中日新聞 2020.4.14 Tue 朝刊 (13面)文化・人生のページ
ピンチをチャンス!と受け止めていこう。 八ツ塚実
〈今週のことば〉 青山 俊董
何十年も前、水飢饉のとき、愛の教育に生きた東井義雄先生の愛弟子の八ツ塚実先生が、「水のありがたさに気づくチャンスと受けとめていこう」とおっしゃった言葉が忘れられない。
コロナウイルスへの恐怖が、世界を震撼させている。ウイルスに人種差別も国境も何もない。つまらない人間の小さな是非のモノサシをかなぐり捨て、手をとりあい地球環境をどうすべきかを本気で考えるチャンスではなかなろうか。
地球ができて46億年、これを1年に換算して、現生人類が現れたのは12月31日の夜の11時過ぎだという。地球上で最も新参者の人類が登場して、地球環境を加速度的に悪くし、多くの弱小動物・植物を絶滅に追いこんでいるといえるのではなかろうか。
宇宙船地球号に乗りあわせた兄弟仲間達すべての幸せのために、人類はどうあるべきかを真剣に考えるチャンスと受け止めていきたい。
(愛知専門尼僧堂長)
◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)
* 新型コロナウイルス…ロックダウンで、澄んだ空気を取り戻した地球 コロナ問題と地球温暖化問題の間には明確な共通点 2020.4.13
----------------------
◇ 100万種 絶滅の危機 「生態系喪失 かつてない速度」国連警告 2019/5/6
-----------------------
* オホーツク海の流氷 今世紀末には消える可能性も 温暖化影響 2019.12.10 〈来栖の独白〉「造ったことを悔いる」と言われる神。なぜ主なる神は人類を創造されたのか。
---------------------------
* このアザラシ、海鳥、ウミガメを直視できるか プラスチック危機の恐るべき脅威 「プラスチック・クライシス」2019.11.20