の型式認証は
無いので、まさにこの2社の独占。
EPEAT市場を無視した場合、ホームセンターなどで安値競争を
して売るしかなくなります。
新聞等の報道によれば、4Kの登場により、従来品の価格圧縮が
起こり、一段と安値に拍車がかかってるようです。もう、4Kを
赤字解消できるほどたくさん売る以外にあとがなくなってきてる
これは窮地なのかもしれません。
プリンター業界はプルーエンジェルの洗礼を受けてることから
対応ができてるほうですが、EPSONの名前がないのは寂しい。
携帯電話やIPad等のタプレット(スレート型)パソコンはこれから
認証基準が作られるそうで、海外有名企業はぴりぴりしてる
に違いありません。
************************
なぜ、日本企業はこんなに競争力が落ちたのでしょうか。
私はなにかを指導する立場ではありません。
まあ、ひとり言と聞き捨ててください。
1.法律遵守以上の明確な努力が必要な事にまだ気づいてない。
既に世界市場での競争における環境品質は、法律を超えた品質
に移ってます。法律だけを守り続ける以上、何年たっても
そこに手は届きません。
各社共法律以上の努力は多少してますが、おまけ程度。
インターネットが普及して何年もたつのに、多くのキーマンが
気づけてないのは、いまだパソコンを情報入手に使い
こなせてないと思うしかありません。
2.含有物質情報の伝達さえ達成できればほぼ成功と誤解してる
上の状況の日本が作った伝達システムなどアジアでも相手に
されないと思いませんか。法規制の権威や、化学知識の権威、
が寄り集まっても、法規制と本当に競争に必要な環境品質の
差を埋めることはできません。法規制対応すら後追いだし。
それは過去の業界活動が証明しているように思えます。
3.この分野はそもそも人材に恵まれにくい。社内からの干渉
が少なく、社内の離れ小島になりがちで様々な弊害を生む
この分野は人事上は技術系人材の墓場で、私も例外では
ありません。決してエース級が投入される職場じゃない。
法規制の意味も知らないで含有調査依頼したり、いろんな
専門用語に振り回されてる人は少なくありません。
依頼と回答を見て、その調査の意味を他人に説明できない者
もいます。こんな状態でも追求されにくいのは関心すら持たれ
にくい離れ小島性にあるのかも。
それが未来の安泰につながらないのは確かです。
法律を超えた自主規制がどの程度厳しく、今の流通材で実現
するのにどれくらい困難か正確に理解する力量は、どこにも
教科書はありません。パイオニア精神で荒野を切り開き、
情報を集め経験を重ねた者だけが身につけれます。
そういう人材があなたの社に何人いますか。
いろいろ書くと角が立ちすぎるため、なるたけオプラートに
包んだ表現にしましたが、日本企業がサバイバルするためには
もはや覚悟を決め自立するしかない。
これは日没ではなく次の夜明けへの準備です。
日本で本当にグリーン調達の意味を理解し実践し指導してる人は
信じられないほど少ない。そして将来も変わらないだろう。
これが業務を通して得た実感です。
世界的なグリーンラベルにEPEATというものがあります。
米国には政府関係機関にEPEAT認証合格製品を優先的に
購入することを命じるきまりがあります。
それは購入予算の95%にも達します。
有名な量販店BESTBUYホームページにはEPEATコーナー
があります。そこで販売中の製品の製造元をあげてみます。
①テレビ
SAMSUNG 11機種 LG 3機種
②ラップトップパソコン
SAMSUNG 4機種 MSI 2機種
③デスクトップパソコン
CyberPowerPC 5機種 HP 3機種 ソニー 3機種
Acer 1機種 Kaser 1機種 東芝 1機種
④モニター
デル 7機種 ASUS 6機種 AOC 2機種
HP 2機種 ViewSonic 2機種
⑤プリンター
HP 11機種 CANNON 7機種
日本メーカーの競争力はどう映りましたか。
政府関係機関限定とはいえ、学校など関連機関を含め裾野は広く
、需要規模は相当大きく、予算立案では経営的に無視できないはず
なのに、なぜこんなになってるのでしょう。
テレビ認証は、EPEATのHPでも韓国の2社以外の型式認証は
無いので、まさにこの2社の独占。
EPEAT市場を無視した場合、ホームセンターなどで安値競争を
して売るしかなくなります。
新聞等の報道によれば、4Kの登場により、従来品の価格圧縮が
起こり、一段と安値に拍車がかかってるようです。もう、4Kを
赤字解消できるほどたくさん売る以外にあとがなくなってきてる
これは窮地なのかもしれません。
プリンター業界はプルーエンジェルの洗礼を受けてることから
対応ができてるほうですが、EPSONの名前がないのは寂しい。
携帯電話やIPad等のタプレット(スレート型)パソコンはこれから
認証基準が作られるそうで、海外有名企業はぴりぴりしてる
に違いありません。
************************
なぜ、日本企業はこんなに競争力が落ちたのでしょうか。
私はなにかを指導する立場ではありません。
まあ、ひとり言と聞き捨ててください。
1.法律遵守以上の明確な努力が必要な事にまだ気づいてない。
既に世界市場での競争における環境品質は、法律を超えた品質
に移ってます。法律だけを守り続ける以上、何年たっても
そこに手は届きません。
各社共法律以上の努力は多少してますが、おまけ程度。
インターネットが普及して何年もたつのに、多くのキーマンが
気づけてないのは、いまだパソコンを情報入手に使い
こなせてないと思うしかありません。
2.含有物質情報の伝達さえ達成できればほぼ成功と誤解してる
上の状況の日本が作った伝達システムなどアジアでも相手に
されないと思いませんか。法規制の権威や、化学知識の権威、
が寄り集まっても、法規制と本当に競争に必要な環境品質の
差を埋めることはできません。法規制対応すら後追いだし。
それは過去の業界活動が証明しているように思えます。
3.この分野はそもそも人材に恵まれにくい。社内からの干渉
が少なく、社内の離れ小島になりがちで様々な弊害を生む
この分野は人事上は技術系人材の墓場で、私も例外では
ありません。決してエース級が投入される職場じゃない。
法規制の意味も知らないで含有調査依頼したり、いろんな
専門用語に振り回されてる人は少なくありません。
依頼と回答を見て、その調査の意味を他人に説明できない者
もいます。こんな状態でも追求されにくいのは関心すら持たれ
にくい離れ小島性にあるのかも。
それが未来の安泰につながらないのは確かです。
法律を超えた自主規制がどの程度厳しく、今の流通材で実現
するのにどれくらい困難か正確に理解する力量は、どこにも
教科書はありません。パイオニア精神で荒野を切り開き、
情報を集め経験を重ねた者だけが身につけれます。
そういう人材があなたの社に何人いますか。
いろいろ書くと角が立ちすぎるため、なるたけオプラートに
包んだ表現にしましたが、日本企業がサバイバルするためには
もはや覚悟を決め自立するしかない。
これは日没ではなく次の夜明けへの準備です。