永久保存の少年事件 15件 最高裁、各家裁に確認 2022/10/25

2022-10-25 | 少年 社会

永久保存の少年事件15件 最高裁、各家裁に確認

 神戸市須磨区で平成9年に起きた連続児童殺傷事件で、当時14歳で逮捕された加害男性の全事件記録を神戸家裁が廃棄していた問題を巡り、最高裁が事実上の永久保存とする「特別保存」に定められた少年事件の記録を確認した結果、全国の家裁に15件あることが25日、分かった。

【時系列でみる】神戸・連続児童殺傷事件をめぐる動き

 最高裁の内規では、一般的な少年事件の記録を、少年が26歳になるまで保存すると規定。史料的価値の高い記録や社会の耳目を集めた事件の記録など一定の要件を満たすものは26歳以降も「特別保存」として事実上、永久保存するよう定めている。 重大少年事件の記録の廃棄は、神戸連続児童殺傷事件以外にも、長崎県佐世保市で平成16年に小6女児が同級生に殺害された事件や、12年に愛知県豊川市で当時17歳の少年が夫婦を殺傷した事件など、各地で判明。 最高裁は当初、神戸の事件の記録廃棄について、当時の状況が不明なことから「廃棄の判断が適切であったかは最高裁として見解を述べることを差し控えたい」としていたが、改めて各家裁の少年事件記録の取り扱い状況を確認する必要があると判断したもようだ。

  最終更新:産経新聞


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