リンゼイ・アン・ホーカーさん事件/市橋達也被告に無期懲役の判決/東京高裁 飯田喜信裁判長

2012-04-11 | 死刑/重刑/生命犯

市橋被告に高裁も無期判決 英女性殺害
2012年4月11日 12時31分
 千葉県市川市で2007年、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=を殺害したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた市橋達也被告(33)の控訴審判決で東京高裁は11日、裁判員裁判の一審千葉地裁判決に続き、明確な殺意を認定し、無期懲役を言い渡した。
 弁護側は「首を圧迫している認識はなかった」と主張していたが、飯田喜信裁判長は「被害者の体に回していた腕の感触から当然認識できたはずだ」と指摘。一審判決は「健全な社会常識にあった判断を示している」と述べた。(共同)
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市橋被告 2審も無期懲役判決
NHK NEWS WEB 2012/4月11日 10時44分
 5年前、千葉県市川市でイギリス人の語学学校講師の女性を殺害した罪などに問われている市橋達也被告に対し、2審の東京高等裁判所は「真摯(しんし)に反省しているとは言えない」と指摘して、1審と同じ無期懲役の判決を言い渡しました。
 市橋達也被告(33)は、平成19年、市川市でイギリス人の語学学校講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)の首を絞めて殺害した罪などに問われ、裁判では「殺すつもりはなかった」と主張しましたが、1審は「明確な殺意があった」として無期懲役を言い渡し、被告側が控訴していました。
 11日の2審の判決で、東京高等裁判所の飯田喜信裁判長は「被害者の首の骨が折れていた状況などから明確な殺意があったと認められる」と指摘しました。そのうえで「被告は、顔の整形手術を受けて2年7か月にわたって逃亡を続け、逮捕後に逃亡生活について書いた書籍を出版した。その印税で遺族への償いを申し出ているが、その目的は刑事責任を軽くするためで、真摯に反省しているとは言えない」と述べ、1審に続き、市橋被告に無期懲役を言い渡しました。
 上下とも黒い服装の市橋被告は、判決の言い渡しを終始うつむいたまま聞いていました。
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〈来栖の独白2012/4/11 Wed.〉
>その目的は刑事責任を軽くするためで、真摯に反省しているとは言えない
 ふ~ん。人の心の中が(裁判長には)わかるんだぁ、推認ではなく・・・。
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リンゼイ・アン・ホーカーさん事件 市橋達也被告弁護側、控訴/事実認定に不服 2011-08-02 | 死刑/重刑/生命犯 問題 
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〔リンゼイさん事件〕市橋達也被告手記『逮捕されるまで 空白の2年7ヶ月の記録』/吉村昭著『長英逃亡』2011-01-25 | 死刑/重刑/生命犯 問題
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