裁判員制度 「暴力団事件は除外を」検察官による除外請求

2009-07-20 | 裁判員裁判/被害者参加/強制起訴
【裁判員制度元年】「暴力団事件は除外を」 さいたま地検、初の請求方針
産経ニュース2009.7.18 07:35
 埼玉県ふじみ野市で平成20年4月、指定暴力団住吉会系幹部が射殺された事件で、さいたま地検は17日、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人)の罪で起訴した指定暴力団山口組系幹部の公判を、裁判員裁判の対象から除外するよう、さいたま地裁に請求する方針を明らかにした。地検によると、検察官による除外請求は全国初だという。
 地検はこの事件を暴力団の大規模な抗争事件とみており、裁判員裁判になった場合、裁判員に危害が及ぶ可能性があると判断した。
 起訴状によると、山口組系幹部の伊藤一也被告(39)は複数の山口組系組員と共謀して20年4月1日午前5時35分ごろ、ふじみ野市大井武蔵野の住吉会系組事務所の駐車場で、同組の鈴木敦嗣幹部=当時(35)=を射殺したとされる。地検によると多くの暴力団員が傍聴する可能性があるという。

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