堂林翔太 プロ1号はバックスクリーン決勝弾

2012-04-26 | 相撲・野球・・・など

堂林プロ1号はバックスクリーン決勝弾
 <阪神0-1広島>◇24日◇甲子園
 やはり甲子園が似合う。3年目の広島堂林翔太内野手(20)が、阪神戦でプロ初本塁打。0-0の8回1死、メッセンジャーのスライダーをバックスクリーン右にたたき込んだ。09年夏の甲子園決勝で右中間スタンドに運んだ1発をほうふつさせた決勝弾。あえて「甲子園のときの自分は忘れてほしい」と宣言し、また1つステップを上がった。
 静寂に包まれた。0-0の8回1死走者なし。試合を決めたのは、堂林だった。メッセンジャーの外角スライダーに踏み込んでフルスイング。大和がフェンスの前でボールの行方を探していると、二塁塁審の手が大きく回った。まさに値千金の1発に「低かったので、入ると思わなかった。思い出の地でもあるので、ホームランが打てて良かった。(右方向の打球は)自分の特徴が出た」と驚きながらも喜んだ。
 前カードの中日戦では12打数1安打と不振に陥っていた。11打席ぶりの安打が、決勝アーチ。聖地で再び輝いた。中京大中京時代、3年夏に4番兼エースで09年夏の甲子園を制した。決勝の日本文理戦で右中間への2ランを放っていたが、「今はプロでやっているので、アマのときは関係ない。甲子園のときの自分は忘れてほしいくらいです」と別れを告げていた。
 開幕スタメンでプロデビューしたが、期待とともに大きなプレッシャーがかかっている。春季沖縄キャンプ中に、野村監督が球団首脳に「えこひいきになるかもしれないけど、堂林を使って良いですか」と直訴。そこから、シーズンに入っても二人三脚は継続されている。使われ続けて「4番三塁」を任されるまでになった新井貴(現阪神)と同じ道を歩んでいる。
 予兆はあった。5回1死一塁の場面で失策を犯した。「守備で足を引っ張っているので、取り返すのは打つしかない」と胸に秘めた。リーグワースト5失策も、ミスした4試合すべてで安打を放つ、精神力を持っている。キャンプから付きっきりで指導し、開幕から全試合で起用している野村監督は「エースに迷惑をかけたが、あそこで打ったのは良かった。素晴らしい打球だった」と称賛。スター街道へ、さらに突き進む。【鎌田真一郎】
 日刊スポーツ[2012年4月25日6時58分 紙面から]
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