【都知事選2016】鳥越俊太郎氏“反撃”も、舛添要一氏の二の舞い? もし当選しても疑惑徹底追及か

2016-07-25 | 政治

鳥越氏“反撃”も舛添氏の二の舞い? もし当選しても疑惑徹底追及か
2016年7月25日 17時12分ZAKZAK(夕刊フジ)

 【2016大乱闘 都知事選】大乱戦の東京都知事選(31日投開票)は後半戦に突入した。民進党や共産党の推薦を受けるジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は、週刊文春が報じた「女子大生淫行疑惑」のマイナスイメージを払拭するため、野党幹部揃い踏みで応援を得るなどして反転攻勢に出た。ただ、鳥越氏が都知事になった場合、「舛添要一前知事の二の舞いになりかねない」との見方がある。疑惑について、都議会で徹底追及を受ける可能性が高いためだ。
 「私は真実と事実を、しっかり見極めて正義を貫いていく」「(都政に)反安倍の政権を立てる。反安倍の旗を立てる!」
 鳥越氏は22日夕、東京・有楽町のイトシア前での街頭演説で、こう強調した。文春報道を意識したことは明らかだが、ジャーナリストとして、自らを直撃した疑惑について、有権者に説明責任を果たすことはなかった。
 イトシア前には江戸時代、「大岡越前」で知られる南町奉行所があった。具体的証拠も示さず「真実」「事実」「正義」などと語っても、お奉行様は決して、「これにて、一件落着!」とは言わないだろう。
 注目の応援演説には、民進党の枝野幸男幹事長や、共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治幹事長、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表、それに地域政党の東京生活者ネットワーク、西崎光子代表という、野党5党幹部が駆け付けた。
 鳥越陣営は当初、無党派層を取り込もうと、「政党色」を薄めようとしていたが、「文春砲」の第2弾も指摘されるなか、野党の組織力を総動員して反撃に打って出るつもりのようだ。
 だが、鳥越氏が都知事に当選しても、さまざまな混乱が予想される。
 まず、都議会で「淫行疑惑」が取り上げられる可能性が高い。
 鳥越氏側は「事実無根だ」として、公選法違反罪(選挙妨害)や名誉毀損罪で、文春側を刑事告訴したが、都議会は自民、公明の両会派が過半数以上を占めている。「知事野党」となった両会派を中心に、鳥越氏が1300万都民のトップとしてふさわしいかどうか、2020年東京五輪のホスト役として適任かどうか、確認するのは当然といえる。
 ある都議は「文春があれだけ報じている以上、鳥越氏が知事になれば、都議会でも取り上げざるを得ない」と語る。
 都議会の代表質問や一般質問だけでなく、猪瀬直樹元知事や、舛添要一前知事を辞任に追い込んだ、「一問一答」形式の総務委員会が注目される。文春が報じた、鳥越氏と女子大生の富士山麓の別荘での出来事について、厳しい追及が行われそうだ。
 鳥越氏は疑惑について、「弁護士に一任したので、それ以上のことは言うつもりはありません」と繰り返している。これは、舛添氏が記者会見などで「政治資金に精通した弁護士に調査を依頼している」として、「政治とカネ」の疑惑について、説明を避けたのとよく似ている。
 このため、インターネット上では、「既視感?」「舛添氏と一緒か」「自己弁護のための方便」「二の舞いだ」といった感想が飛び交っている。
 「鳥越知事」には、革新都政の再現も懸念される。
 東京では、マルクス経済学者として知られた大学教授、美濃部亮吉氏が1967年、社会党と共産党の推薦を受けて出馬して初当選し、79年まで都知事を3期務めた。
 美濃部氏は都民に人気はあったが、東京外環道の建設をストップさせて、後に「都内の交通渋滞を激化させた」として批判された。都庁の人件費は増大し、都の財政を悪化させて、膨大な赤字を招いたことでも有名だ。
 自民党のベテラン都議は「鳥越知事が誕生すれば、事実上、都庁に赤旗が立つことになる。共産党が都政に関われば、あらゆる施策が見直され、混乱は必至だ。鳥越氏は『がん健診受診率100%実現』を公約に掲げているが、一体どれだけ莫大(ばくだい)な予算がかかるのか」と語る。
 ともかく、鳥越氏が都知事選を継続する以上、疑惑と政策について、説明責任を果たすことが求められる。
 ◎上記事は[livedoor・NEWS]からの転載・引用です
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