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ご来訪に感謝 2009-06-08

2009-06-08 | 日録

 拙ブログへのご来訪に、心より感謝しています。
 エントリをしない日も、多くの皆さまにおいで戴いています。恐縮致しますとともに、どうして「こんな」ブログに、かくも多勢の皆さまがお越しくださるのか、ちょっと当惑の思いもございます。
 「こんな」ブログと申しますのは、このブログは、立派な論説を張ってもおりませんし、面白い内容でもなく、運営者来栖の備忘録・ファイルブックに過ぎないと認識しているからでございます。ひたすら来栖の使い勝手のよいように設定していますし、〈つぶやき〉〈独白〉を綴りますときは、閲覧くださる眼を意識していません。意識する余裕がない、というのが正直なところです。
 似たようなお話しをさせてください。
 8年前になりますが、弟藤原(勝田)清孝との永訣は、当然日常生活の上でも大きな変化をもたらしました。一つには、それまで清孝に宛てて書いていました手紙ですが、その習慣が失われました。空に清孝がいるような気がしまして、また風や鳥になって訪れてくれているような気がしまして、ぼんやりそちらに意識を向けていました。
 そんな私を息子が案じてくれまして、ホームページを立ち上げてくれたのでした。当初はワードで『天国の清孝へ』手紙を書き、息子がHPへアップしてくれていました。私にはビルダーの使い方も何も分からなかったのです。年に1回程度の更新でした。そしてほんとにおかしなことですが、ネット上に公開されているものなのに、そういう自覚は欠落しており、100%私信という意識で書いていました。ただ、100%私信と申しましても、私どもには、清孝の生前から全くの2人きりという経験はありませんでした。発受する書信には必ず検閲がありましたし、接見にも刑務官が同席しました。そういうプライベートに慣れっこになってしまい、いつだったかの接見の際、刑務官が所要で席を外しましたら、私どもは初めての2人きりにドギマギしてしまい、会話が出来なくなりました。係官が戻ってきまして、やっと安心して会話を再開したようなことでした。そのような私どもの「100%」でございます。
 やがて息子が大学卒業し、勤務地の近くに一人暮らしを始めたいと言い出しました。そのため私も、HPを自己管理せざるを得なくなったのでした。HPのやり方が少しずつ分かるにつれ、更新の頻度も増えてゆきました。アクセス数も増えます。そのころになって、やっと「公開」ということに気付いたのでした。「私信」ではないぞ、と。
 こんな具合で、世間の只中にいながら平気で独りの世界にいるような、どこかぼんやりした、欠落したところが私にはあるように思います。
 ところで、この1週間のアクセス状況ですが、HPのアクセス解析から気付いた点を書いてみたいと思います。拙HPへのアクセス元の最多はウィキペディアですが、この1週間で目につきましたのは『法務省、2人の死刑執行 久間三千年死刑囚と高塩正裕死刑囚』からのアクセスの多さでした。「今頃、なぜ?」と訝しく感じていましたが、やっと、足利事件の冤罪報道に因るのでは、と気付いたのです(・・・そのため追記しました)。⇒ 足利事件 菅家さん「私は無実、人生返して」  和歌山毒カレー事件確定判決は、大丈夫か  
 足利事件菅家氏の再審決定報道に接し「和歌山カレー事件は大丈夫か」と私は書きましたが、故久間三千年さんの死刑執行にも多くの方が問題を感じられたということでしょう。以前、安田弁護士さんが「冤罪で亡くなっている人たち。累々とした山になっているのでは・・・」といった意味のことを言われたことを今思い出しています。
 足利事件で騒ぎたいだけ騒いだマスコミは、昨日からは、秋葉原殺傷事件で騒いでいます。一人の人を凶悪犯として指定し騒ぐだけでは社会は何一つ変わってこない、という安田さんの意見に私も同意します。
 昨日まで連載されていた【裁判員を担う~少年事件】(中日新聞)のなかに、次のようなコンテクストがありました。 
 “少年事件の裁判員裁判で、教育か刑罰かを判断する時、殺人の被害者が複数いるなど「結果の重大さ」に、大きく影響されるのではないかとの声もある。
 少年法に詳しい千葉大法科大学院教授の後藤弘子は言う。「犯罪の結果をもちろん、抜きにしては考えられない。しかし、社会のゆがみの犠牲になって重大事件を犯す少年も多い。少年の生い立ちや背景にあるハンディにも、裁判員は十分に目を向けてほしい」”
 秋葉原殺傷事件の加藤被告は、弁護人を除く総てとの接触を拒否していると報道されています。
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足利事件と同じDNA鑑定、92年の飯塚事件も再審請求へ
 1992年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑判決が確定し、昨年10月に刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚の弁護団が、今秋以降にも福岡地裁に再審請求する方針であることが5日わかった。
 久間元死刑囚は無罪を主張していたが、最高裁は2006年9月、DNA鑑定の信用性を認めた。弁護団は「足利事件」と同じDNA鑑定法だったこともあり、鑑定の不備を柱に再審を求めるとしている。ただ、当時の試料は残っておらず、DNAの再鑑定はできないという。
 久間元死刑囚は92年2月、小学1年の女児2人(いずれも当時7歳)を車で連れ去り、殺害して山中に遺棄した疑いで94年9月に逮捕された。遺体周辺から採取された血痕のDNA鑑定が一致したことが逮捕につながった。
 飯塚事件の鑑定法は足利事件と同じく、DNAの配列の一部だけを目で見るなどして調べる「MCT118型検査法」を採用。弁護側は「鑑定は不正確」として無罪を主張したが、最高裁は鑑定結果の信用性を認めた。(2009年6月6日03時10分  読売新聞)
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【来栖宥子★午後のアダージォ】のアクセス・ランキング
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