埼玉少女連れ去り事件 寺内樺風容疑者「ニュースで少女の保護知り電車で逃げた 死にきれなかった 警察呼んで」2016/3/31

2016-03-28 | 社会

逮捕の男「ニュースで少女の保護知り電車で逃げた」
NHK NEWS WEB 2016/4月2日 4時37分
埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒が連れ去られ、2年ぶりに保護された事件で、逮捕された23歳の男は少女が保護された日、「秋葉原に行く」と言って出かけたあと「ニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
この事件はおととし3月、埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒の行方が分からなくなったもので、15歳になった少女は先月27日、東京・中野区の寺内樺風容疑者(23)が住むマンションから逃げ出し、2年ぶりに保護されました。
警察によりますと、この日、寺内容疑者は「秋葉原に行く」と言ってマンションを出たあと所在が分からなくなり、翌28日の未明、静岡県伊東市の山あいでカッターで首を切って血を流した状態で見つかり、31日、未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、静岡に向かった経緯について、寺内容疑者が「東京都内にいたときニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
寺内容疑者は身柄を確保されたとき、現金と運転免許証、それにレシートの裏に「大変な事件を起こしてしまった。家族に申し訳ない」などと書かれたメモを持っていたということです。
警察は逃走の詳しい状況を調べるとともに、2年間にわたって少女を監禁していたとみて実態の解明を進めています。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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 産経ニュース 2016.3.28 13:18更新
【埼玉失踪少女保護】「死にきれなかった。警察呼んで…」と血だらけの寺内容疑者 就職先も決まり、周囲は「まじめ」「感じのいい人」
 「死にきれなかった。警察を呼んで」。平成26年3月に行方不明になった埼玉県朝霞市の中学3年の女子生徒(15)が東京都中野区内で27日に保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで指名手配され、身柄を確保された寺内樺風(かぶ)容疑者(23)は静岡県伊東市の山間部で血だらけになりながら、通行人に警察への通報を頼んだ。今月、千葉大工学部を卒業したばかりで、就職先も決まっており、在学中に米国で自家用機操縦の免許を取得していた。容疑者を知る人によると「感じのいい人」「まじめだった」という。
 28日午前3時すぎ、静岡県伊東市十足の県道で、新聞配達員の男性(42)は手を挙げて立つ寺内容疑者をみつけた。頭、顔、ズボン、軍手が真っ赤な血で染まっていた。
 「どうしたんだ?」。乗っていたスクーターを停止させて尋ねると、寺内容疑者は「死のうと思ったが死にきれなかった。警察を呼んでほしい」と震えるようなか細い声で話した。
 寺内容疑者は黒い上着に茶色っぽいズボン姿で、小さいカバンを抱えていた。当時は小雨が降っていたが、傘は差していなかった。
 その後、警察が到着し寺内容疑者に事情聴取している際、寺内容疑者の上着のポケットからカッターの刃のようなものが見えたという。男性は「顔や軍手も血だらけで怖かった。まさかあの事件の男だったとは」と驚いた様子だった。
 現場は寺内容疑者の自宅がある東京都中野区から約100キロ離れ、伊東市の中心地から南に約6キロの山間部。民家は周辺に数軒ある程度で、通行量は少なく住人以外は夜間、行き来しない地域だという。
   *  *
 寺内容疑者は平成23年4月に千葉大に入学、工学部情報画像学科でデータ解析について学んでいた。ゼミの担当教授によると、授業にきちんと出席して成績も悪くなかったといい、「普通の学生で不審な点はなかった」。
 大学などによると、寺内容疑者は24年10月から1年間休学してカナダに留学するとの計画書を提出。目的は航空免許の取得と語学力の向上としていた。
 寺内容疑者は米カリフォルニア州にあるパイロット養成学校に平成25年4月下旬から約4カ月間在籍。同年夏ごろに米国で自家用機操縦のライセンスを取得していた。
 養成学校の東京事務所スタッフは「普通に勉強して対策し、試験を受けて合格したというだけ。あまり個人の印象なので言えない」と述べた。
  *  *
 寺内容疑者が今年2月ごろに東京都中野区のマンションに引っ越すまで住んでいたとみられる千葉市稲毛区のマンション。住人の男性は「いつも1人だった。元気にあいさつする青年だった」と驚いた様子で話した。
 男性は昨年12月に引っ越してきて、同じ階に住んでいた寺内容疑者とみられる男と数回すれ違ったことがあるという。
 「友達などといるところは見たことなく、部屋から騒ぎ声も聞いたこともない。コンビニ袋を持っていることがあったが、1人分の食べ物程度だった。女の子が閉じ込められているなんて知らなかった」と述べた。
  *  *
 寺内容疑者は大阪府池田市出身。実家には身柄確保の前日の27日、埼玉県警の捜査員が訪れていた。「まさかあんな事件を起こす人が住んでいたなんて」。周辺の住民らの間には驚きと衝撃が広がった。
 実家は閑静な住宅地にある一軒家で、敷地内に建物が2棟ある。報道陣十数人が集まる中、27日午後10時50分ごろ、県警の男性捜査員が姿を見せた。チャイムを押しても応答がなく、玄関ドアの新聞受け越しに「埼玉県警です。ちょっといいですか」などと呼びかけ、3人が中に入った。
 28日未明には住人と中にいた捜査員とみられる男性2人がいったん外に出て、敷地内の別の建物に出入りする姿も見られた。
 近隣住民によると、実家は約20年前からあり、現在も両親らが居住。最近は寺内容疑者の姿を見かけることはなかったという。
 実家を貸していた隣に住む酒井英好さん(90)は、寺内容疑者の印象について「頭の良さそうな子だった」と振り返る。数年前、米ニューヨークに行くと言っていたのを覚えているといい、「賢いねんなあと言ったら、本人は『いや、いや、そんなことありません』と謙遜していた」という。
 近所に住む無職女性(75)は「最近は(寺内容疑者の)お父さんぐらいしか見かけなかった。ここに住んでいた人があんな大きい事件を起こすなんて…」。別の80代の無職女性は「報道陣がたくさん来て、(平成13年に発生した大阪教育大付属池田小の)児童殺傷事件を思い出した。事件を起こすような人が近所にいたなんて怖い」と声を震わせた。
 近隣の自営業男性は「子供がいたことさえ知らなかった。ニュースで見たが、ここら辺にも関係するとは」と驚きの表情。60代女性は「少女を狙った卑劣な犯罪。女の子がよく無事で帰ってこれた。それがとにかくよかった」と青ざめた顔で話した。
  *  *
 女子生徒を長く監禁していたとみられるマンションは千葉市稲毛区にあった。住人の男性は28日、「いつも1人だった。元気にあいさつする青年だった」と驚いた様子で話した。
 男性は昨年12月に引っ越してきて、同じ階に住んでいた寺内容疑者とみられる男と数回すれ違ったことがあるという。「友達などといるところは見たことなく、部屋から騒ぎ声も聞いたこともない。コンビニ袋を持っていることがあったが、1人分の食べ物程度だった。女の子が閉じ込められているなんて知らなかった」と述べた。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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岡山県倉敷市 女児連れ去り監禁傷害 藤原武被告に懲役6年6か月の判決 岡山地裁 2015/10/28
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